海自、那覇沖で不発弾743キロを水中爆破 市中心部でも「震度1」の揺れを観測

那覇新港沖で実施された不発弾の水中爆破処理=12日午後1時、那覇市(大竹直樹撮影)
那覇新港沖で実施された不発弾の水中爆破処理=12日午後1時、那覇市(大竹直樹撮影)

海上自衛隊は12日、那覇埠頭(那覇市)の浚渫(しゅんせつ)工事現場で昨年1~11月に見つかった不発弾24発(計743キロ)を那覇新港沖で水中爆破処理した。水柱は高さ約5メートル、幅約20~30メートルに達した。

爆破処理は海自の沖縄水中処分隊が実施。午後1時ごろ、爆破地点から約1・5キロ離れた現地対策本部に「爆破10秒前!」の合図が響いた。

カウントダウンが終わると、「ドーン」という鈍い音とともに海面に大きな水柱が上がった。現地対策本部の入る建物も揺れ、突き上げるような衝撃が伝わった。那覇市によると、市中心部の市役所に設置された震度計では計測震度「1・1」(暫定値)を観測した。

衝撃から一呼吸をおいて、「爆破成功。ヒトサンマルマル(1300)」という無線が現地対策本部に響き、水中爆破処理は無事終了した。

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