ifの白兎の英雄譚


メニュー

お気に入り

しおり
作:みんぐ
▼ページ最下部へ


5/9 

最終試験


創作物をする前は、感想もらってもアンチされても何も感じないと思ってたんだけど、実際投稿して反応がもらえると超うれしいし、モチベ爆上がりする。次からは面白いと思った作品には、感想を書くようにしようと思いました。

言い忘れてたけど 基本情報は後出しで結構付け足します。


ロキ・ファミリアの本拠地(ホーム)、黄昏の館、その最上階の主神ロキの部屋で、僕とロキ・ファミリア三首領と呼ばれる第一級冒険者が集まっている。

 

「突然ですまない。最終試験として面接を行なう。1次試験の疲れもあるだろうけど、少し堪忍して欲しい。」

 

そしてフィンさんは、僕に向かって笑いかけ、面接の開始を告げる。僕は少しの緊張に汗を浮かべつつも、落ち着いた受け答える。

 

「わかりました。」

 

「さて、面接についてだけど、内容は簡単だ。僕とガレス、リヴェリア、そしてロキ──僕たちの主神からそれぞれ質問をする。明確に答えなんて無いから安心して受けて欲しい。」

 

真剣な声色でフィンさんがそう告げると、リヴェリアさんが続けて声を発する。

 

 

「さて私から質問をしようか。少年、夢は持っているか?」

 

片目を瞑り、そう問いかけてくるリヴェリアさんに、僕は「はい。」と答えた。すると続けざまにリヴェリアさんはこちらに問う。

 

 

「──冒険者になるのならば、この先何度も窮地に陥ることがあるだろう。その中で折れず、諦めず、夢を追い続ける覚悟はあるか?」

 

リヴェリアさんは、冒険者になる上での覚悟をこちらに問いかけている。最後まで夢を追い続ける覚悟はあるか。諦めずめげず何があっても──自分の胸に問いかける。自分にその覚悟はあるか、、と。その答えは───

 

 

「──あります。」

 

 

「覚悟の決まった少年やなぁ~」

 

ただ、ひとこと。絶対の意思を表明した。そうすると、今まで黙っていた神様──ロキ・ファミリアの主神ロキが面白そうにそう言葉をこぼす。するとリヴェリアさんが一瞬ロキの方に視線を向けた。その後、僕の答えに満足したかのようにリヴェリアさんは目を瞑った。

 

「分かった。私からは以上だ。」

 

リヴェリアさんが自分の質問の終了を告げると共に、いままで特に喋ることの無かったロキ・ファミリア幹部 【重傑(エルガルム)】──ガレス・ランドロックさんが質問を終えたリヴェリアさんと交代するかのようにこちらの目を見て口を開いた。

 

 

「お主は、仲間の窮地に命を張って──自身の命を賭けてまで助けることが出来るか?」

 

ガレスさんの質問はシンプルだった。ドワーフらしく、直球に僕がロキ・ファミリアの入る資格があるのか見極めに来ている。"これからロキ・ファミリアの仲間の為に命を張れるか"──ともすれば、それは残酷な問いかけかもしれない。シンプルに端的にかけられるその言葉は、真面目に考える人間ほど「いいえ」と答えたくなる。──当然だ。ロキ・ファミリアの仲間など入団希望者にはいないのだから。実感の無いものの命を賭けられまい。その上、後ろでは子供の嘘を容易く見破る超越存在(デウスデア)がにやにやとこちらを見守っている。しかし、英雄を志す少年の答えは決まっていた。

 

 

「助けます。何があろうと。」

 

 

英雄を決意した少年に迷いは無い。何より、大神(ゼウス)に育てられた少年の精神は、英雄を目指す者として高い域にあった。無論14の少年、完璧では無いのだが。

 

しかしその答えに満足したのか【重傑】(エルガルム)ガレス・ランドロックは鷹揚に頷いた。先程のリヴェリアさんは主神ロキの方を向き、──恐らく僕が嘘をついているかどうか確認していたと思う───それから自分の質問の終わりを告げたが、ガレスさんはロキ様の方を一瞥もせずに、「これで儂の質問は終わりじゃ。良い答えだった。」と締めくくった。

 

なんだか、全体的に感触は良い、、感じがする。このまま僕の心にあった。質問をしてくれーーとちょっと他人任せでお義母さんに怒られそうな願いを頭にうかべていると、フィンさんから話しかけられた。

 

「さて、僕が次の質問だね。すぐに質問をしたいところだけど、少し話そうか。君も緊張している様子だ。」

 

そういってなんてことのないように笑いかけてくるフィンさんに少し肩の荷が降りた。なんというか、人と話すのに慣れている感じだ。フィンさんは。話すのがとても上手くて、いつの間に残っていた身体のちょっとの緊張は抜けていた。

 

「君は、ベル・クラネルと言ったかな。このオラリオで生まれたのかい?」

 

「いえ、僕はオラリオの北西にある村で生まれました。」

 

「へえ、オラリオに来てからは長いかい?」

 

僕が答えると、フィンさんは驚いたように問いかけてくる。碧色の瞳からは深い知性をかんじさせられて、なんだか聞き上手でもあるみたい。

 

「いえ。オラリオに来てからは、かなり短いです。」

 

僕の答えにフィンさんはうんうんと頷き、そして()()()()()()()()()()()。何か目を細めた訳でもない。圧倒的実力者からの本気の眼差し。神様の目があることを差し引いても、一切の嘘や誤魔化しを許さないそれはお義母さんが偶に見せるものと少し似ていて、一瞬気圧されてしまった。

 

 

 

「君はこのオラリオで何を成したい?冒険の果てに何を望む?」

 

 

フィンさんの()()に、気が付くと僕はもう答えを発していた。

 

 

 

「────英雄になる為。」

 

 

目を瞑り、自分の決意を告げる。するとフィンさんはその言葉を聞いた後、少し思案して、あっさりと質問は終わった。随分とすぐに質問が終わっちゃったな。と思っていると、横からロキ様が話しかけてきた。

 

 

「じゃあ、うちも質問してええか?」

 

「あ、はい。」

 

フィンさんとはうってかわってすごく軽い感じで声をかける糸目で赤髪の神様──ロキ様は僕に質問をする。

 

 

「少年にとって、英雄ってなんや?」

 

 

英雄とは、なにか。そんなものは簡単だ。僕にとって、英雄とはお義母さんであり、お爺ちゃんであり、ザルドさんだ。──しかしこの人たちはお義母さんのことを知らない。お義母さんはこの人に劣らないほどすごく強いからもしかしたら面識とかあるかもしれないけど、この状況でそんな確認は無粋だろう。ロキ様は僕の覚悟の中を探ろうとしているのだから。

 

 

「僕の憧れの人みたいに、雷霆のように駆けつけて、女の子を救う。どこに居ても相手がどんなに強くても。自分を賭して立ち向かえるような───」

 

僕の想いを告げていく、僕の価値観を、僕の人生を、神様に知ってもらう。

 

 

「──そして、黒竜(りゅう)を倒す"最後の英雄"が、僕のなりたい英雄です。」

 

 

決意の丈を告げる。お義母さんとむすんだ何もかもが高すぎる約束。それでも、この想いに一切の揺らぎは無い。僕の答えにロキ様は満足したようだった。

 

「本気で言っとる。神として相対しとるうちやから分かる。」

 

 

その答えにはフィンさんは笑い、ロキ様に声をかける。

 

「それでロキ?沙汰は?」

 

「勿論合格や。冒険者としても人間としても気に入った。今日からロキ・ファミリアやで。」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

けっこう緊張した。やっぱり第一級冒険者や超越存在(デウスデア)は貫禄というか、雰囲気が違う、まるでお義母さんかのように。

 

それでも、無事合格出来た。 ここから僕の英雄譚が始まるんだ、、!

 

 

 

 

△ △ △ △

 

 

 

「英雄に成る、か。。。」

 

フィンは少年の言葉を口にしていた。

 

「今、小人族(パルゥム)勇者(えいゆう)として名をあげているフィン(おまえ)の前で英雄になりたいと言うなんて、余程の覚悟があると見える。」

 

リヴェリア・リヨス・アールヴは、そう呟いた。

 

「面白い子や。楽しくなりそうやなぁ~」とロキは言う。

 

 

「何にしても、恐らくあの少年は強くなるよ。勘だけどね。」

 

 

フィンは自分の親指を舐め、そう零した。

 

 

 

 

 




質問の内容は考えてなかったんだけど超ムズいな。それぞれのキャラが言いそうかつ被ってなくて、なんか深い意味がありそうで、面接と関係があるのを満たさなきゃならん。


ステイタスは次だった!!!!
5/9 



メニュー

お気に入り

しおり

▲ページ最上部へ
Xで読了報告
この作品に感想を書く
この作品を評価する