Ideas:カスタムオブジェクトの参照項目も検索対象としたい

Salesforceの設定で注意を払うこととして、「ユーザが目的のデータを簡単に探す出すことができるか」が挙げられます。

グローバル検索はすべてのデータ型をサポートしていないため、状況によってはひと手間かけてあげる必要があるからです。


◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞検索機能を使用した情報の検索 ＞
Lightning Experience のオブジェクト別の検索可能項目

◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞ 検索機能を使用した情報の検索 ＞
検索可能な項目: カスタムオブジェクト

◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ナレッジ ＞検索対象でない項目を検索にヒットさせる方法



「そう言われたらそうだな……」と私自身が意識していなかったのですが、

カスタムオブジェクトの参照項目の値は検索の対象とならない

という仕様を知り、「確かにこれも検索してくれたら便利かも！」と思いましたので、皆さまに Ideaでも投票をいただきたく、記事にすることにしました。

状況

標準オブジェクト『取引先』を参照するカスタムオブジェクト『契約管理』があります。



レコードはこういう状態ですね。


カスタムオブジェクト『契約管理』に参照項目「取引先」があります。


カスタムオブジェクトを検索対象とするため、タブを作成しておきます。

グローバル検索をすると

『取引先名』の「天の川を見たい」で検索すると、関連する標準オブジェクト『商談』のレコードは検索結果として表示されますが、カスタムオブジェクト『契約管理』は、検索結果に表示されません。
つまり、同じ取引先レコードを参照していても、『商談』の場合は検索され、カスタムオブジェクトの場合は検索されないようです。

Ideasにも挙がっています

世界中の Salesforce仲間が意見を交換している IdeaExchangeを覗くと、以前より Ideaが登録されており、実装を求めるコメントも定期的に投稿されていました。

◇ SALESFORCE ＞IdeaExchange ＞Ideas ＞Allow Lookup fields on custom objects searchable in global search

皆さま、ご同意いただけたら清き一票をお願いいたします。

ひとこと

このような状況で手間をかけて操作性を向上させるのもアドミニストレーターの醍醐味のひとつですが、割と多く発生する作業は、やっぱり配慮いただけると嬉しいですね。

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