ばくわな実戦ファイル
file07 ワインドアップ作戦(二) Iron Tripod
■ 新兵器!鉄の三本足
前回file06の作戦は完全に失敗でした。
でもノープロブレム。
ワインドアップ作戦はまだ始まったばかり。試行錯誤の段階なのです。
あれで最初っからうまくいっちゃってたら、それじゃ面白くもなんともないってなもんでしょうw
ここは落ち着いて、前回の問題点を振り返ります。
まず、なんと言ってもポールの強度不足。
園芸用のポールなどではどだいムリでした。
つぎに、地面に打ち込んだんですがあれも良くなかったですね。
あれ自分としてはけっこう苦労して打ち込んだんですけど、ぜんぜんダメでした。
地面て所々石ころが埋まってたり、硬い層があったりで、しっかり杭を打ち込むのって楽じゃないんですよね。
かと言ってやわらかい打ち込みやすい地面があったとしても、そんなやわな地面に杭を打ち込んでもやはりすぐ倒されてしまうのがオチで役には立ちません。
そもそもコンクリートみたいな地面だったらそんなことまったくの不可能です。
結局、もしあんな感じでうまくいったとしてもそんなこと実際にできる人はほとんどいないわけで、まったく実用的ではなかったなと、今思うと反省点の多いやり方でした。
以上の反省から今回用意したのが、こちら。
園芸用の鉢スタンドです。
ダイソーで200円で売ってるものです。
まあ私はもともと持ってたんですけどねw
私の場合は鉢を置く用じゃなくて、おもに野鳥用の水皿を置く用に使ってただけですが。
鉄製です。
耐荷重5kgと重い植木鉢がのっても大丈夫なように各部品はしっかり溶接されているので、ネコの力程度では壊されることはないだろうというのが第一の強みです。
このスタンドを30cm×30cm×厚さ6cmの少し重めの敷石にしっかり結び付けてやりました。
それを上の画像のように、ばくわなの脇に置いておくだけです。
これだと設置が楽です。地面を選ばずどこにでも置けます。
結び付けた敷石は通常のコンクリートブロックより重いものなので、簡単に倒されることもないでしょう。
さらに三本の脚がちょうどネコが通り抜けられそうな間隔で離れているのもポイントで、ネコがひとたびこの間を通り抜けて紐がからまってしまったら、それをほどき返すのはネコの頭では簡単にはいかないんじゃないか、という読みである。
これでどうか?
■ 判定は微妙
今回のネコは夜明け直前に捕まった。
そして思惑通り三脚の脚の一本にうまく紐がからまって、結果確保作業も簡単かつ安全にうまくいった。
これだけ見ると万事うまくいったかのように思えるが、実際には大きな不満が…。
罠に捕まってからスタンドの脚にからまるまでけっこうな時間がかかってるんですよね。
最後、夜が完全に明けてしまって明るくなってるが、罠に捕まってから一時間くらいかかってるのである。
実は私はその間ずっと眠っていたので、ネコが罠にかかったこともその後の様子も全然気が付かなかったのだが、そのせいで変にいらつくこともなく返って良かったかもしれない。
だいたい今回のネコは、前回file06の活発に動き回ってすべて破壊してしまったネコとは対照的で、めずらしく静かなネコでした。
やや体が大きめで鈍重なネコという感じで、動画からもわかる通り右側の何もない場所をただうろついてた時間が長かったので、全体に時間がかかったとも言える。
そこからすぐ思い浮かぶ修正案としては、右側にもコンクリートブロックのような障害物でも置いとけば良かったかなとは思うが、それでも少しましになる程度か。さほど満足な出来になるとも思えない。
果たしてこれをもって成功と言っていいものかどうか…
微妙な結果となった。
■ 宿題
結果としてはめでたしだが、その過程は…はっきり言ってよろしくない。
少し時間をおいて冷静に振り返ってみるほどに、これはやはり作戦としては失敗だったなという思いが強くなってきた。
前回も述べたように、日常には様々な制約があるわけで。
いったんネコが捕まってしまった後では、ポールにからまるまでネコが庭をウロウロしてるのを悠長に待ってなどいられないのが普通なのである。
グズグズしてたら隣のネコキチが庭ノゾキに来るかもしれないw
いや実際そんなリスクをかかえている人もいることでしょう。
そんなだったら多少のリスクは承知でさっさと確保作業した方が良いというのが現実ではないだろうか。
少なくともこれでは実用的とは言えない。
そしてもうひとつ。
これが失敗だと思うのは、考えればもっとスマートな方法が当然あるだろうなと思えるからに他ならない。
なので、これは宿題とする。
『どうやったらネコがつながった紐を効率的に巻き取ることができるか?』
具体的にその方法を考えること。
簡単であることが望ましいが、実験としてまずやってみるというのも大事なことなので、とりあえず実行できることであれば良しである。
実際に実施してみてうまくいったという方法があれば是非教えてほしい。
あるいは、まったく新たに捕獲後のネコの可動範囲を小さくする方法、もしくはネコの確保作業自体を容易にする方法を考えてくれても良いが。
ただし、ネコを殺してしまうというようなのはダメですよw
そこはなるだけ穏やかな方向で。
一年後、2025年2月22日までに各自それぞれの妙案を考えておくように。
以上。
2024年2月24日
by 皆ショ計画