今回の問題のような二桁×三桁の掛け算は、どうしても筆算をしたくなるのではないでしょうか。
しかし、今回の問題は、ひと工夫をすることで暗算でも楽に答えが出せます。どのような工夫をすればよいのか、ぜひ考えてみてください。
問題
次の計算をしてください。
12×207
※制限時間は10秒です。
解答
正解は、「2484」です。
どのように計算すれば、制限時間内に答えを出せたのでしょうか。
次の「ポイント」で、工夫の仕方を見てみましょう。
ポイント
今回の問題のポイントになるのは、「分配法則」です。
分配法則とは、「二つの数を足してからある数を掛けること」と「二つの数にある数を掛けてから足すこと」は同じであるという法則です。
<分配法則>
〇×(▲+■)=〇×▲+〇×■
この分配法則を使う前提で、掛ける数207を200と7に分解します。
12×207
=12×(200+7)
あとは( )の中にそれぞれ12を掛けていくだけです。
12×(200+7)
=12×200+12×7 ←分配法則の利用
=2400+84
=2484
今回の式では、上二桁と下二桁できれいに計算が分かれるので、暗算もしやすかったのではないでしょうか。
まとめ
今回の問題では、分配法則を利用して掛け算を簡単にしました。
分配法則は小学校で習う法則の一つです。他に交換法則や結合法則という法則もあります。この三つは、算数や数学の基礎になるとても重要な法則です。計算を簡単にするための工夫にもよく使われるので、知っておいて損はありませんよ。
さまざまな法則を使いこなすには練習が必要です。他の問題にも引き続きチャレンジしてみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。
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