ふと気がつくと、あなたはどこかの路地裏の建物、その裏口前の段差に座り込んでいた。
はて? 自分はどうしてこんなところにいるんだろう。
記憶を辿る。
あなたの最後の記憶は自分の寝床で眠りについたところまでだ。
こんな何処とも知らない場所に足を運んだ覚えは全くない。
しかも、何故か、自分の今の服装は見知らぬ革製の質素な衣服になっている。
しかも、何故か、自分の今の服装は見知らぬ革製の質素な衣服になっている。
靴も安いぽい革製ブーツ。
更に現代日本では持ち歩いていたら完全アウトな武装*1をベルトに引っさげている。
RPGの初期装備みたいな姿が、今のあなたの姿だ!!
こういう展開は腐るほど見てきた。
まさかアニメ業界で流行っている異世界転生やら召喚に巻き込まれたのだろうか?
そんな考えがあなたの頭を過ぎったその時だった。
「なぁ、キミ」
聞き覚えのある女性の声が、頭上から降ってきた。
顔をあげればそこには黒髪をツインテールにしたロリで巨乳でボクっ娘な
「もし良かったら、ボクのファミリアに入らないかい?」
にこっと天使のような、もとい女神の微笑みを浮かべ、白のグローブを嵌めた右手を、あなたへと差し伸べてくる。
あなたは、今の状況をだいたい理解した。
なるほど、ここは迷宮都市オラリオで、自分はダンまちの世界にINしたのだと。
そうとわかれば、あなたの答えは決まっている。
冒険者になる。冒険をする。そして、この世界を堪能するのだ!
そして、あなたは
①ぺろぺろしてもよろしいか?と尋ねる。
②ぺちんっと振り払う
③両手で掴んで背負い投げした!
④自分の方に持ってきて、頬ずりした!
⑤取って、ファミリアの一員に・・・なる!
⑥気にもとめず、自分田中なんですけど!と叫んだ。
⑦取って、ファミリアの一員に・・・ならない!
⑧とりあえずオギャってみる!
⑨取って、おけーわかった。結婚しよう必ず幸せにする。と、結婚の契りを交わす
⑩くんかくんかハスハスと肺がヘスティアの匂いでいっぱいになるまで嗅いでみる
一瞬で脳内で10個の選択肢が表示される。
なんだこれは・・・
動揺するあなた。しかし、なにも動揺する必要は無い。
これはあなたのダンまちIN
さぁ、選ぶのです。あなたの選択は?