私、エイナ・チュールは今頭を悩ましている。
それは私の担当している冒険者ベル君もとい、ベル・クラネル氏が憧れた冒険者についてだ。
まずベル君が憧れたのは都市最大派閥の一角【ロキ・ファミリア】幹部の【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタイン氏だ。
まぁ、あの方は実力も
次に憧れた人物としてベル君の口から出てきたのは・・・【ロキ・ファミリア】と同じ都市最大派閥の一角【フレイヤ・ファミリア】の幹部【
この人も
「情緒不安定というかなんというか・・・」
そんな事を考えながらも今日もベル君が安全に冒険者として活動できるように動こうと思う私でした。
今、
「あ、あの・・・フレイヤ様・・・俺、なにか御身に対して不敬を・・・!?」
『落ち着け、内容を聞いてからでも遅くない!?』
これに関しては俺も気が気じゃない。
「いいえ、ヘグニ貴方は私に何も不敬なことはしていないわ」
「ほ、本当ですか・・・!?」
フレイヤ様の言葉にパァッと明るくなるヘグニ。
「むしろ、貴方には感謝しているわ」
「感謝ですか?」
「えぇ、私の
「え」
あー、うん。これに関してはマジゴメンな相棒。
フレイヤ様に褒められた→有頂天
↓
これに関しては俺に責任があるちゃあるがドンマイ!!( ̄ー ̄)bグッ!
「でも、嫉妬しちゃうわ。あの子はロキの所の剣姫と貴方に夢中なんですって」
「ひぇ」
わぁ、独占欲パネェな。
『相棒、変われ』
『うん、任せた』
こういう時だけ素直に変わろうとすんなよ!!
「フレイヤ様」
「あら、変わったのね」
「はい、事の次第の報告をと思いまして素ではアレだったので・・・」
『酷い!!』
「それじゃあ聞こうかしら、その報告を」
「はっ」
そして、俺は事の次第を全て包み隠さず報告した。
「そうだったの、ありがとうヘグニ」
「もったいなき御言葉。それでは、俺はこれで」
そう言って頭を下げると、俺はそのまま女神の
「ヘグニ」
「はい、フレイヤ様」
「あの子のことお願いできるかしら?」
「承知しました。しかし、これに関しては一つお願いしたき議がございます」
「なにかしら?」
「今回の
「それはロキの子供達の中の誰かさんのする償いを邪魔するなということね」
「はい」
「でも、何故貴方がロキの子供達を庇うのかしら?」
「いえ、これは全て御身のためにつながると思えばこそ」
「そう、解ったわ」
「感謝します」
こうして、俺はフレイヤ様の
「おいヘグニ」
「ヘディン」
俺に声を掛けてきたのはヘディン・セルランド、【フレイヤ・ファミリア】幹部で
「貴様、どういうつもりだ?」
「何がだ」
「フレイヤ様への議のことだ」
やっぱりその事か・・・。
「無駄を省くためだ」
「無駄だと?」
「今、【ロキ・ファミリア】と抗争するということはあの
「・・・・・・・・・・・・」
「話が終わりなら俺はもう行く」
そうして、話を強制的に終わらせて自室に戻るのだった。