Xで3月10日夜(日本時間)などに発生したシステム障害で、親パレスチナとされるハッカー集団「ダーク・ストーム」が犯行声明を出した。米誌NewsWeakなどが報じた。
同誌などによると、ダーク・ストームは大量のデータを送りつけてサーバに負荷をかける「DDoS攻撃」を仕掛け、「Xをオフラインにした」などとTelegramで明らかにした。証拠は示されていないという。
ダーク・ストームは2023年に結成された。 同年10月のハマスによる奇襲攻撃に対しイスラエルがガザ地区を攻撃したことから、同国や同国を支持する国、団体を標的にする親パレスチナの集団とされる。24年には北大西洋条約機構(NATO)を脅迫、ジョン・F・ケネディ空港(米ニューヨーク)へのDDoS攻撃の声明を出している。親ロシアのハッカー集団との連携を指摘する声もある。
Xのシステム障害を巡っては、所有者の米実業家イーロン・マスク氏が「ウクライナ地域を発信源とするIPアドレスから大規模なサイバー攻撃があった」と主張している。
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