長野県飯山市の小学校で、最後の卒業式と閉校式が行われました。

今年度末で閉校する飯山東小学校。
近くには菜の花公園があり、毎年行われる「いいやま菜の花まつり」では鼓笛隊が多くの人を楽しませてきました。

最後の卒業生は5人。
卒業式では、ひとりひとりに証書が渡され、児童たちが互いに感謝を込めて歌を送り合いました。

これまでの日々を思い出し涙を流す子も…。

1980年に2校が統合してできた東小は、児童の数が徐々に減り、現在は全校で41人に。

市内では閉校する4つの小学校が統合して、新年度からは新しく城北(じょうほく)小学校ができます。

きょうは閉校式も行われ校旗を返還しました。

保護者は:「私もここの学校の卒業生でグッときちゃいました。寂しいなという思いもあるんですけどいい思い出だなと」

保護者は:「5人子どもがいるんですけど、5人とも先生方はじめ地域の方にお世話になったので何かとっても寂しいですよね」

その後、行われた最後の学級活動。4年生のクラスでは校内の探検を行うことになりました。

いつも使っていた図書室に、理科室。

衛生面の理由から入ることができなかった給食の調理室にも!

そして鼓笛隊の練習を頑張った音楽室。
城北小になってからも鼓笛隊を続けられることが決まっていて、新しい校歌もすでに練習を始めています。

児童は:「ほかの小学校の子とも仲良くなりたい」

最後に全員が集まった玄関では東小学校の校歌が響きました。

卒業生は:「閉校してしまうところとか、小学校生活が終わるところ、さみしいです」

卒業生は:「東小ありがとうという気持ちで歌いました」

多くの子どもたちを見守り送り出してきた学び舎がまた一つ幕を下ろしました。