マンボウ科

マンボウ科（-か）とは、フグ目マンボウ亜目に分類される科である。

形状[編集 | hide all | hide | ソースを編集]

最大種はウシマンボウで、4.6m、2,744 kgの記録がある。

口は小さく、歯は結合してくちばしのようになっている。

背鰭は臀鰭の反対側にあり、後方にある。腹鰭は持たない。真の尾鰭は無く、代わりに舵鰭を持つ。

鰓孔は小さく、腹部の前方にある。浮き袋は無い。

脊椎骨の数は魚類の中で最も少なく、マンボウは16個しかない。

幼魚は棘があり、成魚とは著しく形状が異なる。

生態[編集 | hide | ソースを編集]

世界中の熱帯から温帯の海に生息

クラゲや魚類、甲殻類を食べる。

分類[編集 | hide | ソースを編集]

3属5種の現存種を含む^[1]。

和名不詳種は、学名をローマ字読みした。「†」が付くものは化石種。

• マンボウ属 Mola Koelreuter, 1770
  • マンボウ Mola mola (Linnaeus, 1758)
  • ウシマンボウ Mola alexandrini (Giglioli, 1883)
  • カクレマンボウ Mola tecta Nyegaard et al., 2017
  • † モラ・ピレアタ Mola pileata (Beneden, 1881)
• ヤリマンボウ属 Masturus Gill, 1884
  • ヤリマンボウ Masturus lanceolatus (Liénard, 1840)
• クサビフグ属 Ranzania Nardo, 1840
  • クサビフグ Ranzania laevis (Pennant, 1776)
  • † チチブクサビフグ Ranzania ogaii Uyano et Sakamoto, 1994
  • † ランザニア・グラハミ Ranzania grahami Weems, 1985
  • † ランザニア・ザパイ Ranzania zappai Weems, 1985
  • † ランザニア・テネヨルム Ranzania tenneyorum Carnevale, 2007
• † アウストロモラ属 Austromola Gregorova et al., 2009
  • † A. アンゲルホフェリ Austromola angerhoferi Gregorova et al., 2009
• † エオモラ属 Eomola Tyler et Bannikov, 1992
  • † E. ビマクシラリア Eomola bimaxillaria Tyler et Bannikov, 1992

出典[編集 | hide | ソースを編集]