MLB東京シリーズに向け、シカゴ・カブスの今永昇太（31）と鈴木誠也（30）が14日、全体練習前に公式記者会見に臨み、開幕投手を務める今永は「非常に光栄な気持ちと同時に、これだけ注目されているということは、過去のMLBに挑戦されてきた先輩方の功績のおかげ」と心境を語った。 カブスは15日に阪神と、16日には巨人とプレシーズンゲームを行い、18日、19日に東京ドームでドジャースとの開幕戦を迎える。今永は18日の第1戦に先発。対するドジャースは山本の先発が正式に発表され、メジャーリーグの開幕戦で日本人投手対決が実現する。 2年目を迎える今永は、記者から「アメリカでの生活を1年間経験されて、自身で変わったなと感じる部分は？」の質問には、「こんなにユーモアがある人間だったのかなっていうのは、自覚していますし、、」と自身のことを振り返って会場を沸かせ、「でもそれは鈴木選手の存在もすごく大きくて、やっぱり日本人がいる。悩んだらどうだったと聞けるそういう存在がいることが、野球選手でなくてもいい瞬間があるっていうのはすごく嬉しくてそこに救われたなとは感じてますね」とメジャーリーガーの先輩である鈴木に感謝の気持ちを述べた。

「昨日もカブスの選手と一緒にパーティーをやりましたけれども」と到着初日の夜を振り返り、「すごく日本の文化に興味を持ってくれて、日本っていろんなご飯も文化も楽しいところがたくさんあるんだなと思ってくれて、すごく嬉しいです」とチームメイトの“おもてなし”にも手ごたえを感じたようだ。 第1戦はカブス・ホームで行われる。ドジャースの大谷翔平（30）が「1番・DH」で先発すれば、1回表にいきなり“今永VS大谷”が実現。昨年はルーキーとして本拠地開幕戦でメジャーデビューし、見事初勝利を挙げた今永。2年目は、チームのエースとして開幕戦のマウンドに立つ。 ■MLB東京シリーズ（東京ドーム） プレシーズンゲーム 15日：カブスvs阪神、ドジャースvs巨人 16日：ドジャースvs阪神、カブスvs巨人 開幕シリーズ 18日：ドジャースvsカブス 19日：ドジャースvsカブス