ピアニストのハラミちゃんの演奏に、手をたたいて盛り上がる福井県若狭町立瓜生小と熊川小の児童たち=福井県若狭町の同町立瓜生小学校体育館で2025年2月28日午後2時26分、高橋隆輔撮影
人気ユーチューバーでピアニストのハラミちゃんが、児童減少による統廃合で新設される、福井県若狭町立上中(かみなか)小の校歌を作曲することになった。ハラミちゃんが校歌を作るのは初めてで、2月28日現地を訪れ、サプライズで児童らと交流した。この日のイメージを基に作曲し、4月7日の開校式で新校歌がお披露目される。
上中小は、同町立瓜生小と熊川小の閉校に伴い、両校を統合する形で新設される。渡辺英朗町長が知人を通じて校歌の作曲を依頼したところ、ハラミちゃんが快諾した。
ハラミちゃんは、児童らからリクエストされた曲を次々と演奏。聞いたことのない曲を求められると、スマホを取り出して曲を聴き、即座に弾きこなして児童を驚かせた。
児童らと交流し、記念撮影するハラミちゃん=福井県若狭町立瓜生小体育館で2025年2月28日午後2時45分、高橋隆輔撮影
また、自身がピアニストの夢をいったん諦めて一般企業に就職し、そこでの出会いと偶然が現在の活動につながったことを紹介し、「無駄なことは人生に一つもない。小学校が一緒になることも、みんなの人生で意味のあること。みんななら一つになって頑張れる」と励ましの言葉を贈った。
ハラミちゃんは「児童の瞳と、雪に反射した光がキラキラしていたのが印象的だった。キラキラと輝かしい未来につながるように、明るい曲調で、みんなで大声で歌えるような曲にしたい」と、トレードマークの顔いっぱいの笑みで話していた。
瓜生小児童会長の植田澪さん(6年)は、ハラミちゃんの出演番組はすべて録画するほどの大ファン。「今日はライブにいる気分だった。3月で卒業するけど、校歌は楽しみだし、歌ってみたい。妹は来年もまだ小学生なので、元気よく歌ってほしい」と話していた。【高橋隆輔】
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