魔物の国・
処女雪のように白い髪に
ならば、何故ベル・クラネルが異世界であるこの世界にいるのか・・・それは勇者召喚が関係している。
勇者召喚にて召喚されたベル・クラネルは召喚の代償として命を落としかけている所に原初の白の眷属たる
その目的はそう
「人間、お前の肉体貰うぞ」
「あ・・・ああ・・・」
まともに声も発せられぬベル・クラネルに強引に受肉する悪魔だったが、しかしここで予想外のことが発生する。
それは
そして、ベル・クラネルは人間から悪魔にへとその身のまま変貌し、更には
「あら、あなた面白いわね」
その後、原初の白にして義姉となる悪魔・テスタロッサと出会ったのが五千年前。
リムルの臣下として数々の大戦を経てベル・クラネルは魔神=
「おーベル、ここにいたのか」
「リムル様、どうしてこちらに?御用がお有りでしたら僕が向かいましたのに」
「いやいや、そんな気にしなくていいよ」
ベルの言葉にリムルは気にしていないと手を振りながらそう言った。
「それではリムル様、僕は何をしたらよろしいのでしょうか?」
「いやなに、お前異世界から召喚されたって言ってただろ」
ベルが傅きながら問いかけるとリムル様はそう切り出した。
「はい、確かにそうですが・・・。それがどうなさったのですか?」
「帰りたくはないのかなって思ってさ・・・、それにお前テスタロッサより休んでないし」
「・・・そう、ですね。正直に言えば帰りたいとは思っておりません、僕がこの世界に来て既に五千年の年月が過ぎております故僕を知る人はもういないでしょうしね。それになにものよりも変え難き永遠の忠節を捧げる主君と頼りうる仲間、
「うーん、そんなことはないけどな。でも、五千年も過ぎてればそう言うとそうだよな。でも考えが変わったならいつでも言ってくれよな」
「はい、お心遣い感謝いたしますリムル様」
リムル様はそのまま街の方に帰っていくのだった。
「あの子を拾ってもう五千年ほどが経つのかしら」
白髪に赤い眼を持つお淑やかな見た目の女性、彼女こそが
「あの子もリムル様の臣下として忠節を捧げている、ご褒美をあげなくちゃね」
そう言って笑みを浮かべるテスタロッサは紅茶を飲むのだった。