市民病院医師の半数が退職へ 院長も退任の方向 経営や人事を巡り混乱が背景か 宮崎

宮崎県串間市の串間市民病院で在籍する医師12人のうち2人が3月末までに退職する予定で、別の4人も退職意向を示していることが11日、分かった。同日、緊急会見した江藤敏治院長が明らかにした。自身も3月末で退任する方向という。病院経営や人事を巡る混乱などが背景にあるとみられる。

江藤院長は会見で「市民に不安が広がっている。今後の地域医療体制について、市と在り方を考えたい」と強調。退職者が続出したことに関する詳しい説明はなく、12日午後2時から市内の道の駅「くしま」で市民向けに現状説明するとした。

また、その場で島田俊光市長と今後の病院運営に関して議論したい考えも示した。

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