ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
すいません。遅れました。ごめんなさい。
オープンキャンパスに行ってました。大学ってすげーわって改めて思いました。
そして18日から28までおばあちゃんの家に行きます。更新できるように頑張ります。
ちなみに香川です。
はい。そして次の日。起きて時計を見ると、9時でした!
僕は遅刻しました!もう行かなくていいかな?
けどそんなことを堀北がさせることもなく、俺の部屋にチャイムが鳴った。あー終わった。
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「それで何か言うことある?」
「はい。申し訳ございませんでした」
俺たちはもう寮の前にいて、堀北にも説教を受けていた。
堀北はてっきり制服で来ると思ったが、以外にも私服だった。
無地のシャツを着て、その上に赤色のカーディガンを着ている。そしてチェック柄のスカートを履き、靴下はハイニーソにしていた。
普通に可愛い服装だった。てかオシャレだ。
俺はというと普通にパーカーを着てジーパンを履いてるだけだ。オシャレじゃないとか言うなよ。これこそ一番着やすく安定の服装だろ。
てか俺説教受けてるんだったな
「まあ許してあげる。ほら時間もないんだしさっさと行くわよ」
堀北はスタスタと歩いていってしまった。
俺も堀北の歩幅に合わせようと小走りで堀北に向かっていった。
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どでかい煙突!男と女と描かれた暖簾!そうここは銭湯だ!
俺はちっちゃい頃にお風○の王様ってところに行ったことはあるが、銭湯は実質始めてだ。テンションが上がらない俺も結構上がっている。
「銭湯好きなの?」
「ん?あぁ、まあな俺も日本人ってことだな」
「死体がお風呂好きなのね」
おい、こいつほんと一言余計だな。
しかもこいつの発言本音だから余計傷つくんだよ。
「それじゃあ次行くわよ」
「え?入っていかないのか?」
「何を言ってるの?銭湯に入りに来たわけじゃないのよ。施設を周りに来たのよ」
まあ、そりゃそうだが入ってからでもいいじゃないか。
まあ今度一人で入りに行くか
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俺たちは今ショッピングモールに出かけている。ショッピングモールにはファンションやフードコートやちょっとしたゲーセンやおもちゃなどが売っていた。ここのショッピングモールでもらら○ーとみたいな施設なんだな。
俺たちは色々回った。ゲーセン、カラオケ、ボーリング、映画。娯楽施設を主に見て回った。決して俺たちが行きたいっていうわけじゃない。お前らにわかるように言ってやる堀北がこんな女の子らしいと思うか?
「比企谷くん、なんで今鼻で笑ったのかしら?」
「いや、なんでもない」
堀北は鋭い目で俺のことを見ていたが、俺はすぐに目をそらした。
危ない危ない。こいつは勘が鋭いんだったな。
俺らはショッピングモールも回り終わったので3階から1階に降りて帰るところだ。俺的には朝から何も食べてないのでフードコートなんか食べたかったが、堀北が帰るわよ、と言ったため俺らは帰ることになっている。
そして俺は少し堀北に聞きたいことがあった。
「なあ堀北」
「何?」
堀北はこちらを向かずスタスタと歩いて1階に向かうエスカレーターまで歩いていた。
「お前櫛田となんかあったのか?」
「え?」
堀北は今日初めての動揺していた。
そう俺はずっと気になっていた。櫛田、あいつには裏の顔があった。なんとなくわかっていたが、堀北を特に嫌っているそれは理由があるんじゃないかと思っている。堀北が櫛田に何かしたとも思えない、となると櫛田が何かしたと推測する。まあ、ほっといてもいいんだが何か胸に残る。まあ、あいつが俺に危害を加えるようなら潰すが。
「それはどういう意味?」
堀北の顔はもう動揺なんてしておらず、無表情で俺の方を見ていた。
あまり俺の方を見ないで欲しいです。なんか見透かされてるようで怖いです。
「普通にだ、お前櫛田のことになると嫌がるからな。なんかあんのかなと思っただけだ」
俺らはエスカレーターに着き2階へと降りて行った。
俺が前、堀北が後ろ立った。俺は堀北の方を向いてるのも恥ずかしいので俺は前を向いて話してくれるのを待っていた。
そして、エスカレーターに乗って残り半分の時に口を開いた。
「ねぇ比企谷くん。あなたは人から嫌なオーラを放たれてるのにその人を好きで入れる?」
俺らは2階に着きそのまま隣にあるエスカレーターで1階まで降りる。配置はさっきと一緒だ。
「ん?あー、それは俺の場合ならそいつとなるべく関わりたくないな。結果的には好きではいれないな」
俺も答えて1階に二人とも降りた。
そして出口まで歩いていく。
「そう、それと同じ感情よ」
「櫛田にお前が何かしたのか?」
堀北は下を向いて話そうとは......いや話したくないんだろう。
俺にも話したくない過去の1つや2つある。
それを無理やり聞くほど鬼畜でもない。
「いやいい、話したくないなら話さなくていい」
「あまりこれは話したくないものだから」
俺は少し驚いていた。
堀北も人間らしいところも持っていたなんて!
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「なあ堀北、そろそろ解散にしないか?」
俺たちはほとんどの施設を回ったし、帰ろうとしていたところだった。時刻は17時何も食べてない俺は本当に腹が減っていた。
堀北は俺に拷問してるのかと思った。いや、いつでも拷問してますか!
「そうねここら辺でいいかしら」
堀北はわけがわからんことを呟いて、寮に帰る時にあるベンチに座り、バックから何やら青い布にくるまった四角い物をを出してきた。
なんだ!何が出てくる?怖い。爆弾か?
しかし中身は意外にも弁当、しかもなかなか大きい。俺への当てつけか?ひどい、ひどすぎる。
俺も見せつけられるぐらいなら帰ろうとした時。
「ちょ、ちょっとどこ行くの?」
「ん?いやお前俺に見せつけて弁当食べるんだろ?ならどっかで食べてから帰るわ」
俺は恨めしそうに堀北を見てから帰ろうとしたら堀北に袖を掴まれてしまった。堀北はなれないことして恥ずかしいのか顔を下に向けていた。
あぁデジャブ感がすごいな前にあったなこういうの、なんだっけ?
しばらくすると顔を上げた。堀北の顔はほんのりと赤くて目をこちらに合わせていなかった。
「......比企谷くん。一応学校内を動き回ると思って多めに作ってしまったのだけれど、あなたもよかったら食べていく?」
堀北の以外の言葉に俺はどうな顔をしていたのかもわからない、けど摩訶不思議なものを見る顔で見ていたと思う。
あの堀北が一緒に食べるだと?嘘だろ、明日は雪でも降るんじゃないか?いや、毒が入ってるともありえるな。「秘密を知られたからにはただではおかさない」とかありそう。
俺が弁当とにらめっこしていると堀北は先ほどの青い布を取り出し弁当に包もうとしていた。
「そう、そんなに疑うなら食べなくていいわ。借りを返すためにわざわざ作ったのに」
堀北が怒っている!
しかも最後の方の「かり」って言うのはかろうじて聞こえたがその後の言葉は聞こえなかった。刈り上げ?いや違う、カツアゲか!
「あ、いや俺も腹減ってるしな、堀北がその弁当残したらもったいないしな。......だから食べてもいいか?」
俺は頭をかきながらそう答えた。
照れくさかったんだろう。あーだから小町ちゃんに捻デレって言われんのか。小町ちゃん勝手に変な称号つけないでね。
すると堀北は少しホッとしたような顔をして、弁当を開けた。
俺も立って食べるのも失礼だし、わざわざベンチにスペースを空けてくらてるし、これは座ってもいいのか?いいよね?座るよ!
左から堀北、弁当様、俺と言う順番に座っている。
弁当様の中身はサンドウィッチだった。ざっと8個くらい入っている。しかし、卵焼きとか普通の弁当だと思ったがまさかサンドウィッチとは。いや嬉しいよ。美味しそうだし
「いただきます」
「い、いただきます」
堀北の後に続いて俺も言う。
どれどれ味はどうかな?俺は一番近くにあったサンドウィッチをとり食べた。
おおぉ、う、うめぇ。なんじゃこりゃ。やっぱり兄様に作るために磨いてるのかしらん?さすがブラコン。
俺は腹が減っていたのか、手を休めることはなかった。
おおぉ、こっちはハムと卵か、うめぇ。こっちは?こっちはハムとレタス。うめぇ
休まず食べているとサンドウィッチが喉に詰まってしまいむせてしまった。
「ちょっと、何やっているの?少しは落ち着いて食べられないの?」
堀北がやーいお茶のペットボトルをくれると、急いで流し込むように飲んだ。
ぷはぁぁ!あぶねぇ死ぬところだった。死んで、アクアかエリス様にあって異世界転生してたわ。......異世界転生したいなぁ。
「ありがとな、お茶」
「いえ、それはいいのだけれど。......いえ、代わりと言ってはなんだけれど、少し教えてくれないかしら?」
「なんだ?」
俺は4つ目のレタスと卵のサンドウィッチに手をつけた。
「綾小路くんって何者なの?」
堀北はサンドウィッチを食べるのをやめていて俺の方をしっかり見ていた。
そうきたか、まあ教えることはないんだけどな。けど綾小路にはムカついてるからな、一つ言っておくか。
「本人の了承がない限り喋れないがこれだけは言っておく。間違いなくDクラスで一番の不良品は綾小路だ」
俺はそれだけ伝え、サンドウィッチをまた食べ進めた。
てかうめぇなこれほんと。みんなも堀北のサンドウィッチ食べるときは1つ目に食べたハムと卵のサンドウィッチをオススメするよ!
「それはどういう意味?」
「さあな」
堀北は考えようとしていたが、多分回答にはつかないだろう。
あいつは特殊だ、あいつが手に塩をかけて作り出した最高傑作。
そして俺は......。
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18時
俺たちはサンドウィッチを食べてベンチで座っていたのだが。急に俺は堀北にお茶をくれたお礼をしたくなり、自動販売機に向かっていった。なんで急にいったかというと、別に気まずくなって逃げてきたわけではない。俺は善人なのでお礼を仕返そうと思っただけだ。
ちなみにサンドウィッチを6個食べました。堀北さんちょっと怒ってました。
「どうすっかな。まあマッカンでいいか。うまいし」
俺は自動販売機でお金を入れ、マッカンを2つ買って堀北のところに歩いて向かった。
すると堀北が座っていたベンチに男が3人ほど集まっていた。
堀北は目をつぶり鬱陶しそうにしていて、男が「な?いこうぜぇ」とか言っていた。
はぁどこにでもナンパっているもんだな。
俺は漫画のような主人公ではない。漫画の主人公なら彼氏のフリをして助けに行くんだが、俺はそんなことはできない。だから......。
「なあ、いいじゃんかよ!遊ぼうぜ!」
「ちょっとだけ俺たちに付き合ってくれればいいからよ」
「な?な?行こうぜ」
男は堀北を強引に引っ張って行こうとしたら、堀北は目を開け綺麗な背負い投げを決めたのだった。
「がはぁ」
堀北の近くにあるのはベンチ。なので堀北が背負い投げした場所にはベンチがあり、相手はベンチに叩きつけられていた。
投げられた相手は気絶していて、ピクリとも動かない。
「こ、このアマ!!」
「やめろ!こんなところで手を出したらこいつには負ける。多分こいつには武道の嗜みがある。しかしこいつは俺たちに暴力を振るったんだ。どうゆうことかわかるか?」
「私に脅しが効くと思っているの?」
堀北は初めて口を開いた。途中からだから初めてかどうかわからないが、多分初めてだろうと思った。
「証拠はねぇんだ。ただ一方的に暴力を振るわれたと言えばどうなるかわかるか?」
「馬鹿ね、そんなの無理に決まってるじゃない、そこにはカメラ......「先輩方」え?」
俺はやっと声を出すことにできた。
堀北がナンパされてるところを見て、ステルスヒッキーを使い堀北の後ろにある茂みに隠れて、チャンスを待っていた。
「なんだお前?こいつの彼女とかか?」
「いやそんなんじゃないっスよ。まあクラスメイトです」
「んで?クラスメイトが何の用だよ」
ナンパ野郎は少し警戒してるのか、2人共俺のことをずっと睨んでいる。
「いや、いい話を持ってきたんですよ」
「いい話だと?」
「そうなんっスよ。俺、今の現場をカメラでずっと取っていたので、事を大きくするのはやめた方がいいかと」
俺は目の前で携帯を取り出し動画を再生させた。
バッチリこいつらがナンパして、引っ張っていこうとしているところが取れた。
「チッ!逃げるぞお前ら」
ナンパ野郎は気絶した奴らを連れて逃げていった。
ふぅ、怖かったぁぁ。堀北が反撃しなかったら、俺が堀北を連れ去るっていう作戦だったからな、よかった堀北が反撃してくれて!
「別に助けてくれなくてもよかったのに、そこにカメラもあったから学校問題になったとしてもあの人たちが罰せられるだけだもの」
「助けたつもりはねぇよ。マッカンがぬるくなっちゃうから早く渡したかっただけだ。ほら、さっきくれたお茶の代わりにマッカンのお礼だ」
俺はどかっとベンチに座り、堀北にマッカンをポイって投げた。堀北は運動神経が良いため軽々キャッチしていた。
俺は正直な事を口にした。別に堀北を助けるためじゃない。自分のためだ。
もし学校問題になったとする、そして前に先輩が言っていた裁判が起こったりする。その時にカメラだけの証言で勝てるとは100%と言い難い、カメラの位置も遠いため音声が入っているかどうかもわからない。そして男3人が堀北を囲んでいるため、男3人がどんな事をしているのかもわからない。そして一方的に投げたとなってもおかしくはないはずだ。それで堀北に退学されては困る。堀北は実際使える、こいつがいなくなると優秀な駒が消えてしまう。
確か俺は駒という言い方は嫌いなんだったな。やっぱり俺もあいつのせいでおかしくなってきてるのか。
「そう、ならお礼はいらないわね」
「あぁ、別にお礼なんて求めてない」
俺は正直に答えて、マッカンを開けた。
いや、やっぱりマッカンはうめぇ、サンドウィッチと一緒に食べたかったぜ!絶対相性抜群だったのにな。
「あとこのマックスコーヒーだけれど」
「あぁ、それうまいだろ?俺の一番好きな飲み物だ」
「前に飲んだのだけれど、このコーヒー甘すぎて飲めたもんじゃないわ」
堀北くん、全面戦争を始めようか。
めっちゃ長くなりました。
ここまで読んでくれてありがとう!
次回は中間テストまでの終わりまで書こうかな。
んで次回の次回はちょっと2巻はちょくちょくいらない要素をカットしていく予定だぜ!佐倉を八幡で助ける予定だす。
あと言っておくけど、軽井沢は清隆が助ける予定です。
まあ八幡が助けてもいいけど八幡ハーレムしすぎじゃね?笑