卒業式が行われた7日、岐阜県高山市の中学校では、お世話になった先生を卒業生が手作りの「みこし」で担ぎました。

先生を、みんなで担ぐ卒業みこし。高山市の東山中学校に、40年以上前から続く伝統行事です。
先生を乗せるみこしも、手作り。勉強の合間をぬって3か月がかりで仕上げました。みこしには、担任の先生の好きな物や似顔絵、感謝のことばなどが添えられています。

きょうは卒業生93人がお世話になった先生を、順番にみこしに乗せて、3年間の感謝の気持ちを伝えました。
(卒業生)
「めちゃくちゃ楽しくて一瞬で終わるのが悲しかった」
「みんなが楽しんで盛り上がって本当に良かった。(先生たちは)ニコニコでした」

みこしに担がれた先生たちは…
(女性教員)
「最高でした。これから先もないのかなと思うような幸せな気分になりました」
(男性教員)
「生徒や保護者の気持ちが伝わってきて、このためにやっているなという気がします」


卒業式とともに、忘れられない思い出となりました。