【エルサレム共同】シリア北東部を実効支配するクルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍(SDF)が、シリア暫定政府と軍事機関の統合で合意したことに関し、SDFを敵視するトルコのエルドアン大統領は11日「シリアからテロを一掃する努力は正しい一歩だ」と評価し、合意の着実な履行を求めた。
SDFと暫定政府は今年末までに合意を実行するとしており、エルドアン氏は「完全な履行はシリアの安全保障に貢献する」と訴えた。「シリア統一と結束の強化を重視している」とも述べた。
トルコはSDFを自国の非合法武装組織クルド労働者党(PKK)と同一視し、敵視している。シリアでアサド旧政権が崩壊した昨年12月以降、トルコが支援する旧反体制派と、SDFの間で戦闘が激化していた。
今年2月、トルコで収監されているPKK創設者のオジャラン受刑者がPKKに武装解除と解散を求める声明を発表。これを受け、PKKは3月1日に停戦を宣言し、トルコ政府とクルド勢力の和平機運が高まっている。