サッカー=アーセナル戦主審、退場判定巡り脅迫被害 警察が捜査
イングランドのサッカー審判統括団体PGMOLは26日、前日に行われたプレミアリーグのウルバーハンプトン─アーセナル戦を担当した主審(写真)が脅迫を受けたとされる件で、警察が捜査を行っていると発表した。英ウルバーハンプトンで25日撮影(2025年 ロイター)
[26日 ロイター] - イングランドのサッカー審判統括団体PGMOLは26日、前日に行われたプレミアリーグのウルバーハンプトン─アーセナル戦を担当した主審が脅迫を受けたことを受け、警察が捜査を行っていると発表した。
この試合ではアーセナルのマイルズ・ルイススケリーが相手選手を引っ掛けて倒したとして、前半43分に一発退場となっていた。アーセナルのミケル・アルテタ監督はこの判定に怒りを示したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって、マイケル・オリバー主審の判断は支持された。
PGMOLは「試合後、マイケル・オリバー主審が脅迫を受けたことにわれわれは驚愕している。どのような形であれ、審判員が虐待的行為に遭うようなことがあってはならない。この24時間でマイケルとその家族に向けられた攻撃が憎むべきもので許されないことは言うまでもない」との声明を発表。
「警察はこの件を把握しており、さまざまな方向から捜査が進められている。われわれはこのような容認できない行為には断固とした対応を示す」とも述べた。
広告 - スクロール後に記事が続きます
プレミアリーグは、当該の判定について声明で「VARによって深刻な反則行為と確認されている」と述べている。一方、複数のテレビ解説者はこの判定を疑問視し、同リーグで審判を務めたマイク・ディーン氏はイエローカードで十分だったとの見解を示していた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」