ベルが旅に持って行く物の参考を得るべくリムル様の懇意にしているブルムンド王国の冒険者三人組でエレン殿、カバル殿、ギド殿の元にやってきた。
現在は主に迷宮探索を中心に活動しているがギルマスの呼び出しでブルムンド王国に帰ってきていた。
手土産にはヨシダ氏の新作ケーキと定番のケーキ三種類(ホール)とユーラザニア産の果実で作られたウイスキー三本を選択した。
「ベルさんから呼ばれた時は何事かと思ったよ」
「そうだな、ベルさんが動く時っていつもリムルの旦那が関わってるからな」
「そうでやすね、それで今日はどうしたんでやすか?」
「これに関しては他言無用の内容も含まれているので口外しないでくださいね」
「「「はい!!」」」
そうして、念の為防音魔法を発動させベルは今回のことを話し始める。
「うーん、難しいっすね」
「うん、難しいね」
「難しいでやす」
「えっ、三人でも難しいんですか?」
三人のまさかの反応にベルは困惑する。
「だって、ベルさんとテスタロッサさんにリムルの旦那が異世界に行ったとしてですよ。魔王とその配下に傷つけられる存在がいるのか怪しいですよね」
「特にリムルの旦那はやることなすこと豪快で無茶苦茶ですからね」
「その上でベルさん達もいるわけだしね・・・」
「いや、戦力的な意味じゃなくて普通に旅行には何を持っていくのかを聞きたいんですけど?」
「それなら着替えとこっちの食べ物とかじゃないかな、向こうのご飯が合わなかった場合とかあるから」
「それもそうですね」
エレン殿の言葉に納得してしまったベルは向こうには武器だけを持っていくことにするのだった。
「ありがとうございます、僕に時間を割いてもらって」
「いやいやいや、俺達だってこんな良いものを貰ってるんですからお相子ですよ!!」
「そうでやすよ、ベルさんにはいつもお世話になってやすし。このくらいは当然でやす」
「うんうん、ベルさんはリムルさんと一緒ですっごく良い人だもん!!」
「エレンさん、僕人間じゃなくて悪魔ですよ」
「そうだった」
こうして、ベルは旅支度の参考を聞き終えると魔国連邦に帰るのだった。
魔国連邦に帰ってくるとベルは一人紅茶を飲んでいた。
「準備も終わったし、リムル様にご報告を・・・」
「ベルー!!」
「ミリム様!?」
リムル様への報告に向かおうとしたベルの部屋に突入というか扉を破壊して入ってきたのは最古の魔王にして竜皇女、
「ベル、遊びに来たのだ!!」
「おいミリム何やってんだよ!?ベル、大丈夫か!?」
「はい、大丈夫です・・・」
ミリム様の後にやってきたリムル様は現状に驚きベルの心配をする。
ベルは無事であることをリムル様に伝え、ミリム様に問いかける。
「ミリム様、ここに来ることフレイ殿やカリオン殿は知っておられるので?」
「♪〜〜」
あっこれ、抜け出してきたんだなとベルとリムル様は察したのだった。
「おいミリム、ベルは忙しいんだから邪魔すんなよ」
「じゃ、邪魔などしていないぞ!?」
「ミリム様、とりあえず・・・」
「? どうしたのだ、ベル」ガシッ
「ミリム」
「フ、フフフフフ、フレイ!?」
今ミリム様の頭を掴んでいるのは元十大魔王の一角で「
「ごめんなさいねベル、またミリムが貴方の部屋を壊してしまったみたいで」
「もう、慣れました・・・」
そう、ベルはミリムが部屋に突撃してきたのはこれが初めてではない。
月に数回は突っ込まれているのだった。
「本当にごめんなさい、今回ばかりはキッチリ教育しておくから」
「あっはい」
そう行ってフレイさんがミリム様を引きずって帰っていった。
「とりあえず修理業者呼ぶか・・・」
「そうですね」
ちなみにベルの部屋の扉の修繕費はミリム様のお小遣いから出るのだった。