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母親の点滴にサプリ、医師の業務妨害の男に懲役1年6月、執行猶予3年 名古屋地裁判決

2025年3月11日 11時38分 (3月11日 19時44分更新)
 入院中の母親=当時(85)=の点滴ボトルにサプリメントを注入して医師らの業務を妨害したとして、偽計業務妨害の罪に問われた無職伊藤直行被告(62)に、名古屋地裁は11日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。
 松田克之裁判官は、主治医からサプリは摂取できないと何度も言われたのに、注射器を持ち込み注入したことは「計画的で悪質」と指摘。摂取を考えたこと自体は「効果があると信じ込んでおり、母親の病気を治したい思いからの行動で強く非難はできない」とした。
 判決によると、名古屋市南区の病院で昨年8月9日、母親の点滴ボトルにサプリを溶かした水溶液を注射器を使って注入し、医師の適...

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