浅田真央 前編「四季を感じながらスケートを楽しんでもらいたい」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
KENJI:なるほど。2時間ぐらい、いけそうですね。綺麗だし、美術館みたい。 浅田:美しいスケートリンクにしたくて。毎日スケートリンクに来る子どもたちも、「今日はちょっと行きたくないな」と思うときがあるかもしれません。でも、玄関から入って、このアートを見て少しでも気分がハッピーになって練習に行ってもらえたらなって。そういう想いで、華やかなアートを置きました。他にもいろいろあって、床のカーペットはスケートのコンパルソリーのループです。それをちょっと崩して、アートみたいな形にしました。 KENJI:これはフォアアウトループ、バックインループ?
浅田:フォアアウトループです(笑)。子どもたちに「ループはこうだよ」って教えられたらなって。ちょっと大きいんですけど、あまり小さすぎるとごちゃごちゃしちゃうかなと思って、ループの形を広げましたし、床色も自分で選びました。 KENJI:ホテルのロビーみたい。高級感があるよね。 浅田:ちなみに、このロビーには“隠れ真央ちゃん”がいるので探してみてください。 KENJI:これ!?(と、浅田さんを指す) 浅田:これは本物です(笑)。正解は、まず入口です。そのほかにも、このスケートリンクには“隠れ真央ちゃん”がいろいろなところにいるので、楽しんで私を探してもらえたらなと思っています。 KENJI:なるほど。玄関はここだけ? あ、もしかして、これ(と演技中のポーズをする)? 浅田:それではなく、(指を唇に当てる)ポーズなんですけど、まだまだ、いますよ。KENJI先生はやっぱりシルエットでわかる。すごいです。
さっそく、リンクへ
浅田:こちらがリンクの入口で、サブリンクです。 KENJI:綺麗、いいね。当たり前やけど、寒い。 浅田:めちゃくちゃ寒いんです。一番こだわったポイントとしては、大きな窓です。スケーターは朝から夜までずっとスケートリンク。私も子どもの頃は、ずっと室内でスケートの練習をしていて、なかなか四季を感じたり、桜を見に行ったりしたこともなかったんですね。でも、子どもたちには四季を感じながらスケートを楽しんでもらいたいなって。その想いで大きな窓を付けました。窓の外に見える木は、全部桜。桜並木になっているので、春は桜を見ながらスケートが楽しめるようにしているんです。