京都の光華女子学園、共学化へ 26年4月から 少子化影響受け

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2026年度から男女共学化する京都光華女子大=京都市右京区で2025年3月12日午後4時44分、大東祐紀撮影

 学校法人光華女子学園(京都市右京区)は12日、2026年4月から女子校だった中学から大学院を「男女共学化」すると発表した。学園名を「光華学園」とし、大学名は現行の「京都光華女子大学」から「京都光華大学」となる。

 同学園は1940年に「光華高等女学校」として創立。「仏教精神に基づく女子教育」を目指し、これまで女性の教育機会の拡充に寄与しており、今年85周年を迎えた。

 100周年に向け、同学園は「歯止めのきかない少子化の中で、新しい価値を提供し、より多くの人に選んでいただける学園を目指したい」とし、共学だった幼稚園、小学校に加え、中高、そして大学・大学院までを共学化することを決めた。五条通を挟んで位置する幼稚園から大学までの男女一貫教育が可能となる。

 また、同じく26年4月から、大学に「社会学部社会共創学科」を新設。従来の「キャリア形成学部」を改組したもので、社会学をベースに経営学や心理学など多岐にわたる分野を学べる。さらに、中高には「フットボール部」(サッカー)と「チアダンス部」の二つのクラブが新たにできるという。

 4月からの新小学6年生や新中学3年生らが共学化の対象。入学定員に大きな変更はない。【大東祐紀】

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