ゲームのセリフ集など

管理人が好きなゲームの台詞などを書きとめ、まとめました。
公式とは一切関係ありません。
<< March 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PR
ARCHIVES
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - |
ダークハーフ・セリフ集はじめに
DARK HALF


1996年にエニックスより発売されたスーパーファミコンのRPG、ダークハーフのセリフ集です。

01~09で終わりです。



――――――――――――――

ダークハーフキャラクター紹介

主なキャラクター


ゲーム付属の説明書には書かれていませんでしたが、ダークハーフのサウンドトラック、
「ダークハーフ/オリジナル・ゲーム・ミュージック」のキャラクター紹介に、
人間側の年齢が書かれていました。
キャラ紹介自体も、ゲームの雰囲気と違って陽気で、面白かったので、一部を引用させて頂きました。

「 」は説明書に書いてある紹介文、<>はサウンドトラックに書いてある紹介文です。

人間サイド

ファルコ

「このゲームの人間側の主人公」

<結構無口で、表情が全てを語るタイプ。
 田舎の傭兵町ザガートで育ったので立ち居振る舞いはがさつだが、
 幼なじみの恋人のカレンには結構優しい。23才。>

ギルバルト

「ロゥバム城直属の魔法使い。ロゥバム王の命により、ファルコと行動を共にする」

<ひげ面でふけ顔だが実は26才。まじめな性格で、顔に似合わず気が弱い。
 母親と祖母と3人でロゥバム城の城下町に暮らしている。家族思いだが、
 母親に子供扱いされるのがいやで、一人暮らしを始めようと思っている。彼女募集中。>

クレール

「ファルコの頼りがいのあるパートナーとなる人物」

<気が強い上に、背が高く骨太なので、ちょっと恐げに見えることを
 気にしているがそれ程でもない。自信をもって下さい。そろそろ結婚したいと
 思っていたが魔王が復活してそれどころではなくなってしまった26才。>

カレン

「ファルコのガールフレンド。ファルコのパーティに加わるわけでは
 ないが、ゲーム中随所に登場して、ファルコの心の支えとなる」

<得意料理は野菜だけのスープ、ちょっと塩味が濃い田舎風だけど、あっさり味でおいしい。
 無口で頑固なファルコを頼もしく思っている一方、
 あまり無茶をしないで欲しいとも思っている。19才。>


魔王サイド


ルキュ 「このゲームの魔王側の主人公。1000年前にローダと6人の聖騎士たちに
     よって封印されたが突如復活を果たし、7日間のうちに人間を滅ぼすと宣言した」

ディヴィズゥ 「魔王ルキュのしもべのひとり」

ヴェルギル 「魔王のしもべのひとり。背が高くオールバックにした髪が印象的」

アーヴァ 「魔王のしもべのひとり。冷血なイメージの漂う魔女」
ダークハーフ・台詞01
オープニングデモ、ゲームスタート




オープニングデモ



光は闇にかえり
闇は光をうみだす

すべてはそこから始まり
いつかはそこへむかっていく

天と地がわかれ
大地に生命がうまれるころ
すでにルキュは存在した

ルキュはおおいなる闇を支配し
いつしか魔王とよばれた


魔王のちからは絶対であった
人間は魔王を恐れ
そのちからのまえにひれふした

しかしあるとき
この運命を変えようとする者が
あらわれる


英雄神ローダと
6人の聖騎士たち
彼らは魔王に戦いをいどみ
みごと魔王を封じこめた

人間がおびえてくらす時代は
過去のものとなり
あたらしい太陽がのぼった


~「魔王神話」序説~




――――――――――――――



ゲームスタート



魔王の頂


(雷の光る森の中)
(歩いていく、一人の男)

ホセ
「あにき! 待ってよ!

(彼を追って、もう一人の男)

(ホセ)
「昼間だっていうのに
 まっくらだ‥‥
 確かに あにきの言うとおり
 魔王の目に何か起こるかも
 しれないな

(ホセ)
「でも だからって
 こんな日に行かなくても
 この山のいただきにある
 あの魔王の目が‥‥
 もしも言い伝えのとおりだと
 したら‥‥
 ‥‥いや
 そんな訳はねえよな

(ファルコ、先へ進もうとする)

(ホセ)
「あ あにき!
 なに そんなに急いでんだ

(ファルコ、ダンジョンの中に入る)
(ホセも後を追う)

(ホセ)
「魔王だか何だか知らねえけど‥‥
 あにきの行くとこだったら
 おれも行くぜ

(ある程度登ると)

(ホセ)
「まだ のぼるのかい?
 ん?!
 ‥‥あにき
 またなにか近づいてくるよ

(ジャイアントバットと戦闘)

(ホセ)
 ヒィィーーーッ!

(ホセ、一目散に逃げる)

(次のフロアに行くとファルコが立ち止まる)

ホセ
「えっ
 帰れって どういうこと?
 あにき そりゃないよ!
 おれだって かくご決めて
 ここまで来たんだぜ

(ファルコふりかえってホセを見る)

(ホセ)
「‥‥わかったよ
 こわい顔しちゃってさ
 あにきは いちど決めたら
 ぜったい引かねえもんな
 じゃ おれ下で待ってる
 気ぃつけてよ

(頂上に出る)
(空には暗雲が立ちこめ、稲妻が光り、大きな黒いものが浮かんでいる)

 われは めざめたり‥‥

 われは めざめたり‥‥

 深き闇の底より

 今 われは めざめたり‥‥

 聞け 人間ども

 審判の時は来たのだ‥‥

 わが大地に解き放ちたる

 その一切の望みを捨て

 いまわしき

 わが記憶を なぐさめよ

 地にひれふし

 わが審判を待つがよい

「われはルキュ‥‥

「われこそは真理なり

(黒いものが激しく赤黒く光り出し、ファルコは宙へ飛ばされる)

ダークハーフ・台詞02
復活節第1日


    わがうちに憂いは満ちぬ



(城の玉座のようなところ)
(誰もいないが、声が響く)

 われは めざめたり‥‥

(玉座の前にルキュの姿が現れる)

「闇に封じられし千年のときを
 今こそ取り戻さん

(魔法陣の上に何者かが現れる)

「わたしは
 魔人ディヴィズゥ‥‥

(ディヴィズゥ下がり、また一人魔法陣の上に現れる)

「魔士ヴェルギル
 参上いたしました

(ヴェルギルも下がり、また一人魔法陣の上に現れる)

「魔妖アーヴァでございます

(アーヴァが下がり、ディヴィズゥが前に出る)

ディヴィズゥ
「われらルキュさまの復活を
 待ちわびておりました
 なんなりとご用を
 お申しつけください

(ルキュ)
「探すのだ‥‥
 ローダと
 聖騎士を名のる
 あの人間どもを!
 そして千年前
 あの者どもにうばわれた
 腕輪を取り戻さねばならぬ

ディヴィズゥ
「しょうちしております
 ただちに‥‥

(ヴェルギルとアーヴァが消える)

(ルキュ)
「なんとしても
 つぐなわせなければ
 ローダよ‥‥
 おまえの罪が
 どれほどのものか
 吾が教えてくれよう

(魔法陣にアーヴァが現れる)

アーヴァ
「ローダの姿は
 どこにも見あたりませぬ
 地下深くに身を隠したか
 あるいは‥‥

(ルキュ)
「いや
 ローダは生きている
 わかるのだ‥‥

アーヴァ
「人間どもは魔王が復活したと
 さわぎたてておりますが‥‥
 まだ夢か現実か
 はかりかねているようです

(ルキュ)
「今にわかる‥‥
 人間たちは死をもって
 その現実を知るのだ

(魔法陣にヴェルギルが現れる)

ヴェルギル
「ルキュさま
 いま1名
 聖騎士らしき男を
 発見いたしました

(ルキュ)
「うむ‥‥

ヴェルギル
「その男‥‥
 魔物を自在にあやつる力を
 持っておるようで

ディヴィズゥ
「そやつの始末 わたくしめに
 おまかせくだされば‥‥

(ルキュ)
「それにはおよばぬ
 われが行かずして
 どうしてこの怒りを
 しずめることができようか!

(ルキュ、魔法陣へ)

ヴェルギル
「ルキュさま
 いらぬ心配ではありますが‥
 復活されて間もない御身ゆえ
 地に降り 歩くだけで
 お力は減っていきます
 ましてや
 呪文をお使いになるとなれば
 なおのこと‥‥
 ソウルパワーの残りには
 くれぐれもご注意ください
 まずは人間どもの巣を
 おとずれるがよろしいかと

「闇がともにあらんことを‥‥


モンデオの町

(ディヴィズゥが現れる)

ディヴィズゥ
「ルキュさま
 まだまだソウルパワーが
 必要です
 どうか人間の魂でお力を
 取り戻してください

(ルキュ)
「わかっておる
 おまえは さがっていろ

(ディヴィズゥ)
「はっ

(魔物コボルドキングを呼び出す)

ディヴィズゥ
「忠実な魔物を
 連れてまいりましたので
 よろしければ
 お使いになってみてください

(ディヴィズゥ)
「では お気をつけて‥‥

この魔物は
しもべにできます

しもべとして使いますか?

  はい <> いいえ

(はい)
魔物がしもべになった!

(セーブポイント)

わが記憶を伝えよ‥‥

SAVEしますか?

 はい <> いいえ

(はい)
SAVEしました!
ゲームを続けますか?
 はい <> いいえ

民家

(女)
「なんだい?
 うちは 宿屋じゃないよ
 よそ あたっとくれ

(ルキュ)
「おまえが眠りにつくのだ

(女)
「まさか あんた!
 あんたが魔王‥‥なの?

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(女、悲鳴を上げて骨になる)
(これ以降も基本的に、ルキュが話しかけると、最後に人間は悲鳴を上げて骨になる)

(部屋の奥に進むと声がする)

「シーッ
 泣くな! 泣いたら
 見つかっちゃうぞ!

「だって‥‥ だって‥‥

(ベッドへ)

(ルキュ)
「出てこい
 そこに隠れているのは
 わかっておるのだ

(子供が二人出てくる)

(子供・兄)
「ちっくしょう!

(子供・兄)
「お‥‥おまえ
 魔物のオヤダマだなっ!
 よくも かあちゃんを!

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(子供・兄)
「なんか言ってみろ!
 弱い者イジメして
 なにが 楽しいんだ!

(子供・弟)
「にいちゃん‥‥

(ルキュ)
「‥‥‥‥‥‥

(ルキュ、そのまま去る)

(老人)
「あんたさん
 どこから来なすった
 この辺じゃ 見ない顔だの

(ルキュ)
「われ闇より めざめたり

(老人)
「ああ?
 何を言って‥‥

(骨になる)

(酒場の前の男)
「何か用か デカぶつ
 よそ者は中に入れねえんだ
 さあ 帰んな!

(ルキュ)
「消えろ‥‥

(骨になる)

酒場

(マスター)
「はい いらっしゃい
 ご注文は?

(ルキュ)
「おまえの魂だ

(マスター)
「えっ?

(骨になる)

(男)
「大げさな服 着やがって
 おめぇ 魔法使いか?
 魔法なんざこわくねえ
 かかってこい こら!

(ルキュ)
「そうか

(骨になる)

(老人)
「おむかえが来たんか‥‥
 あんた魔王だろ
 いたくしねえでくれ
 な?

(ルキュ)
「案ずるな

(骨になる)

(女)
「なぜなの?
 わたし 悪いことは
 何もしていないのに

(ルキュ)
「わが血となるのだ

(骨になる)

(男)
「金ならある
 命だけは かんべんしてくれ

(ルキュ)
「おろかな‥‥

(骨になる)

(男)
「じゃまだよ おっさん
 今 いいトコなんだからよ

(ルキュ)
「闇に滅せよ

(骨になる)

(女)
「や やめて
 なんで あたしが‥‥
 お願い‥‥

(ルキュ)
「祈るのだ

(骨になる)

(酒場から出ると、兵士がやってくる)

兵士
「む? あやしいヤツ‥‥
 そこを動くなっ!

(ルキュ)
「兵士か‥‥

(ルキュ、兵士に近づく)

兵士
「そこを動くなと‥‥
 いや‥‥ 待て
 ま まさか!
 お前が魔王なのか‥‥?

(ルキュ)
「人間は みな
 われをそう呼ぶ‥‥
 聖騎士はどこにいる?
 答えろ‥‥
 さあ 答えるのだ兵士よ!

兵士
「知らん! おれはわからん
 た‥‥助けてくれ!

(兵士逃げる)

(町を出ようとするとディヴィズゥが現れる)

ディヴィズゥ
「ルキュさま
 お待ちください

(ルキュ)
「また おまえか

ディヴィズゥ
「アーヴァに先ほどの
 兵士を追わせております
 その兵士が聖騎士の居所を
 知っているかと‥‥

(アーヴァ現れる)

アーヴァ
「やはり 聖騎士めは
 この近くにおりました
 ここよりずっと東に
 エランの洞窟とよばれる
 場所がございます
 どうやらそこに
 潜んでいるようです

(ルキュ)
「うむ

アーヴァ
「ただ
 気がかりなことが‥‥

(ルキュ)
「申してみよ

アーヴァ
「はい
 やつはダークゲートの力を
 持っているものと
 思われます

(ルキュ)
「ダークゲートを‥‥?
 われの腕輪より
 力を盗み出したか‥‥

(ルキュが怒りに震え、周りの空気や大地も震える)

(ルキュ)
「‥‥許さぬ
 断じて 許さぬ!

(ルキュ、町を出ていく)


エランの洞窟

(封印の模様の所へ行くとディヴィズゥが現れる)

ディヴィズゥ
「ルキュさま

(ルキュ)
「うむ

(ディヴィズゥ)
「すでにお気づきかと
 思いますが
 この洞窟には
 いたるところに
 封印がなされております
 ルキュさまのその魔力で
 道をお開きください

(ヘルハウンドを残して去る)

(ルキュ)
「わめくがよい‥‥

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(ルキュ)
「おまえにこの世でいちばん
 確かなものをあたえん

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(ルキュ)
「おまえにこの世でいちばん
 確かなものをあたえん

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(ルキュ)
「死すがよい‥‥

(老人)
「な なんじゃ‥‥?!

(ルキュ)
「聖騎士はどこだ?

(男)
「あん?
 あのダンナに会いたいなら
 そこの長い階段をのぼって
 行けばいい
 その先の部屋に入るには
 ちょいとコツがいるがな
 あんたも
 聖騎士を頼ってきたのかい?

(ルキュ)
「約束があるのだ

(骨になる)

(男)
「魔王を倒したのは
 聖騎士なんだろう?
 聖騎士がきっとオレたちを
 守ってくれるはずさ

(ルキュ)
「ふっ‥‥

(骨になる)

(男)
「げっ‥‥
 ま 魔王か‥‥!
 い い い
 命だけは助けてくれ‥‥
 聖騎士の部屋に入る方法を
 教えるから‥‥

この者の話を聞きますか?
  はい <> いいえ

(はい)

(男)
「は‥‥はは‥‥
 言ってみるもんだな
 よく聞いてくれよ
 4すみにスイッチのある
 部屋の封印を解くんだ
 それで聖騎士の部屋へ
 おりる階段があらわれる
 そ それだけだ
 ふぅ‥‥

(もう一度話しかける)

(男)
「な なんだよ!
 話が違うじゃねぇか!!

(骨になる)

(いいえ)

(男)
「た 頼む‥‥
 後生だ‥‥!

(骨になる)

(聖騎士の部屋へ)

ライナル
「遅かったな
 待ちかねたぞ ルキュよ

(ライナル)
「おまえが封じられてから
 わたしは大いなる力を得た
 もうけっして おまえの
 思い通りにはならぬ
 これからは
 人間が‥‥ このわたしが
 この世界を治めるのだ!

 (ルキュ)
「ほざけ!
 おまえの言う大いなる力は
 自ら生み出したものではない
 われの腕輪から
 かすめとったものだ
 その力 返してもらうぞ!

(ライナルと戦闘)

(ルキュ)
「ローダは どこにいる‥‥

ライナル
「知らぬ‥‥
 わたしは し‥‥知らぬ

(ルキュ)
「どこにいるのだ?

(ライナル)
「き‥‥えた‥‥
 わたしは う‥‥腕輪に
 腕輪にふれた‥だけだ‥‥

(ルキュ)
「おまえは ここで
 生きた屍となるのだ
 その痛みとともに
 おのが犯した罪 思い知れ

ライナル
「うおぉぉぉぉぉぉぉーー!

(ライナルが生きた屍に)

ルキュは
ダークゲートの力を
取り戻した! 

(ルキュ)
「気に入らん‥‥
 それでもなお
 力が満ちていかぬ‥‥

(ルキュ)
「ローダ‥‥
 ローダよ
 おまえが どこにいようと
 われは感じる

(ルキュ、怒りに震える)

  おまえを滅ぼし
  腕輪を取り戻す‥‥

  その時こそ‥‥

   その時こそ
 われは復活するのだ!



ルキュの叫びが
大地にひびき渡る


復活節第1日目が終りました
  SAVEしますか?
   はい <> いいえ



――――――――――――――


   降臨節第1日


願わしき時の鐘よ



(宇宙のような画面の中に、声が響く)


‥‥ファルコ

ファルコ聞こえますか?

この声が

審判の日が

近づいています

ルキュは人間たちを

滅ぼそうとしているのです

あなたは いま一度

生きて‥‥

この先に待ち受ける

未来を

その手で変えねばなりません

わたしたちに

残された時は7日間‥‥

あなたの行く道は

長く険しいでしょう

人間がなにを願い

なにを成しとげるのか‥‥

いまこそ

それをしめす時なのです

さあ

光をその鏡に‥‥

‥‥未来を

‥‥その‥‥‥‥手‥に





ネヤ
「ファルコ!
 気がついたんだね?
 心配したんだよ
 ずっと目は覚めないし‥‥
 カレンや カレン!
 早くおいで 早く!

(カレン)
「ああ‥‥
 ファルコ!

カレン
「ファルコ
 わたし もうだめかと
 よかった‥‥ ほんとに
 ほんとうに よかった

ネヤ
「ホセから聞いたよ
 魔王の頂に行ったんだってね
 そろそろ カレンのことも
 考えておやり
 この子はずっと心配して‥‥

カレン
「いいの‥‥ おばあちゃん
 ファルコは 言っても
 きかない人だから

(カレン)
「すぐに起きあがっちゃ
 ダメよ
 いま
 スープ持ってくるから

ファルコは
再び眠りに落ちた‥‥

カレン
「ホセも親方も心配してたわ
 顔を見せてあげてね

カレン
「もう 出かけるのね?
 そういえば‥‥

(カレン)
「この鏡‥‥
 ファルコが倒れてた時
 首にかかっていたんだって
 よく わからないけど
 これは持ってたほうが
 いいと思うの
 気をつけてね ファルコ
 わたし‥‥
 なんだか こわいの

ザガートの町

ホセ
「あにき!!
 もう大丈夫なんだね!
 あの時 あにきに逃げろって
 言われたけど
 ほんとは おれ
 すぐに引き返したんだ‥‥

ホセ
「そしたら‥‥ あにき
 ボロボロで 倒れてて‥‥
 でも もういいんだ!
 あにき すっかり元気だもの
 そういや親方心配してたな
 顔出して
 ビックリさせてやんなよ!

ホセ
「おれ 思うんだけどさ‥‥
 魔王が おそってきたら
 おれたち どうなるのかな?

(男)
「お ファルコ!
 もう体は大丈夫なのか?
 カレンちゃん 泣かすなよ

(子供)
「ファルコ兄ちゃん
 剣術おしえておくれな!

(老人)
「わしの
 じっさまのじっさまが
 言っとったそうだが
 なんでも
 魔王は人間の魂を食らって
 生きるって話じゃよ

(男)
「なんだい なんだい!
 兵隊たちが
 入口ふさいじまった
 これじゃ表に出られない

兵士
「命令により 人の出入りを
 止めています
 ‥‥‥‥ん!? あなたが
 ファルコさんですね?
 カイオスさまが酒場で
 お待ちです

兵士
「さあ 早く酒場に
 行ってください



(店員)
「ぶっそうな世の中に
 なっちまった
 だけど そんな時が
 傭兵のかせぎ時なんだよ

(子供)
「カリブラのまちはね
 ここから北西のほうにあるよ
 おじいちゃんがすんでるんだ
 だから しってるの

(二人の男A)
「呪文の書にはソウルパワーが
 こめられている
 こう見えてもオレは
 魔導士をめざしていたんだ

(二人の男B)
「呪文の書があったって
 それが読めなきゃ意味がない
 この男は修行がつらくて
 魔導士をあきらめたのさ

(二人の男A)
「そ それを言うなよぉ

(男)
「グビグビグビグビ
 ぷはー
 いやあ 昼間から
 飲む酒はかくべつだね

(店員)
「はるか昔
 天地創造のときに飛び散った
 魔力のかけら‥‥
 それがカオスオーブと
 言われているの



(店員)
「あなたに
 神のご加護があるのなら
 旅の途中で
 隠された土地を
 見つけることができるはず

(男)
「ダンジョンの中はナゾと
 危険に満ちあふれている
 腕に自信がないなら
 近づかぬことだ

(男)
「ファティアとは
 魂のエネルギーを封じ込めた
 結晶なのだ
 それさえあれば
 剣やよろいも作れるのさ

(男)
「オレたちの住むこの大陸は
 5つに分かれている
 このザガートの町は
 大陸の北にあるんだよ

(男)
「その人間が
 どんな人生を送ってきたか
 そのしかばねを見れば
 わかるらしい

(老人)
「ファティアとは
 天にかえれなかった
 魂の結晶なのじゃ
 この大地のあちこちに
 散らばっているはずじゃ

(開封士)
「ソウルパワーは
 すべてをつかさどる力
 生きとし生けるものは
 みなそこから生まれ
 そこへかえるのです
 この力がつきたとき
 あなたの旅も終わりを
 告げることでしょう
 私に何かご用でしょうか?

   はい <> いいえ

 開封の館で
 お会いしましょう

(店員)
「よくここに入れたわね
 ごほうびに地下にある宝物を
 あなたにあげるわ

民家

ネヤ
「ファルコ!
 もう歩き回っておいでかい
 あんまり無理しちゃだめだよ

民家

(老人)
「ファルコか
 また 聖騎士の話が
 聞きたいか? ん?
   はい <> いいえ

(はい)

(老人)
「そりゃ ええ心がけじゃ
 あー 千年前
 6人の聖騎士は それまで
 天地の主であった魔王を‥‥
 死闘の末 封印したのだよ
 それからは人間が自らの手で
 この世界を治めることが
 できるようになったと‥‥
 それでな 聖騎士たちは
 その後 各地に散らばって
 人々を教え導いたんだな

(いいえ)

(老人)
「ほーか

(女)
「いつもすまないね ファルコ
 じいちゃん 他の人にも
 聖騎士の話しかしないんだよ

酒場

(老人)
「知っておるか ファルコよ
 国王の使いが 剣士を
 探しに来るそうだ

(男)
「ここに来れば とびきり
 腕の立つ傭兵がいると
 聞いたのですが‥‥
 もう みなさん
 出かけてしまったようです

(男)
「お前も知ってるかと思うが
 練石の館はファティアで
 武装具を作り出すところだ
 それをなりわいにする人は
 練石士と呼ばれているんだ

(男)
「おれは聞いたんだ!
 魔王の声だよ! ほんとさ!
 望みを捨てろだの
 人間を滅ぼすだの
 おっかないこと言ってたぜ

(男)
「おれたち傭兵は 頼まれりゃ
 どんな仕事も受けるが‥‥
 魔王とだけは戦いたくねぇ

(店員)
「あら ファルコじゃない!
 もうすっかり元気そうね

(店員)
「魔王が復活したって 本当?
 わたし 魔王って
 お話の中のことと思ってたわ

(下の部屋へ)

親方
「おう! ファルコ
 生きてたか!
 おまえな‥‥
 むちゃも ほどほどにしとけ
 そんなことじゃ
 命がいくつあっても
 足りんぞ!

(親方)
「で‥‥
 さっそくなんだが
 おまえに仕事の話がきてる
 聞いて おどろくな‥‥
 なんと国王から じきじきに
 声がかかったんだぜ!
 使いの人間が そろそろ
 上の酒場にきてるはずだ
 ま 失礼のないようにな
 しっかり話を
 聞いておくんだぞ

(上の酒場へ)

「あ あの人がファルコよ

カイオス
「おお!
 おまえが ファルコだな
 もう
 体は大丈夫なのか?
 病にふせっていると聞いて
 心配しとったんだ

「カイオスさま‥‥

(カイオス)
「おお! いかん いかん
 紹介も すんどらんかった!
 わしは カイオスと申す
 ロゥバムの魔導士だ
 そして ここにいるのが
 弟子のギルバルトだ

ギルバルト
「はじめまして‥‥

カイオス
「ファルコ
 おまえも聞いていると思うが
 とうとう
 魔王ルキュが復活したのだ
 われらがロゥバム国王は
 その復活にあたり
 準備なさっておられるが‥‥
 いかんせん
 すぐれた剣士が
 不足しておるのだよ

(カイオス)
「そこで聞いたのが
 おまえの うわさだ
 若いに似合わず
 相当に腕が立つそうだな
 ‥‥どうかな ファルコ
 その剣をロゥバムのために
 役立ててはくれぬか?
   はい <> いいえ

(いいえ)
「そう あっさり
 いやだと言われるとは‥‥
 ‥‥‥‥
 たのむ!
 このじじいの顔を立てると
 思うて うんと言ってくれ
 ファルコ!
 その剣をロゥバムのために
 役立ててはくれぬか?
   はい <> いいえ

(いいえ)
「わしの上をいく
 ガンコ者がおるとは‥‥
 とはいえ わしもここで
 引き下がるわけには参らぬ
 たのむ!
 力を かしてくれ!
 その剣をロゥバムのために
 役立ててはくれぬか?
   はい <> いいえ

(いいえ)
 このじじいの顔を立てると
 思うて うんと言ってくれ
 ファルコ!
 その剣をロゥバムのために
 役立ててはくれぬか?
   はい <> いいえ
(以後いいえを選ぶとこれがループ)

(はい)

カイオス
「やれ うれしや!
 さっそく この知らせを
 陛下にお伝えせねば
 では ファルコ
 わしは
 ひと足先に城に戻っておる
 このギルバルトを
 供につけるゆえ
 おまえも仕度がすんだら
 ロゥバムに向かってくれ

ギルバルト
「ファルコさん
 道中よろしくお願いします

ギルバルトが仲間になった!

(老人)
「国王が探してた剣士とは
 おまえのことだったか‥‥

親方
「ん!?
 ファルコ
 ちょっと剣を見せてみろ

ファルコは自分の剣を
親方に見せた

親方
「‥‥おいおい
 ボロボロじゃないか この剣
 カリブラの町まで行けば
 もう少しマシな武器も
 あるはずだ
 これで身のまわりを
 ととのえるんだな

ファルコは親方から
ファティアをもらった!

親方
「ファルコ しっかりやれ!
 おまえにとって初めての
 大仕事だからな



(老人)
「あんなにちっちゃかった子が
 今じゃ 国王さまの
 お役に立つとは‥‥ グス
 ファルコよ
 わしゃ うれしいぞい!

(老人)
「これはわしからのお祝いじゃ
 受けとっておくれ

ファルコは
ファティアを手に入れた!

(老人)
「あんなにちっちゃかった子が
 今じゃ 国王さまの
 お役に立つとは‥‥ グス
 がんばれ ファルコ!
 わしゃ おうえんしとるぞ

民家

カレン
「えっ‥‥
 王宮に呼ばれたの!
 本当によかったね ファルコ
 しっかり やってきて!



(男)
「なんだい なんだい!
 兵隊がこの町を
 守るのかと思ったのに
 用がすんだら行っちゃった
 これじゃ夜も眠れない‥‥


洞窟

ギルバルト
「ちょっと待って!
 わたしのカンが正しければ
 ここは危険すぎます
 もっと強い武装具を
 手に入れないことには‥‥


カリブラの町

(男)
「困ったものだ‥‥
 武器や鎧が
 手に入らないとは

(男)
「主人にいいつかりまして
 武装具を手に入れようと
 ここまで来ました
 ですが かんじんの親方が
 どこかに行ってしまって‥‥

(女)
「こんなに平和なのに‥‥
 魔王が復活したなんて
 信じられないわ

(子供)
「魔王ってなあに?
 おかあさんが心配してるの

民家

(老人)
「ザガートに まごがいるんだ
 えっ あんたさん
 そこから来なすったのか

(男)
「ぼくはこの辺の地理に
 くわしいつもりだ
 何かお役に立てると
 いいんだけど

(女)
「ちかごろは 夜でも昼でも
 魔物が出るようになったよ
 これも
 魔王のしわざなのかねぇ

開封の館

開封士
「ここは開封の館
 どんなご用件でしょうか?

(開封士)
「そういえば旅のお方‥‥
 練石の館は行かれましたか?
 実は 館のあるじが
 行方不明なのですよ
 武器を求めて 人々が
 集まってはいますが
 あるじが いないのでは‥‥

(女)
「あら不思議ね
 あなたにはソウルパワーの
 ご加護があるみたい

練石の館

ギルバルト
「ええ 間違いありません
 ここがファティアを武装具に
 かえてくれるところです

アーチ
「よわったなぁ‥‥
 みなさん 武器をくれって
 やってくるんスけど
 親方にオレ そこまで
 習ってないんス

(アーチ)
「親方がいれば
 武器だって鎧だって
 バッチリ作れるんス

ギルバルト
「親方は どちらに?

アーチ
「それが‥‥
 コラード神殿に行くって
 それっきり
 戻ってこないんス‥‥

ギルバルト
「‥‥ファルコさん
 どうやら神殿に行かないと
 武装具は
 手に入らないようですね

アーチ
「オレ むずかしいことは
 できませんけど
 道具くらいなら作れるっス

(アーチ)
「ここは練石の館
 あなたのファティアを
 ステキな道具にかえる
 ところです

(ランダム)
 それではまた
 ごきげんよう


コラード神殿

(男)
「‥‥迷ったのかよ
 おめえたちも
 ‥‥‥‥‥はぁぁ
 これが天罰ってやつかね
 あのな‥‥
 おれは床がクサイって
 にらんでるんだ
 正しい床と
 そうじゃない床があって
 間違えちまうと‥‥
 ストンと落とされちまう
 おれは そう思うんだよな

(骨を調べる)

裁かれし者の姿だ

(しかばねと戦闘)

(骨を調べる)

しかばねがある

希望の光を1つ手にいれた!

あたりに魔物の臭気が
たちこめてきた‥‥

(ガーゴイルと戦闘)

ファルコたちは
ガーゴイルを倒した!

(奥へ)

「おおお‥‥
 助かった! 助かった!
 どなたか ぞんじませんが
 ありがとうございます

「わたしは 練石を
 なりわいとしていまして
 この神殿の中でファティアを
 探しておったのです

「そうしたら魔物に追われ
 こんなところに
 閉じこめられて‥‥
 ほんと もう
 さんざんな目にあいましたよ
 旅のお方‥‥
 名前を
 聞かせてもらえますか?

ファルコたちは
自分たちの名前を告げた

練石士
「ファルコさん
 ギルバルトさん
 町に戻ったら
 あなた方に すてきな武器を
 作ってさしあげます
 ですからお願いです
 わたしを町まで
 連れて行ってください
 連れて行ってくれますか?

   はい <> いいえ

(はい)

練石士
「おお あなた方は
 わたしの命の恩人です
 先ほどの約束は
 かならず守りますから!

(いいえ)

練石士
「そんな‥‥
 いやと言ったって わたしゃ
 ムリヤリついて行きますよ

こうして ファルコたちは
練石士を伴い カリブラへ
向かうことになった

降臨節第1日目が終わりました
  SAVEしますか?
   はい <> いいえ






ダークハーフ・台詞03

復活節第2日


     なんじらは泣きさけび




ディヴィズゥ
「ルキュさま
 ダークゲートの力を
 取り戻されたようで‥‥

(ルキュ)
「うむ
 だが その力が‥‥
 わが体に
 力が みなぎらぬのだ

アーヴァ
「急ぐことは ございません
 人間どもに残された時間は
 あと わずかなのですから
 ルキュさまは じょじょに
 力を たくわえられれば
 よいことでございましょう

(ルキュ)
「ローダは
 見つかったのか?

ヴェルギル
「申し訳ございません
 ローダの気配は
 いまも感じられません
 ただ‥‥

(ルキュ)
「ただ‥‥ なんなのだ?

(ヴェルギル)
「シエラの塔に
 あやしい人間がおります
 聖騎士であることは
 まず間違いありません
 その塔の北には
 人間どもの巣があり
 おそらくそこに抜け道が
 あるものと‥‥

(ルキュ)
「わかった
 では 行ってこよう

ディヴィズゥ
「お待ちください
 ルキュさま
 すでに ごぞんじとは
 思いますが
 ダークゲートについて‥‥

ディヴィズゥ
「ダークゲートは
 魔物を自在にあやつる力です
 その力を開放することで
 魔物は ルキュさまの
 忠実なしもべとなります
 注意して頂きたいのは
 一度に連れていける魔物には
 限りがあることと‥
 力を開放することで
 ソウルパワーを消費すると
 いうことです

(ルキュ)
「うむ
 魔物どもにも
 はたらいてもらうとするか

ディヴィズゥ
「闇がともにあらんことを‥‥


カリブラの町

(男)
「武装具が手に入らなくては
 魔王に戦いを
 挑むことすらできぬ

(ルキュ)
「もう 遅い

(骨になる)

(男)
「主人にいいつかりまして
 武装具を手に入れようと
 ここまで来ました
 ですが かんじんの親方が
 どこかに行ってしまって‥‥

(ルキュ)
「じきにみな
 おなじところへ向かう
 そこで待つがよい

(骨になる)

(女)
「こんなに平和なのに‥‥
 魔王が復活したなんて
 信じられないわ

(ルキュ)
「おまえが信じずとも
 これが現実だ

(骨になる)

(子供)
「魔王ってなあに?
 おかあさんが心配してるの

(ルキュ)
「もう心配しなくてもよいのだ
 死が不安を引き取ってくれよう

(骨になる)

民家

(老人)
「なんだ! おまえは!
 じじいと思ってバカにすると
 ひどいめにあわせるぞ!

(ルキュ)
「消えるのだ

(骨になる)

(男)
「ぼくはこの辺の地理に
 くわしいつもりだ

(ルキュ)
「人間の知識など
 わざわいの元にしかならぬ

(骨になる)

(女)
「命だけはかんべんして!
 ホラ お金だったらあるから

(ルキュ)
「愚かな

(骨になる)

開封の館

開封士
「ここは開封の館
 どんなご用件で‥‥?!

(ルキュ)
「おまえたちソウルを‥‥
 恐れを知らぬ生き物よ!

(骨になる)

(女)
「あら不思議ね
 あなたにもソウルパワーの
 ご加護が‥‥?!

(ルキュ)
「ソウルパワーは
 われ自身だ

(骨になる)

練石の館

アーチ
「オ オレ‥‥
 む むむ むずかしいことは
 で できませんけど
 ど 道具くらいなら‥‥
 ハハ‥‥
 道具なんていりませんよね
 ハハ‥‥ハ‥‥

(ルキュ)
「それでよい
 恐怖とは
 真実と向き合うことだ

(骨になる)


洞窟

(アーヴァが現れる)

(アーヴァ)
「ルキュさま
 シエラの塔は
 こちらではありません
 もっと北でございます


ザガートの町

(男)
「なんだい なんだい!?
 おっかない顔しちゃってさ
 いやなことでも
 あったのかい

(ルキュ)
「おまえたちが
 われを悩ませる

(骨になる)

(男)
「おれはまだ
 金持ちになってない
 ヨメさんも もらってない
 なのに ここで終わりか!

(ルキュ)
「そう 終わりだ

(骨になる)

(子供)
「これからは
 いい子にするから!

(ルキュ)
「恐れるな‥‥

(骨になる)

(老人)
「わしの
 じっさまのじっさまが
 言っとったそうだが
 なんでも
 魔王は人間の魂を食らって
 生きるって話じゃよ

(ルキュ)
「食らうのではない
 本来の場所に戻すのだ

(骨になる)



(店員)
「しかし いくら傭兵が
 がんばっても
 魔王にゃ かなわないよなあ

(ルキュ)
「そのとおりだ

(骨になる)

(老人)
「もう思い残すこたぁないよ
 長すぎたぐらいだから

(ルキュ)
「ならば 祈るのだ

(骨になる)

(二人の男A)
「こんなことなら きちんと
 修行しとけばよかった

(ルキュ)
「人間の力など
 このルキュには通用せぬ

(骨になる)

(二人の男B)
「あ あ ああぁ‥‥
 オレはここで死ぬのか‥‥?

(ルキュ)
「そうだ‥‥

(骨になる)

(男)
「さあさあ
 あんたも つっ立ってないで
 いっぱいどうだい
 グビグビグビグビ

(ルキュ)
「最後だ よく味わえ

(骨になる)

(店員)
「あんた
 すごく冷たい目してる
 でも あたしの好みだわ

(ルキュ)
「おまえが好むとも
 好まざるとも
 運命は無情なのだ

(骨になる)



(店員)
「あなたに
 神のご加護があるのなら
 旅の途中で
 隠された土地を
 見つけることができるはず

(ルキュ)
「神など いない
 われこそが真理なのだ

(骨になる)

(男)
「ダンジョンの中はナゾと
 危険に満ちあふれている
 腕に自信がないなら
 近づかぬことだ

(ルキュ)
「いいことを言う‥‥

(骨になる)

(男)
「ファティアとは
 魂のエネルギーを封じ込めた
 結晶なのだ
 それさえあれば
 剣やよろいも作れるのさ

(ルキュ)
「愚かな‥‥
 ファティアとは尊いものぞ!

(骨になる)

(男)
「オレたちの住むこの大陸は
 5つに分かれている
 このザガートの町は
 大陸の北にあるんだよ

(ルキュ)
「5つに分かれている
 のではない‥‥
 5つに 分けたのだ

(骨になる)

(男)
「その人間が
 どんな人生を送ってきたか
 そのしかばねを見れば
 わかるらしい

(ルキュ)
「おのれのしかばねが
 見れぬのが残念であろう

(骨になる)

(老人)
「ファティアとは
 天にかえれなかった
 魂の結晶なのじゃ
 この大地のあちこちに
 散らばっているはずじゃ

(ルキュ)
「おまえたちほど
 ちらばってはおらん

(骨になる)

(練石士)
「ソウルパワーは
 すべてをつかさどる力
 生きとし生けるものは
 みなそこから生まれ
 そこへかえるのです
 この力がつきたとき‥‥

(ルキュ)
「ほう‥‥
 人間も知恵をつけたとみえる

(練石士)
「あ あなたの旅は‥‥
 お‥‥終わりを‥告げる‥‥
 あ ああぁーーー!

(骨になる)

(店員)
「よくここに入れたわね
 ごほうびに地下にある宝物を
 あなたにあげるわ

(ルキュ)
「われの知らぬものなど
 ない‥‥

(骨になる)

民家

ネヤ
「ああ 言い伝えは
 本当だったんだ‥‥
 あんた 聖騎士を
 探してるんだね?
 千年前
 封印されたウラミを
 はらしにきたんだろ?

(ルキュ)
「何を言っているのだ
 それが おまえたち
 人間の言い伝えなのか?
 よいか‥‥
 われを 封印できる者など
 この世におらぬ

ネヤ
「あやしゃ 聖騎士が
 どこにいるかは 知らない
 だけど
 あんたの他にも 聖騎士を
 探してる人がいたよ

(ルキュ)
「何者だ

ネヤ
「若い男で
 お供を 2 3人連れてたね

ネヤ
「さあ おしゃべりは
 もういいだろ
 殺すんなら 殺すで
 サッサとやっとくれ
 あたしゃ もう
 じゅうぶんに 生きたもの

(ルキュ)
「人間たちに 伝えろ
 5日後に‥‥
 われは
 この世を滅ぼすとな

(ルキュ、立ち去る)

(もう一度話しかけると)

ネヤ
「ああ 言い伝えは
 本当だったんだ‥‥

民家

(老人)
「恨みをはらしに来たのだな
 聖騎士に封印されたこと
 恨みに思うておるのだな?

(ルキュ)
「それが おまえたち
 人間の言い伝えか

(骨になる)

(女)
「あんた なんだい!
 かってに
 人の家に入ってきて

(ルキュ)
「それは すまぬことをした

(骨になる)

酒場

(老人)
「とうとう この日が‥‥
 終りの日が来てしまったのか

(ルキュ)
「案ずるな

(骨になる)

(男)
「あなたが腕利きの傭兵ですね
 金は いくらでも払いますよ
 さあ お願いします

(ルキュ)
「ことわる

(骨になる)

(男)
「お前も知ってるかと思うが
 練石の館はファティアで
 武装具を作り出すところだ
 それをなりわいにする人は
 練石士と呼ばれているんだ

(ルキュ)
「おまえたち人間は
 何にでも名前をつけたがる

(骨になる)

(男)
「おれは聞いたんだ!
 魔王の声だよ! ほんとさ!
 望みを捨てろだの
 人間を滅ぼすだの
 おっかないこと言ってたぜ

(ルキュ)
「おまえにも聞こえたか
 わが声が‥‥

(男)
「えっ

(骨になる)

(男)
「にいさん 強そうだねぇ
 仕事を探しにきたのかい?

(ルキュ)
「探しているのは 腕輪だ

(骨になる)

(店員)
「すみません
 傭兵は
 みな 出払ってしまって
 予約待ちの状態なんです

(ルキュ)
「もうじゅうぶんに待った‥‥

(骨になる)

(店員)
「魔王が復活したって‥‥
 本当のことだったのね

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(骨になる)

(下の部屋へ)

(親方)
「オレも因果な時代に
 生まれたもんだ
 魔王に
 殺されなきゃならんとは

(ルキュ)
「最後のセリフは
 それでよいのか‥‥?

(親方)
「ああ かまわんよ
 たかが
 傭兵の町の親方なんだ
 気のきいたセリフなど
 ひつようないさ

(骨になる)

ファルコの部屋

(ルキュ)
「なぜだ‥‥?
 ローダの気配が
 なぜ この部屋に‥‥

(カレン入ってくる)

カレン
「だ 誰!?

カレン
「あなたが‥‥
 あなたが魔王なの?

(ルキュ)
「‥‥むすめ
 この部屋には
 誰が住んでいるのだ?

カレン
「ファ‥‥
 ファルコが住んでいるわ

(ルキュ)
「ファルコ
 ‥‥‥‥‥‥‥そうか

ホセ
「カレン!
 たいへんだ! この町に‥‥

(ホセ入ってくる)

ホセ
「 ?!
 おまえが魔王か!
 町のみんなを殺したのは
 おまえか!

カレン
「だめよ!
 近寄ったら だめ!

ホセ
「逃げるんだ
 早く逃げろ! カレン!!

カレン
「ホセ‥‥

ホセ
「いいから 早く!

(カレン、ためらいつつも逃げる)

(ホセ)
「このやろう!

(ホセ、ルキュに向かっていく)
(ホセ、骨になる)

(ルキュ)
「ファルコか‥‥
 ローダのような人間が
 この時代にも‥‥


シエラの塔へ続く地下道

(若い男と供2人)

(供)
「なに者だ!

(供)
「なぜ ここまで入ってきた!

(供)
「レイさま
 もしや この者
 聖騎士の手先では‥‥

(供)
「面倒が起きる前に
 始末せねばなりません

(ルキュ)
「愚か者め

(ルキュ、怒りに震える)

レイ
「‥‥‥‥!

(レイ)
「待て! おまえたち
 こいつは魔王だ!!

(シルバーナイト×2と戦闘)

レイ
「くっ!
 ‥‥きさまと戦えば
 おれもまた 死ぬだろう

レイ
「だが 魔王よ
 きさまのたくらみは
 みな 知れているのだ

(ルキュ)
「たくらみだと‥‥?

レイ
「裏切り者の始末が終った時
 その時は
 必ず きさまを倒す!

(レイ、消える)


シエラの塔

ディヴィズゥ
「‥‥ルキュさま
 この塔には なにやら
 仕掛けがしてあるようです

(ルキュ)
「うむ
 おおかた 聖騎士がくだらぬ
 小細工をしたのだろう
 しょせんは
 人間の知恵にすぎん
 わが魔力ディスペルで
 見えぬ物などないのだ
 おまえはさがっておれ

(ルキュ)
「おまえにこの世でいちばん
 確かなものをあたえん

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「死すがよい‥‥

(男)
「ま 魔王‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「われの元へかえるのだ

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(ルキュ)
「闇にとけるのだ

(男)
「な なに‥‥?!

(中心部へ)

フェリー
「千年ぶりだ ルキュ
 ずいぶんと おとろえたな
 自分の姿を
 鏡に うつしてみろ
 千年前とは
 似ても似つかぬ姿ではないか

(ルキュ)
「ずいぶんと強気に出たな‥‥
 フェリーよ
 おまえの小細工
 われには通用せんぞ

フェリー
「試してみるか?
 人間が 千年前と
 変わっていないと思ったら
 大間違いだぞ!

(フェリーと戦闘)

(ルキュ)
「おまえも 腕輪に触れ
 その力を得たのか?

フェリー
「‥‥‥‥‥‥‥‥殺せ

(ルキュ)
「ローダは どこにいる?

フェリー
「ルキュよ‥‥
 おまえの力をすれば
 すべては 見通せるはずだ
 おれに聞かずともな‥‥
 さあ おれを殺せ!

(ルキュ)
「‥‥いや 殺さぬ

フェリー
「ぐはあ‥‥

聖騎士フェリーは
生きた屍になった

(ルキュ)
「いつのまに人間は
 これほどの力を
 身につけていたのか‥‥?
 これは 腕輪だけの力では
 あるまい‥‥

(黒い画面に)

    不思議だ

 たかが人間のはずでは
   なかったのか‥‥?!

   たかが人間の‥‥

(塔の外まで響くルキュの咆哮)






――――――――――――――






       降臨節第2日


わが終わりの近づけるを


(カリブラの町に戻ってきたファルコたち)

ギルバルト
「おかしい‥‥
 物音ひとつしない

練石士
「ちょ ちょっと
 わたし見てきますから!

(練石士行って戻ってくる)

練石士
「町の人がいなくなってる!

ギルバルト
「まさか 魔王が‥‥

(どこかから声)
「‥‥誰か

「誰か 助けて

(カレンが出てくる)

カレン
「‥‥ファルコなのね
 魔王が‥‥
 魔王が きたわ

カレン
「ザガートが‥‥
 町は もう
 お願い
 早く ザガートに‥‥

(カレン倒れる)

練石士
「大丈夫
 気を失っただけです
 この子は わたしが
 あずかりますから

ギルバルト
「魔王め
 ザガートにも手をのばしたか
 ファルコさん 急ぎましょう

(自動的に移動)
(ルキュがカリブラに立ち寄っていなくてもセリフ同じ)

ザガートの町

ギルバルト
「や やはり
 このザガートも‥‥
 ファルコさん
 わたしはここで待っています
 なるべく早く
 戻ってきてください

(骨を調べると以下のどれかのセリフの後、希望の光入手)

裁かれし者の姿だ

しかばねがある

魂のぬけがらだ


希望の光を○つ手にいれた!

(時々)
しかばねと戦闘

(たまに)
しかばねの中に
ファティアを見つけた!

(酒場の下)

親方のなきがらだ‥‥

(親方の姿が浮かび上がる)

「こら ファルコ!
 シケたつら
 するんじゃねぇ

「‥‥おれは こんなふうに
 なっちまったけど
 お前が はんぱなマネしたら
 バケて出るからな!

「そういや‥‥
 お前に私とくものが
 あったんだ
 そこのテーブルの下を
 探してみてくれ
 それじゃ がんばれよ!

(親方消える)

ファルコの鏡に
光が 吸い込まれていく‥‥

(テーブルを調べる)

テーブルの下に
ファティアを5つ見つけた!

ファルコの部屋

ネヤ
「ファルコかい

(ネヤ)
「‥‥ごらん ホセだよ
 こんな姿になっちまって
 できることなら
 あたしが 身がわりになりゃ
 良かったのに

ネヤ
「魔王は あたしの前に現れて
 こう 言ったんだ
 あと5日で
 この世を滅ぼす ってね
 なぜ 魔王は
 この世を終りにしようって
 思ったんだろう‥‥

ネヤ
「ふぅ‥‥
 そろそろ
 とむらいの準備をしなきゃ
 いけないね
 あたしは うちに戻るよ

(ネヤ出ていく)

(骨を調べる)

ホセのなきがらだ‥‥

(ホセの姿が浮かび上がる)

「あにき!
 きてくれたんだね

「死んじまって ゴメンよ
 おれさ 魔王に体当り
 かましたんだけど
 あいつ マジで強かったよ
 気がついたら
 おれ 死んでたもんな

「でも 今はそれほど
 悪い気分じゃないんだ
 もう
 おれ 大丈夫だよ
 じゃあね あにき

(ホセ消える)

ファルコの鏡に
光が 吸い込まれていく‥‥

民家

ネヤ
「ロゥバムに行ったら
 あたしから 聞いたことを
 ちゃんと 国王さまに
 お伝えするんだよ

ギルバルト
「早くカリブラに戻りましょう
 こうしている間にも
 魔王は人間を‥‥

カリブラに出発しますか?

  はい <> いいえ

(はい)

(ギルバルト)
「カリブラで武装具をそろえ
 これからの困難に
 そなえなければなりません
 カレンさんのことも心配です
 さあ 行きましょう

(カリブラへ自動的に移動)

(いいえ)

(ギルバルト)
「ロゥバム城では国王陛下が
 お待ちです
 そのことをわすれずに

人間、死んでいない場合

(男)
「あわわわ‥わ‥‥

(男)
「や やつが
 目の前を通ったんだ‥‥
 も もうダメかと思ったよ

(子供)
「これからは
 いい子にするから!
 だから 魔王に
 もう来ないでって言って!

(老人)
「わしの魂は
 よほどマズいんじゃろうか



(開封士)
「ソウルパワーは
 すべてをつかさどる力
生きとし生けるものは
 みなそこから生まれ
 そこへかえるのです
もうすっかり
 ご存知のようですね

(女)
「実はベッドの下にも
 あったんだけど
 見つけたかしら?


(男)
「あわわわ
 ま 魔王が‥‥
 魔王がここに‥‥

(老人)
「また生きのびたでなぁ

(二人の男A)
「たっ た 助けてくれ!

(二人の男B)
「ひぃぃーーーっ!

(女)
「すごく冷たい目だった

ファルコの部屋

ホセ
「あにき‥‥
 どうしたんだい?
そんなオバケでも見るような
 顔で見ないでくれよ

(ネヤはここにも家にもいない)

酒場

(老人)
「いまや人間どもの世は
 風前のともしびじゃな

(男)
「にいさん 強そうだねぇ
 仕事を探しに来たのかい?

(男)
「人間が
 生きるか死ぬかなんて
 きっと
 かみひとえの差なんだろうな

(男)
「ほお どうやら
 練石士に会ったようだな

(親方)
「おお ファルコか
魔王に殺されずに
 またおまえに会えるとはな
 いま死にぎわのセリフを
 考えていたところさ
 はっはっはっ!

民家

(老人)
「きっと聖騎士は
 みな殺されてしまうじゃろ

(女)
「こんな恐ろしい世の中は
 もうイヤよ


シエラの塔

(男)
「人間は魔王に殺されるのを
 待つしかないのか?!

(フェリーを調べる)

死と恐怖の叫びが
今にも聞こえてきそうだ


(自動でカリブラに戻ってくる)

ギルバルト
「まずは練石士の館へ
 行きましょう

(練石士は外で待っている)

練石士
「魔王が来ていたのですね
 やはり ザガートにも

ギルバルト
「ええ
 魔王が 人間界を
 滅ぼそうとしているのは
 本当のことのようです

練石士
「おお! なんということだ
 それほどまで 魔王の怒りを
 かきたてた そのわけとは?

ギルバルト
「わかりません
 わかっているのは
 我々には時間がない と
 いうことだけです

練石士
「そうですか‥‥
 わたしは 終りの日まで
 この仕事を続けるつもりです

練石士
「さあ ファルコさん
 ギルバルトさん
 お約束の武装具を
 このわたしの手で作らせて
 ください
 さあ 中へ

(練石の館の中へ)

ギルバルト
「魔王のせいか
 魔物たちも強くなっています
 できるだけよい武装具を
 そろえたいものです

ギルバルト
「カレンさんは むかいの家で
 休んでいるそうですよ

(練石士)
「ここは練石の館
 あなたのファティアを
 ステキな道具にかえる
 ところです

民家

(ベッドにカレンが寝ている)

カレンは泣いている

カレン
「わたしがファルコの部屋に
 入っていったら
 魔王は そこにいたの
 でも 不思議ね
 その時は
 こわいと思わなかった

カレン
「ねぇ ファルコ
 わたしは大丈夫よ
 もう 心配しないで
 旅を続けて

カレン
「生きて 戻ってきて‥‥
 約束よ ファルコ

(外に出るとギルバルトがやってくる)

ギルバルト
「カレンさんの
 ぐあいは いかがでした?
 そろそろ
 ロゥバムに向かいましょう

(ギルバルト)
「ロゥバムへ行くには
 この町から南東に行った
 洞窟を通るのが近道です

人間、死んでいない場合

ルキュがファルコの部屋に入っていない場合
カレンの「わたしがファルコの部屋に~ はなく
セリフは「ねぇ ファルコ~ からになる

開封の館

開封士
「命とは尊いもの‥‥
 生きのびた人たちは
 この町を出て行きました
ロゥバムの城下町なら
 安全だと聞いたらしいのです
それでは‥‥
「ここは開封の館
 どんなご用件でしょうか?


ロゥバム城へ続く洞窟

(最後の方まで行くと)

魔物のうなり声が
聞こえてきた‥‥

(ゴーレムと戦闘)

ファルコたちは
ゴーレムを倒した!

ギルバルト
「なぜ こんな所に
 ゴーレムが‥‥
 わたしが カイオスさまと
 ここを通った時は
 なにもなかったのですが


ロゥバムの城下町

(兵士が出迎えている)

「ようこそロゥバムへ
 国王陛下がお待ちです
 こちらへ

ファルコたちは
謁見の間へと通された

カイオス
「ここにおわすが
 ロゥバム国王である

国王
「おお よくぞ来てくれたな
 ファルコよ!
 ギルバルトも
 ご苦労であった

ギルバルト
「陛下に ご報告がございます

国王
「申してみよ

(ルキュがザガート・カリブラを滅ぼしている場合)

ギルバルト
「ザガート カリブラともに
 魔王の手で 滅ぼされました
 その際 魔王は
 「5日後 この世を滅ぼす」
 と 町の者に申したそうで

(ルキュがザガート・カリブラを滅ぼしていない場合)

ギルバルト
「魔王はすでに
 いくつかの町に現れています
 やはり
 「わが審判を待て」との声は
 魔王に違いないようです

国王
「うむ
 我々に残された時間は
 思いの他 少ないようだ

国王
「カイオスよ

カイオス
「はっ

国王
「おまえに任せた仕事
 急がねばならぬようだ

カイオス
「ご安心ください
 予定通り進めております

国王
「ファルコよ ギルバルトよ
 おまえたちにも
 頼みたい仕事があるのだが
 2人とも だいぶ
 疲れているようだな
 部屋を用意させるゆえ
 今日はゆっくり休んでくれ

ファルコは 城の一室で
休むことになった




ダークハーフ・台詞04


復活節第3日


  なんじはさきに告げられたり


ディヴィズゥ
「われら この一帯を
 探索しましたところ
 さらに 1人
 聖騎士を発見いたしました

アーヴァ
「ここから 南西の方角に
 人間どもの巣がございます
 その中に潜んでいるのは
 間違いありません

(ルキュ)
「‥‥いや 2人だ
 このあたりに
 聖騎士は2人いるぞ
 ディヴィズゥよ

(ディヴィズゥ)
「も 申し訳ございません!
 わたくしの
 落ち度でございます

(ルキュ)
「まあ よい
 そのいずれかの聖騎士が
 ローダの居場所を
 知っているに違いない

(ルキュ)
「おまえたちは
 もう一方が どこにおるか
 探り出すのだ

「ただちに


ベクトラの町

(男)
「あなたが魔王さまですね
 ああ これでやっと
 苦しみから開放される‥‥

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(骨になる)

(女)
「運命に逆らうことは
 できません
 それが デュハメルさまの
 教えなのです

(ルキュ)
「デュハメルよ
 おまえは この者どもに
 何を吹き込んだのだ‥‥?

(骨になる)

(男)
「覚悟はできています
 わたしは この終りの日を
 待っていました

(ルキュ)
「聖騎士に教わったか‥‥

(骨になる)

(男)
「いったい この町は
 どうなってんだ
 みな おかしなことばかり
 言ってるよ

(ルキュ)
「闇に溶けろ

(骨になる)

民家

(老人)
「さあ やってください
 生きていても いいことなど
 ありはしないんですから

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(骨になる)

民家

(骨を調べる)

「ウゴォォオオ

(しかばねと戦闘)

練石の館

(練石士)
「こ この私を殺せば
 きっとバチがあたります
 そ それでも良いのですか!

(ルキュ)
「誰に向かって
 言っているのだ‥‥

民家

(階段をふさぐ男)
「とうとう やってきたな
 他のやつらは
 どうだか知らんが
 おれらは違う‥‥
 ただ 黙って
 殺されることはないのだ!

(ルキュ)
「おのれを
 わきまえぬ人間もいるか

(おとこ、ソルジャー×3と戦闘)

(男)
「くううぅ

(骨になる)

(階段を降りて進むと地下に老人二人)

(老人)
「ばあさんや!

(ルキュ)
「祈るのだ

(骨になる)

(老婆)
「あたしの子を返せ!
 なぜなんだい!
 あんないい子をなぜ‥‥?

(ルキュ)
「それが さだめだ

(骨になる)

(更に進むと別の民家へ)

(女)
「なぜなの!
 生きようとすることが
 そんなにイケナイことなの?

(ルキュ)
「悪くない質問だ‥‥
 しかし今のおまえにとっては
 意味をもたぬ

(骨になる)

民家

(老婆)
「デュハメルさまが
 おっしゃったように‥‥
 しょせん
 滅ぼされる運命なら
 人間とは
 なんのために この大地に
 つかわされたのでしょう?

(ルキュ)
「黙せ そして捧げろ

(骨になる)

開封の館

(開封士)
「生きることなど
 何の意味もありはしない

(ルキュ)
「ならば行け‥‥

(骨になる)

民家

(よりそう男と女)

(男に話しかけた場合)
「ぼくらは
 つぎ生まれ変わる時も
 また 一緒になろうと
 ちかいあいました

「お願いです
 せめて 一緒に
 死なせてください

(ルキュ)
「わが血となるのだ

(二人一緒に骨になる)

(女に話しかけた場合)
「お願いです
 せめて この人と一緒に
 死なせてください

「ぼくらは
 つぎ生まれ変わる時も
 また 一緒になろうと
 ちかいあいました

(ルキュ)
「今 一緒にしてやる

(二人一緒に骨になる)

(階段で地下の通路に下りる)
(犬が4匹吠えている)

(犬)
「うぉん!

(犬)
「はふはふ はふはふはふ

(犬)
「わおおんおん

(犬)
「おおん おおん

(犬は話しかけても骨にならない)

(通路を抜けると広間に出る)
(一人の男がいて、その周りに4匹犬が吠えている)
(BGMが消えて、犬の吠える声だけが響く)

「お久しぶりです ルキュさま

(ルキュ)
「聖騎士だな‥‥

デュハメル
「はい
 わたしは
 不老不死になってから
 どんなに我が身を呪ったか

デュハメル
「ルキュさま
 お願いいたします
 わたしを罰してください

(ルキュ)
「‥‥‥‥

(犬)
「ウー

(犬たちがルキュに近づいていく)

デュハメル
「おまえたち
 なにをする気だ?!
 だめだ いけないっ!!

(犬)
「オンオンオン!

(犬4匹との戦闘画面、しかし犬は「キャウン キャウン!」とすぐに逃げていく)

デュハメル
「見逃してくれたのですね
 あのイヌたちに
 悪気はないのです‥‥
 ただ このわたしを
 かばおうとして‥‥

(ルキュ)
「わかっている
 彼らは自分たちの身分を
 わきまえている
 彼らに罪はない‥‥
 身分をわきまえぬ者にのみ
 罰はあたえられるのだ

(ルキュ)
「ローダは どこにいるのだ?

デュハメル
「存じておりません
 ただ‥‥
 ローダさまは もはや
 この世にいないような気が
 するのです

(デュハメル)
「わたしと同じ聖騎士が
 この辺りにいるはずです
 その者が知っておるかも
 しれません

(ルキュ)
「して デュハメルよ
 おまえは これまでの年月を
 なにをも成さず
 ここで ただ屍のごとく
 過ごしていたのか?

(デュハメル)
「‥‥‥‥
 ルキュさま
 わたしは ある時
 気づきました
 人間は あなたに
 滅ぼされる運命にあることを

(デュハメル)
「そこから わたしは‥‥
 望みを捨て去り
 運命を受け入れることを
 人々に教え広めてきました

(デュハメル)
「人がみな あなたの手により
 生まれ死ぬのであれば
 われらは
 そこで定められた運命に
 従う他ありません

デュハメル
「わたしのできることは
 ただ 終りの日のために
 祈ることのみです

(ルキュ)
「もっともらしいことを‥‥!

(ルキュ、怒りに震える)

(ルキュ)
「闇に滅せよ!

聖騎士デュハメルは
生きた屍になった

闇に置き去りにした
ルキュの魔力がよみがえる

(デュハメルを調べると)

闇に閉ざされた魂が
悲痛な叫び声をあげている

(町を出ようとするとディヴィズゥ現れる)

(ルキュ)
「見つかったのか?

ディヴィズゥ
「はい
 ルキュさまの
 おっしゃるとおりでした
 もう1人の聖騎士は
 エスコート神殿におります

(ディヴィズゥ)
「神殿はここから
 海岸ぞいを南に下り
 橋を渡って洞窟をぬけた所に
 ございます

(ルキュ)
「うむ
 おまえは 引き続き
 残りの聖騎士を探せ

(ディヴィズゥ)
「はい


アルピーヌの森へ続く洞窟

(ディヴィズゥ)
「ルキュさま
 神殿は
 こちらではありません
 どうか お戻りを‥‥


エスコート神殿へ続く洞窟

(人間が集まって立っている)

(ルキュ)
「おまえにこの世でいちばん
 確かなものをあたえん

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「われの元へかえるのだ

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「闇にとけるのだ

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「闇に滅せよ‥‥

(女)
「あ あなたは‥‥?!

(骨になる)

(ルキュ)
「死すがよい‥‥

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(洞窟の中盤)

(男)
「エスコート神殿は
 不思議なダンジョンだ
 押したスイッチによって
 部屋の様子が変わるんだ

(骨になる)

(男)
「4つの石像が
 天空に飛び立つとき
 最後の道が開かれる‥‥

(骨になる)

(ルキュ)
「おまえにこの世でいちばん
 確かなものをあたえん

(男)
「うわぁあーーっ!!

(骨になる)

(ルキュ)
「死すがよい‥‥

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

(老婆と子供4人が集まっている)

(ルキュ)
「闇に滅せよ‥‥

(老婆)
「ひょおえぇいーっ!

(骨になる)

(ルキュ)
「叫ぶがよい‥‥

(子供)
「こ こわいよぉ

(骨になる)

(ルキュ)
「闇にとけるのだ

(子供)
「おじさん だあれ?

(骨になる)

(ルキュ)
「われの元へかえるのだ

(子供)
「おじさん だあれ?

(骨になる)

(ルキュ)
「死すがよい‥‥

(子供)
「こ こわいよぉ

(骨になる)


エスコート神殿

(ルキュ)
「闇に滅せよ‥‥

(男)
「な なに‥‥?!

(骨になる)

階下から
声が聞こえてくる‥‥

(聞こえてくる声)

「‥‥知らん
 魔王と このわしが
 手を組むなどと!

(下の部屋)

エノット
「そんなデタラメを
 おまえ 本当に‥‥

レイ
「おしゃべりは もう止めろ
 よく聞け エノットよ
 おまえは 死ぬのだ
 ロゥバムを 人間を
 裏切った罪でな!

(ルキュ)
「レイよ
 裁きは われの仕事だ

(ルキュが入ってくる)

エノット
「‥‥‥‥!
 ル ル ルキュ!!

レイ
「おのれ
 またしても 邪魔するか

(ルキュ)
「さあ そこをどけ
 われは そこにいる
 聖騎士と話がしたい

エノット
「こっちは話すことなどないぞ
 なにもない!

エノット
「ルキュよ!
 おまえにも
 この若いのにも
 わしは まだ
 殺されるつもりはない!

エノットは ふところから
取り出した薬を飲みほした!

(エノット、コウモリに変身する)

エノット
「レイよ
 ここは おまえさんに
 まかせたぞい
 生きていたら また会おう!

(エノット、飛んでいく)

レイ
「くっ!
 一度ならず 二度までも‥‥
 やはり きさまと
 戦わねばならないのか

(ルキュ)
「また 逃げてもよいのだぞ
 レイ
 同じことだ
 まもなく 終りの日は
 来るのだからな

レイ
「いや 逃げぬ!

(レイと戦闘)

(ルキュ)
「‥‥‥‥‥‥‥‥おまえは

(ルキュ)
「おまえは 自分のあるじに
 あざむかれているようだ

レイ
「こ‥‥ろせ

(ルキュ)
「あるじに伝えろ
 何人たりとも このわれを
 止めることはできぬ
 きさまに できることは
 ただ 祈ることのみだ と

(レイ、消える)

ルキュは レイを
神殿の外に送り出した

(ルキュ)
「アーヴァよ

(アーヴァ現れる)

(アーヴァ)
「はい ルキュさま

(ルキュ)
「聖騎士が逃げた
 おまえは それを追い
 そして捕らえよ

(アーヴァ)
「おまかせください

(ルキュ)
「よいか‥‥
 殺してはならぬぞ

(アーヴァ)
「はい おおせのとおりに

(アーヴァ去る)

(ルキュ)
「‥‥‥‥‥‥‥‥
 人間もまた
 聖騎士を消そうとしている

(ルキュ)
「聖騎士どもは
 われの手により
 死すべき定めにある
 勝手なまねは 断じてさせぬ

(黒い画面に)

(ルキュ)
「気に入らん
 ‥‥いったい 誰が
 ‥‥‥‥‥‥なんのために



――――――――――――――





        降臨節第3日


彼はおのれの羊の名を呼びて



(謁見の間)

国王
「来たな ファルコよ
 さっそく 話を聞いて
 もらわねばならん

カイオス
「はっ

(カイオス)
「ファルコ
 おまえも ここに来るまでに
 魔王の所行をじゅうぶん
 見たことと思う
 しかし あれは
 ほんの手なぐさみである
 魔王が本来の力を出した時
 人間すべてに
 完全な死が訪る‥‥

(カイオス)
「そこで国王陛下は
 魔王のよみがえりを見こし
 長年の間
 その仕度をなされてきた
 それが あと一歩で
 実を結ぼうとしている
 しかし
 最後の仕上げには
 結界石が必要である

国王
「うむ

(国王)
「先に わしの息子の
 ウィンダムが
 石を取りに行ったが‥‥
 いまだに
 戻ってこないのだ
 そこでだ ファルコよ
 王子を助け
 結界石を取ってきてほしい
 その石が手に入れば
 我々は 未来を
 変えることができるはずだ

(国王)
「今は わしの計画を
 細かに話すことはひかえるが
 おまえが それを見たら
 さぞ おどろくことだろう
 頼んだぞ ファルコ!

カイオス
「ファルコ ギルバルトの
 両名 前に出でよ

(前に出る)

(カイオス)
「陛下より おまえたちに
 下されものがあるぞ
 ありがたく受け取るように

(家来)
「では これを‥‥

ファルコたちは
ファティアを10こ
手に入れた!

国王
「では 頼んだぞ

(国王)
「王子は みょうに
 強情なところがあるのだ
 お前たちに
 迷惑をかけるかも知れぬが
 よろしく頼んだぞ

(カイオス)
「どうだった?
 ゴーレムとの戦闘は
 なかなか 歯ごたえが
 あったろう?
 やはり わしの目に
 狂いはなかったな
 合格だ

(家来)
「ウィンダム王子は
 カマロの塔に向かわれた
 その塔は ここロゥバムより
 北東の洞窟を
 抜けたところにある
 2人とも 陛下の期待を
 裏切ることのないようにな

(ギルバルト)
「結界石を手に入れろとの
 ご命令です
 魔王と直接戦えないのは
 残念ですが
 陛下には何か
 お考えがあるようですし
 結界石を
 探しに行きましょう

(兵士×2)
「‥‥‥‥‥‥

(兵士×3)
「‥‥‥‥
 私語は禁止されておる
 のであります

(兵士)
「‥‥足が痛い

城内

(兵士×2)
「ご苦労さまです

(兵士)
「この先は ウィンダム王子の
 寝室であります

(兵士)
「すまぬが その鏡
 わしに見せてはくれぬか?
   はい <> いいえ

(はい)
「ありがとう

「不思議だ‥‥
 この鏡を見ていると
 心が 洗われるようだ

(いいえ)
「そうか‥‥
 よほど 大切なものなのだな

(兵士)
「国王さまは すばらしい方だ
 おれらのような者でも
 分けへだてなく
 接してくださるからな

(男)
「魔王ってやつは千年間
 封じられてたんだろ
 ‥‥ということは そうとう
 やつは 体がナマってるはず
 今つかまえれば 魔王を
 倒すことができるかもな

(老人)
「結界石は
 なんとも不思議なものでな
 ある学者などは
 この大地から
 生まれたものではないと‥‥
 そんなことまで言うとるのだ

(兵士)
「カイオスさまは たくさん
 弟子をかかえておられるが
 その中で一番デキがいいのは
 ギルバルトなのだよ

(兵士)
「ご苦労さまです

(兵士)
「おれは 町で
 すごい美人を見たぞ
 だがな
 声をかけたら フッと
 消えてしまったんだ

(男)
「ウィンダムさまが
 塔に向かわれてから
 かなりの時間がたっている
 何事もなければよいのだが

(女)
「ウィンダム王子ったらね
 王さまに頼みこんで
 結界石を探すのを
 許してもらったんだけど
 この調子じゃ いつまで
 かかるか わからないわよ

(兵士)
「ううむ 腹がへったのう

(兵士)
「つとめが終ると おれらは
 ここでメシを食うんだよ

(女)
「あら あなた
 新しく入った兵隊さんなの?

(老婆)
「あたしゃ ここで50年
 兵隊の世話をしてるんだよ

(兵士)
「この先には
 ふるい地下神殿があるのだが
 立ち入り禁止になっている
 なんでも
 歩けば歩くほど戻される
 不思議な所だそうだ

(兵士)
「この先は ウィンダム王子の
 寝室であります

(女)
「ウィンダム王子は
 負けずぎらいな方なのよ
 この前なんか 兵隊と
 飲みくらべして
 死にかけたくらいなんだから

(女)
「ウィンダムさまって
 すんごい きれい好きなの
 ピカピカにしとかないと
 すぐきげん悪くなるわけ

(兵士)
「この奥は 国王陛下の寝室だ


城の外

(兵士)
「魔王なぞ 恐るるに足らん
 わしが返り討ちにしてくれる
 ふは! ふははははははは!

(兵士)
「となりのやつ
 強気なこと言ってるけど
 ほんとうは
 めちゃめちゃ弱いんだよな

(兵士×4)
「ご苦労さまです

城下町・その1

(老婆)
「町の西のほうは
 だいぶ前から 通行止めに
 なっていますよ

(兵士)
「ここからは
 国王陛下の許しがなければ
 入ることはなりません

(老人)
「このロゥバムにさえいれば
 魔王なんぞ 怖くはないわ
 なんといっても 国王さまは
 長い間 魔王のことを調べ
 策をねられておったからの

(子供)
「にいちゃんのヨロイ
 かっこいいね!

(女)
「あら ロゥバムは
 はじめてみたいね
 どこから来たの?

(隠れたところにいる人)
「建物の入り口が
 見当たらない時は
 裏側を探ってみるといいよ

(男)
「おれはな‥‥
 国王のお役に立ちたいと
 そう思ってな
 ここに やってきたんだ

(兵士)
「あなたがファルコさんですか
 若いに似合わず 相当な
 腕を持っているそうですね

(男)
「‥‥んうぉぉお
 飲みすぎちったい

民家

(子供)
「まおうって
 どんなかたちを してるの?

(子供)
「おかあちゃん
 なんかないの たべるもの

(子供)
「まおーがきたって
 とーちゃんが ドカーンと
 やっつけてくれるさ

(女)
「うちの人も わたしも
 子供が好きだから
 作れるだけ作ったのよ

酒場

(店員)
「いらっしゃい
 楽しんでってください

(男)
「カマロの塔は ほんとに
 恐ろしい場所だ
 おれは 昔
 中に入ったことがあるが
 落とし穴につぐ 落とし穴で
 本当に死ぬかと思ったよ

(女)
「魔王が復活してから
 ずいぶん この店
 ヒマになったわ

(老人)
「なあ たまには
 わしに つきおうてくれ
 そして このおじいちゃんに
 あまえてみてくれい

傭兵A
「おお おまえさんも
 剣士のようだな
 おもしろい仕事なら
 つきあうぜ
 どうだい
 オレを仲間に入れないか?

傭兵Aを
仲間にくわえますか?
  はい <> いいえ

(はい)

傭兵Aが仲間になった!

(いいえ)

(傭兵A)
「そうか
 また声をかけてくれよな

傭兵B
「おお 仕事かい?
 今なら
 仲間になってやってもいいぜ
 どうする?

傭兵Bを
仲間にくわえますか?
  はい <> いいえ

(はい)

傭兵Bが仲間になった!

(いいえ)

(傭兵B)
「あばよ

民家

(男)
「おお旅の方よ
 さぞ おつかれだろう
 さあ このお茶を飲みたまえ

ファルコたちは
お茶を ごちそうになった
安らぎがしみわたる

(男)
「こうやって しずかに
 お茶を飲むことが
 いつまで できるのだろう
 魔王がくれば この平安も
 うばわれてしまう

城下町・その2

(男)
「ロゥバム国王は
 われらを守るため
 けんめいに働いてらっしゃる
 ありがたいことだ

(馬)
「ヒヒーン
 ブルルルルルル

(子供)
「いま くんれんちゅうだ
 話しかけちゃだめだ
 ばんごう!

(子供)
「いち

(子供)
「にー

(子供)
「さん

(子供)
「ぜんたい!
 みぎむけー みぎ!!

(子供)
「もどれっ!

(子供)
「へいたいさんに なるために
 くんれんしてるんだ

(子供)
「まおうは おれたちが
 やっつけてやるぜ

(子供)
「ぼく おうちで
 ごほんがよみたいのに‥‥

(馬)
「ブルルルルルル
 ブヒッ
 ブルルゥン

(男)
「ここに住んでた家族が
 とつぜん消えちまったんだ
 これも魔王のしわざか?

民家

(老婆)
「ここはね 兵隊さんが
 休むところさ
 今は みんな
 つとめに出てるよ

民家

(ギルバルト)
「かあさん ただいま!

(母)
「ああ ギルバルト
 おつとめは終わったのかい?

(ギルバルト)
「いや 今度は国王陛下から
 直々に命を受けたんだ
 すぐに行かなきゃならない

(老婆)
「よかったじゃないか
 ほんとによかったよ
 長生きしてて‥‥

(ギルバルト)
「そうだ! 紹介するよ
 これから 一緒に
 仕事をすることになった
 ファルコさん

(母)
「息子をよろしくお願いします

ギルバルト
「かあさんのためにも
 魔王を食い止めなければ!

(母)
「ファルコさん
 ああ見えても しんは
 しっかりした子です
 どうかよろしくお願いします

(老婆)
「何もありませんけど
 ゆっくりしてってくださいな

大きな家

(男)
「なにか用があるのか?
 ないなら 出て行きな

(子供)
「にいさん 他人ごとに
 首つっこむと ケガするぜ

傭兵C
「そうさ
 戦いたくてウズウズしてら
 冒険に行くなら
 このオレをまぜてくれ
 お願いだ

傭兵Cを
仲間にくわえますか?
  はい <> いいえ

(はい)

(傭兵A、Bを仲間にしていると)

これ以上
傭兵を仲間にできません

(いいえ)

(傭兵C)
「そうか
 そりゃあ 残念だ

(男)
「‥‥‥‥‥‥

民家

(女)
「うちのだんなは
 モンデオの町を守ってるんだ
 無事だといいんだけど
 こんな時だから 心配で‥‥

(子供)
「ぼくのとうちゃん
 へいたいさんなんだよ!
 いまは おでかけしてるんだ

民家

(男)
「ほんと 商売が
 やりづらい世の中になった
 おれは こいつと一緒に
 歌うたって国をまわったんだ
 だけどみんな 今じゃ
 歌聞く余裕もなくなって‥‥

(女)
「歌が歌えないことが
 こんなにつらいとは
 思わなかったわ

民家

(老人)
「にいさんがた!
 今なら この家
 安く貸してあげるよ
 ごらんのとおり
 ベッドもタンスも
 みな そなえつけだよ


カマロの塔へ続く洞窟

(兵士)
「ファルコ殿と
 ギルバルト殿ですな
 ロゥバムより
 申しつかっております
 私の足元にあるスイッチを
 ふんでください

(兵士)
「さあ どうぞ!

(兵士)
「ウィンダムさまは
 ご無事でしょうか‥‥

(奥へ)

ギルバルト
「ファルコさん
 聞こえませんか?

「‥‥ぅぇぇぇぇ

ギルバルト
「ほら!
 子供の泣き声ですよ

(ギルバルト)
「いったい なんだって
 こんなところに子供が‥‥

(更に奥へ)

「ぇぇえぇええん

ギルバルト
「泣き声が近くなりましたね

(更に奥へ)

「うあぇえんえええー

ギルバルト
「この辺りかな‥‥

(奥へ)

ギルバルト
「いた いましたよ!

(ギルバルト)
「いったい どうして
 こんな所にいるんだい?

子供
「とうちゃんが
 とうちゃんが‥‥
 うぇぇぇぇええええ

ギルバルト
「ほら 泣いてちゃ
 わからないよ
 なにか あったんだね?

(子供)
「グス とうちゃんが ぼくが
 さらわれるって
 たすけにきて‥‥
 それで ここで
 まよったの

ギルバルト
「誰が さらうんだって?

(子供)
「へいたいさん‥‥
 でも‥‥

(子供)
「‥‥でも とうちゃん
 あなにおちて グス
 うぅぇええええええーん

(女が入ってくる)

(女)
「あなた方は‥‥

ギルバルト
「いえ あやしい者では
 ありません
 子供の泣き声を聞いたもので
 ここまで来たのです

(女)
「ほら ぼうや
 こわくないのよ
 泣かないで
 もう大丈夫だから

ギルバルト
「わたしは ギルバルト
 彼はファルコといいます
 あなたは?

(女)
「クレールと申します‥‥‥
 ‥‥!

(クレール)
「あなたのその鏡
 いったいどこで
 手に入れたのですか?

これまでのことを
クレールに話しますか?
  はい <> いいえ

(はい)

ファルコは 今までに
起きたことを
クレールに話した

クレール
「やはり ローダさまが‥‥

(いいえ)

クレール
「そうですか‥‥
 なにか事情が
 おありのようですね

(ここから同じ)

クレール
「ファルコさん
 よく聞いてください

(クレール)
「今から千年前
 ローダさまと6人の聖騎士が
 魔王を封印し‥‥
 この大地は 人間の手で
 治めることになったのです
 しかし その後まもなく
 ローダさまは
 姿を隠されてしまいました

(クレール)
「なぜ お隠れになったのが
 どこに行かれたのか
 それは わかりません
 ただ 確かなことは
 その鏡が 魔王封印の際に
 使われたものだということ
 また ローダさまが
 他ならぬあなたに
 鏡を託されたということです

(クレール)
「‥‥これから先 あなたに
 大きな試練が
 待ち受けることでしょう
 けれども あなたが戦わねば
 人間の未来は
 闇に閉ざされます

(クレール)
「光をその鏡に
 たくわえるのです
 光は至るところにあり
 鏡の中の光は かならず
 あなたの助けとなります

(クレール)
「もう行かねばなりません
 この子はわたしが
 安全な場所へ連れて行きます
 また お会いしましょう

(クレール)
「さあ ぼうや
 ついてらっしゃい

(子供)
「うん!

(クレールと子供去る)

ギルバルト
「クレールさんか‥‥
 なぜあの人は
 あんなことを知っていたの
 でしょう?
 不思議な人です

(ギルバルト)
「さあ ここを出ると南東の
 方角に塔があるはずです
 ウィンダム王子のもとに
 かけつけましょう


エランの洞窟

(ライナルを調べる)

死と恐怖の叫びが
今にも聞こえてきそうだ

(老婆)
「どこにいても
 魔王に殺されるんでしょうね

(子供)
「わーん!
 おうちに帰りたいよう

(男)
「人間は魔王に殺されるのを
 待つしかないのか?!

(老人)
「もう
 ここで死ぬしかないんかのぉ

モンデオの町の南

(傷ついた兵士がいる)

(兵士)
「旅の人よ すまないが
 頼みを聞いてくれ

(兵士)
「おれはエセル
 ロゥバムの兵士だ
 ‥‥‥‥城下町に
 おれの家族がいる
 どうか
 これを渡してほしい

エセルから
かたみを受け取った

(エセル)
「これで‥‥ もう

エセルは しずかに
息をひきとった


モンデオの町

(エセルに会っていない場合)

(子供)
「東のほうだよ
 なんとかしてあげて!
 すごく いたがってるよ

(子供)
「にいちゃん
 この町から
 それほど はなれていない
 ところで
 兵隊さんが
 苦しんでるんだ

(エセルに会った場合)

(子供)
「のどがかわいたって
 へいたいさん いったから
 おみず あげたんだ ぼく

(子供)
「兵隊さん どうだった?
 ‥‥しんじゃったんだね

町人死んでいない場合

(老人)
「ほお
 あれが魔王じゃったのかえ?
 どうりで見ない顔だの

(男)
「あ あれが魔王だったのか
あやうく
 呼び止めるところだったぜ

民家

(女)
「なんだい?
 うちは 宿屋じゃないよ
 よそ あたっとくれ

酒場

(マスター)
「はい いらっしゃい
 ご注文は?
なんだ ひやかしか

(男)
「えらそうな服 着やがって
 おめぇ道化師か?
そこで
 おどってみろ こら!

(男)
「金さえ渡せば
 魔王だって考え直すさ

(男)
「なかなか強情な女だぜ

(女)
「この人ったらシツこくて

(老人)
「おむかえは
 まだじゃろうか?

(女)
「わたし
 悪いことは何もしていない
 と言ったらウソになるわね


カマロの塔

(ウィンダムと兵士がいる)

(ギルバルト)
「ウィンダム王子
 ご無事でなによりです

(ウィンダム)
「おお ギルバルト
 なにか事件でも起きたのか?

(ギルバルト)
 いえ 国王陛下より
 王子の手助けをせよとの
 命を受けまして ここまで

ウィンダム
「‥‥うう
 また 父上が
 いらぬ心配をしたのか

(ウィンダム)
「ギルバルトよ
 ご苦労であった
 帰ったら 父上に伝えてくれ
 ウィンダムは元気に
 やっております
 結界石は 目の前にあり
 あとは持ち帰るだけです と

ギルバルト
「‥‥‥‥‥‥

(ギルバルト)
「王子!
 もし あなたの身に
 何かありましたら
 わたしは
 陛下に顔向けできません
 どうか
 わたしを助けると思って
 手助けさせてください!

(ウィンダム)
「ふむ 考え直してもよいが
 そこの剣士は?

(ギルバルト)
「ファルコと申す者で
 ございます

(ウィンダム)
「おまえ 腕は立つので
 あろうな?
   はい <> いいえ

(はい)

(ウィンダム)
「うむ
 かなりの自信があるようだな
 では ギルバルト ファルコ
 同行を許してつかわすぞ

(いいえ)

(ウィンダム)
「気に入った!
 わたしは正直者がすきだ!
 では ギルバルト ファルコ
 同行を許してつかわすぞ

ファルコたちは
王子に同行することになった

(ウィンダム)
「さ! 参るとするか

(兵士)
「この塔は とてつもない
 カラクリが仕掛けてあります
 誰がこんなことを‥‥?

(兵士)
「どうかお許しを!
 われらの力およばず
 王子さまにご迷惑を‥‥

(兵士)
「王子さま
 どうか ご無事で!

(兵士)
「王子さま
 ご無理をなさいませんように

(兵士)
「足元にはじゅうぶん
 ご注意ください
 あまり歩き回ると
 床がくずれ落ちるのです

(結界石の元へ)

ギルバルト
「な なんだか 気分が‥‥
 気分が悪く‥‥
 なって‥‥きまして‥‥

ウィンダム
「ん? わたしは大丈夫だぞ

(ギルバルト後ずさる)

(ギルバルト)
「あの石‥‥
 結界石がわたしを
 こばんでいるようです

ウィンダム
「なにを弱気な‥‥
 石は目前にあるのだぞ

(ウィンダムが結界石の方へ近づく)

ふいに
あたりの空気がよどみ
魔物の気配がしてきた

ウィンダム
「でたな 化物め
 みじんにしてくれるわ!

(ケルベロス×3と戦闘)

ギルバルト
「これが結界石ですね‥‥

ウィンダム
「この石さえあれば
 あの魔王に対抗することが
 できるのだ
 みな ご苦労だった
 このウィンダム
 礼をいうぞ

(ウィンダム)
「さ! 運ぶとしよう

(ウィンダム、石に近づく)

「‥‥?!
 な なんだ?

(画面黒く)

結界石から発した黒い霧が
ファルコたちを包みこんだ

(どこかの部屋)

「気がついたか‥‥

ウィンダム
「ややっ
 結界石はどこだ!

「わしが持っておる

「誰のさしがねだ?
 なぜ おまえたちは
 結界石を持ち去ろうとする?

ウィンダム
「待て!
 その前に 名をなのるのが
 礼儀というものであろう

「こりゃ すまなんだ
 わしは エノット
 昔は 聖騎士などと
 いうもんをやっとった
 よろしくな
 ウィンダム王子

ウィンダム
「う‥‥

エノット
「わしには信じられん
 あの塔は 決して
 生きて出られぬよう
 罠を仕掛け 魔物をおいた
 それに ケルベロス‥‥

(エノット)
「あれを 打ち倒すことが
 できるとはな

(エノット)
「誰が とどめを刺した?

ウィンダム
「むろん このわたしが‥‥

(エノット)
「うそをつけ!

(ギルバルトに向かって)

(エノット)
「‥‥おまえでないとすれば

(ファルコに向かって)

(エノット)
「おまえか!

(エノット)
「若いに似合わず
 たいしたもんだの

(エノット)
「だが この石は渡せんよ

ギルバルト
「そんな!

エノット
「おおかた 国王が
 石を探せと命じたのだろ?
 いいか 結界石だけで
 魔王に立ち向かえると
 思うたら大間違いだ
 魔王が 本当の力を出せば
 こんな石など役には立たん

ギルバルト
「しかし 国王陛下は‥‥
 長年にわたり 魔王に対する
 準備をされてきました
 その石さえあれば
 備えは完全なものになると

エノット
「問題はその国王だ
 やつは 分かっておらぬ

ウィンダム
「なにぃい!
 今 なんと言った!!
 きさま 父上をコケに
 するつもりか!

(エノット)
「やかましいわ
 また塔に戻してもよいのだぞ
 今度は おまえ1人きりでな

ウィンダム
「うぐっ‥‥

エノット
「ちょうどよい

(エノット)
「この町の一番大きな
 屋敷に行ってみるがよい
 そこに聖騎士の屍がある
 魔王は
 この町にもやって来たのだ
 我々 聖騎士を殺しにな
 あの屍を見れば
 魔王が絶対の力を持つことが
 わかるだろう

(先の戦闘のケルベロス三匹全てウィンダムがとどめを刺していてもこのイベントのセリフは同じ)

(エノット)
「この町の一番大きな
 屋敷に行ってみるがよい
 そこに聖騎士の屍がある

ギルバルト
「この人が‥‥
 昔 魔王を封じたとかいう
 あの聖騎士なのですか?
 信じられない‥‥

ウィンダム
「聖騎士だろうと何だろうと
 わたしはこの男から結界石を
 取り返さねばならんのだ!


ベクトラの町

(エノット)
「結界石をあきらめて
 帰るのかね?

町人死んでいない場合

(男)
「どうやら
 あのデュハメルってやつが
 みなに おかしなことを
 吹き込んでいたらしい

(女)
「運命は
 このわたしをもてあそんで
 いるのでしょうか?

(男)
「ああ 魔王さまに
 見はなされてしまった‥‥

(男)
「覚悟して待っていたのに‥‥

開封の館

(開封士)
「生きることなど
 何の意味もありはしない

民家

(老婆)
「デュハメルさまの
 おそばに行きたい‥‥

民家

(骨を調べる)
「ウゴォォオオ

(しかばね×3と戦闘)

民家

(老人)
「その剣で
 バッサリとやってくだされ
自分では
 どうにも死に切れんのです

民家

(階段をふさぐ男)
「おお キミたちも
 魔王と戦うつもりなんだな
 最後まで あきらめるなよ

男が死んでいる場合、進める地下室と民家

(老人)
「やはり魔王に情けは
 なかったんじゃなぁ‥‥

(老婆)
「ううっ‥‥
 あたしたちを守って‥‥
 あの子は
 天国にいっちまったよぉ

(女)
「わたしはきっと
 生きぬいてみせるわ!

民家

(男)
「ぼくらは本当に
 生まれ変われるだろうか?

(女)
「この人と
 一緒に死ねるなら
 命などおしくありません

一番大きな屋敷

ファルコたちは
そこにうずまく恐怖に
身の凍る思いがした

「こ これは‥‥?!

エノット
「こやつも 聖騎士の1人だが
 魔王の手で生ける屍になった
 殺されるよりも恐ろしい
 死をこえた罰‥‥
 きっと 我々の想像を
 絶するような苦しみに
 今ももがき続けているに
 違いない‥‥

(エノット)
「魔王は
 千年前の約束を
 わすれてはいないのだ‥‥

ギルバルト
「約束‥‥?

(魔物2匹とアーヴァが現れる)

(アーヴァ)
「人間どもが集まって
 なにをしている?

(アーヴァ)
「エノットよ!
 ルキュさまから
 逃れることはできぬぞ!

(エノット)
「どなるな
 聞こえておるわ

ギルバルト
「こ こいつは‥‥!?

エノット
「魔王のしもべだ

ウィンダム
「ふんっ!
 誰に仕えようと
 しもべはしもべにすぎん!

(ウィンダム)
「さあ かかってこい!

(アーヴァ)
「愚かな‥‥
 みなまとめて
 始末してくれるわ!

(アーヴァ、ドラゴニュート×2と戦闘)

(アーヴァ)
「おおおおおお
 このようなことが‥‥
 ルキュさま!
 このアーヴァを
 お許しく‥‥ださ‥‥い

(アーヴァ服だけ残して消える)

エノット
「‥‥‥‥
 すでに運命の輪は
 まわり始めたのか

(ファルコに向かって)

(エノット)
「この石はやはり
 おまえたちに渡そう
 国王がなにをしようと
 この流れは止められぬ‥‥

ファルコたちは
結界石を受け取った

(エノット)
「ファルコといったな
 おまえには見えざる守りが
 あるようだの

(エノット)
「用心しろ
 敵は 魔王だけではない
 信ずるは おのれの心のみだ

(エノット)
「おっ!
 グズグズしてはおられん
 わしは人気者での
 魔王と人間の両方から
 命を狙われとるんだ
 そういや この前きた刺客
 そこの魔導士と
 うりふたつだったな

ギルバルト
「‥‥!

(エノット)
「じゃ わしは行く
 生きていたら また会おう!

(エノット、コウモリに変身して去る)

ウィンダム
「長い1日だったな‥‥
 だが 石は手に入った

(ウィンダム)
「少しここで眠ろう
 もうクタクタだ

ギルバルト
「わたしとそっくりの
 刺客が‥‥?
 もしや‥‥




(C) 2025 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.