ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
比企谷八幡に変えました。俺ガイルがやっぱり好きで八幡を出して見たくなってしまいました。
注意 一人称が俺の時は八幡の視点
一人称がオレの時は清隆視点ですのでよろしくお願いします。
4月の中旬俺はいつものように、食堂で観察を続けていた。
1番の疑問だったのは、毎月10万ポイント振り込まれているのに、一クラスいやニクラス分の生徒が無料の山菜定食を食べているのだ。普通に金遣いが荒いのかと思ったがこの人数はおかしい。やっぱりこの学校は何かある。俺はコミュ障の力を振り絞り山菜定食を食べている一人の生徒に近づいた。
「あ、あの少しいいでしゅか?」
はい、お約束のように噛みました!もうこういうのでやめたくなるよね。そのまま走って立ち去ってやろうかな。
「うわ!?......お、おう」
男の生徒はこちらに振り返りすごく驚いたあと平然にしていた。
はい、そんなにビビりますかね?ちょっと傷つきますよ。泣いちゃいますよ。
「あの俺1年D組のマイケルって言うんですけど、ちょっと質問していいですか?」
「マ、マイケル?その顔でか?日本人じゃないのか?」
「はい、日本人じゃないです」
「そ、そうか。で、マイケル何が聞きたい。けど俺はそこまでお人好しじゃないからな。めんどくさい説明とかだったら答えないからな」
男の人は目の前にある山菜定食を食べ始めた。
俺はと言うと自分で名乗ったマイケルに吹き出しそうになっていた。
「それは承知の上です。とりあえず質問してもよろしいでしょうか?この学校はなんなんですか?」
男の生徒は山菜定食を食べていた手を止めた。ビンゴか。
「それはめんどくさい質問に入るな。すまないなマイケル帰って......」
「ねぇ?先輩、山菜定食美味しいですか?もし俺の予想が正しければ、山菜定食しか食べられないんですよね?ポイントがなくて。なぜポイントがないのか知りません。けど今の自分ポイントありますよ」
俺は先輩の言葉に割り込むように会話を切り出した。
コミュ障の俺がこんなに喋れるなんて成長したな〜。
「......いくら払う?」
「5000ポイントでどうだ?」
「......いや、5000ポイントはもらうが、俺とのある契約を結んでくれ、そうしたら話してやる」
まあ、5000ポイントだけで話してくれるほど甘くない学校とわかっただけでもよしとするか。なんの契約を結んでくるのか、けど後悔するなよ。俺と契約を結ぶということは悪魔と契約するということだからな。
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小テスト。そう今日俺たちは小テストを受けている。
問題は実に簡単で中学生の基礎問題ぐらいの問題で標準レベルの人でも軽く高得点を狙える問題だった。
俺はカリカリ進めていき、残り3問になった。残り3問はどう見ても難しい問題だった。先輩の言ってた通りだったな。
高一で解ける問題じゃない。
どうするか、解くか?それとも解かずに空白にするか?
うーんどうするか、小町ちゃーん助けてよー。
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小テストが終わり、放課後になった。
俺は学園で買ったラノベで暇を潰していた。てかこのすばとかいう小説面白いな。アニメ化したらしいから今度見てみるか。
綾小路は友達と遊びに行ったらしいが俺は行かなかった。てか誘われてもめんどくさいし、行かないし。べ、別に寂しいとか思ってないんだからね!
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そしてみんなは青春を謳歌していった。彼女を作ったやつや、彼女を必死に作ろうとするもの。こういうのを青春というんだろうか。
けど肝心のこの主人公の俺は目が腐っているし、根暗なため。青春を謳歌するのではなく、孤独を謳歌していた。
うん、やっぱり一人最高、最強。
しかもこの学校は月の初めの日に10万もらえるし、自分の金じゃないから、普通の高校生よりも贅沢に謳歌できるというものだ。
でも待って欲しい、人に奢ったり、相手にプレゼントするよりも自分のためにお金を使ったほうがいいと思う。
俺が中学生の時、お小遣いを貯めて相手の誕生日の日に、プレゼントを渡した。けど相手は「え?.........なんで私の誕生日知ってるの?......あ、いや、あ、ありがとう」って言ってきた。
プレゼントを受け取ってもらったあと俺は自分の布団で悶えた。
ってことになっちまうぞお前ら。
結論。青春を謳歌すると自分も火傷してしまう。
完璧な論文を考えながら俺は教室に入った。月初めのためみんな喜んで、騒いでいると思っていたが、辛気臭い顔をしながら騒いでいた。
うん。まあそうだよな。うちのクラスはな。
俺は綾小路の方に近づき、一応なにがあったか聞いてみた。
「あ、八幡か。今みんな騒いでいるのは月初めなのに10万ポイントが入ってないって騒いでるんだ」
まあ予想通りだな。
俺はポイントを確認しようと生徒手帳を見ていた。するとどういうことか何も振り込まれていなかった。
先輩の言葉だと「月初めの日絶対にクラスの奴が騒ぐ、それは振り込まれてるポイントの量が少ないからだ」
ポイントの量が少ないではなく俺らのクラスの場合は「ゼロ」
あーやばいな。俺らのクラスやらかしすぎだろ。まあ授業中なんてすごかったもんな。みんな遊び放題。こどもの国だった。
しばらくすると先生が教室に入ってきた。
「先生!ポイントが振り込まれてないんですが!」
山内が手を挙げながら先生に聞いた。
まあこのクラスのアホどもは聞くだろうな。
「いや、今月のポイントは振り込まれた。お前達のクラスだけ忘れられたわけでも、遅れてるわけでもない」
茶柱先生は無表情のまま言ってきた。
ん、なるほど生徒にわかるように、説明してくれてるな。
「え?......でも......なぁ?」
ほとんどの生徒はこの謎に気づいてなくざわざわし始めている。
いやお前ら気づけ、このくらい気づかなくてどうする。
「お前達は本当に愚かだな」
この一言でみんなは喋るのをやめた。
「遅刻欠席合わせて98回、授業中の私語や携帯を触った回数391回。ひと月で随分やらかしたものだ。
この学校はクラスの成績がポイントに反映される。その結果、お前らは振り込まれるはずの、10万ポイントを全てを吐き出した
入学式で説明した通りこの学校は実力で生徒を測る。そして今回のお前達の評価は0だった。
段々理解してきたか?お前達がなぜDクラスに選ばれたのか。
つまりDクラスは落ちこぼれが集まる最後の砦...お前達は不良品ってことだ」
茶柱先生は淡々と喋って言った。まあ先輩の言う通りだったしか言えないな。
そしてクラスポイントはDクラスは0ポイント。これは歴代のDクラスにもなかったと言う。だから先輩はポイントが少なくなるって言ったんだな。ポイントがなくなるとは思ってないわけだ。
その後先日の小テストの結果も張り出された。
中間期末で一科目でも赤点をとったら退学らしく、今回の赤点組はさすがに焦っていた。
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「比企谷、ちょっと話がある来い」
俺は茶柱先生に無理やり呼ばれ、渋々教室から出ることにした。
なんなんですかね?あの俺教室から出たら死ぬ病気持ってるんですけど。あ、プールも行ったし食堂もあったから通じねぇわ
ついていくと物置みたいな部屋に連れてこられた。
「ここで待っていろ。音を出したり、移動したりしたら即退学にする」
「は?」
「次はないからな」
俺はこんな横暴なことを聞いて声を出さずにはいられなかった。
なになに?音を出したり移動したら退学だと?まあずっとボケーっとしてるのは得意分野だけどな!
俺はしばらく何もせずボケーっと待ち続けることにした。
この部屋せめぇな。
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あ、ありのままを話すぜ!
俺はなぜが物置みたいな部屋の隣にある。わけのわからん部屋で茶柱先生、堀北鈴音、そして俺というわけのわからんメンバーで話していた。
俺はボケーっとしているはずだったが、隣の部屋にあの孤高の美少女、堀北がきた。
堀北は先生に物申してるようで、テストの点も面接も完璧なはずなのになぜ自分がDクラスなのかと言っていた。けど茶柱先生がいうには学力に優れたものが優秀なクラスに入れるわけではないという。
堀北は不満足そうに出て行きそうになった。
すると茶柱先生はこう告げた。
「あともう二人お前に関係がある人物を呼んでいたんだった」
二人?あと一人俺の他にも呼び出されたやついるのか。可哀想に
え?てかこの状況で出るの?マジで?この空気に入ってこれる人ってクズマさんぐらいじゃね?いやあのクズマさんでも行かないな。クズマさんだったらなんとか出ないように考えるよな。
俺もグズ谷八幡になります。逃げなきゃ!
「出てこなきゃ退学にするぞ」
なんて横暴なんだ!てか何この漫画展開!でも漫画ってなんで右から左に読むんだろうね。左ページが1ページ目だったら左から右だったのかしらん?
俺は渋々物置みたいな部屋から出て堀北と茶柱先生にご対面した。もう一人の呼び出しされた人物は...。
「いつまで待たせれば気が済むんスかね」
綾小路だった。
こいつ何やらかしたんだ?こいつが何かやらかすなんて思いつかないな......。
「それでは失礼します」
正体が俺たちと気づいた瞬間にもう帰ろうとしていた。
ひどすぎるこの子。俺には興味がないの?運命だと思ったのに。
てかキモいな俺
「堀北帰ってもいいがこれを聞いておけばAクラスに上がれる近道かもしれんぞ」
「少しだけ話を聞きましょう」
切り替え早いな。そんなにAクラス行きたいのかよ。まあえーかんじやな。はい、キモい俺!
「本当に面白い生徒だなお前達は。綾小路お前はテストの入試テスト全て50点。小テストも50点......これが意味するものがわかるか?」
「偶然って怖いスね」
綾小路は表情も変えず声色も変えずあくまで冷静に答えた。
いい答えだ。少しでも表情や声色を変えてしまうとすぐに嘘だとバレてしまう。メンタリスト、ダ○ゴみたいに鋭い人なら一瞬でわかってしまう。
綾小路あくまで偶然、全てが偶然だと言った。けど堀北も茶柱先生も全く信じる気はない。見ていればわかる。まあもちろん俺も偶然だとは思ってちゃいない。
けど俺は50点にせず少し優秀な生徒並みにテストを解いたから点数もまばらのはずだし、小テストも最後の3問も1問しか解かずに空白で出した。だから俺の点数だけじゃ俺が清隆みたいに才能を隠してるみたいには見えないはずだ。けどなぜ俺は呼ばれた。
「そして比企谷八幡。お前はこの学年の生徒でただ一人お前がやったことがある。お前は疑問を疑問のままにせず、先輩に聞くという方法をとった。これを行なったのはお前ただ一人だ」
そのことかよ。いや先生ストーカーですか?怖いんですけどなんで知ってるの?てか俺がマイケルって言ったことも知ってるの?それ聞かれてたら恥ずかしいよ!
「いやそれは、先生が回りくどい言い方が気になったというか、裏があるように感じたんですよ。けど、先生に聞いたところで、教えてくれないと思ったので、先輩に聞くことにしました。まあ、先輩に聞いたところであまり効果はなかったんですけどね。節約するぐらいしか」
堀北は驚いているようだったが茶柱先生も綾小路も全く表情を変えず、こちらを見ていた。コミュ障にこんなに喋らせないでね。結構メンタルきてるからね。
「私の言い回しは、完璧なはずだったんだがな。あの優秀な堀北さえも気づかなかったんだ。比企谷の洞察力は、高いものだと評価できるがな。まあ綾小路は、気づいてたかもしれないが」
「いや気づかないですよ。八幡はもともと捻くれてて、根暗で、目が腐ってるから洞察力にはかけてるんですよ」
「おい、目が腐ってるは余計だろ」
「確かに目が腐ってるわね。ゾンビみたいだわ」
「ねえ?普通にここは俺を褒めるところじゃないの?なんで逆に傷つけられてるの?」
クソなんなんだこいつら。堀北はドSだからいじってくるとは思ったが綾小路までにもいじられるとか終わってるぞ。
「堀北、もしかしたらお前よりも、比企谷や綾小路の方が優秀かもしれないぞ」
******
「ねえ、ゾン...比企谷くん」
「おいお前一瞬ゾンビって言おうとしただろ?」
俺たちは先生から解放され、教室に帰っているところだった。
こいつほんとひどいやつだ。まあゾンビって不死身ぽいもんな。いわゆる俺長生きできる人ってとらえてもいいかな?
「あなた一体何者なの?」
「比企谷八幡。ただの探偵さ」
「え?ちょっと何言ってるのかわからないわ」
堀北くん。君は名探偵コ○ンを知らないのか?