賃上げゼロ回答続出「医療維持できぬ」 病院労組が怒りのスト /東京

「働きに見合う賃金を」の横断幕を掲げスト集会を実施する全医労の組合員ら=東京都目黒区で2025年3月13日、東海林智撮影

 2025年春闘は山場の12日、大企業を中心に満額回答が相次いだが、同日に交渉した医療や介護労働者の組合では賃上げなしのゼロ回答が続出し明暗が分かれた。都内では13日、国立病院機構の東京医療センター(目黒区)が2月28日に続き、2回目のストライキに入ったのをはじめ、複数の民間病院の労組もストに入った。

 国立病院機構の労組・全医労(前園むつみ委員長)によると、12日の労使交渉では基本給4万円、非常勤職員の時給250円の賃上げ要求への回答は前回に続きゼロだった。労使では24年度の賃金交渉が決着しておらず、組合側は「低賃金では退職者が続出し、地域医療を維持できない」と反発している。

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