Summer’22での APIバージョン廃止について

Summer’22での APIバージョン廃止について

まだ4月、5月とありますから。
Summer’22での APIバージョン廃止について
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Summer’22での APIバージョン廃止について
Admin
2022/03/22 19:10:26
「MFA」「フロー」「拡張ドメイン」ときまして、「APIバージョン」も Salesforce界隈でトレンド入りすると予測します。2022年、話題に事欠かない Salesforceさんです。 

実は API バージョンの廃止については段階的にアナウンスとともに行われてますので突然降って湧いた話ではないのですが、すぐそばに迫らないと確認しないという......(だってMFAとかあったし)。

今日は私がヘルプや Trailhead などを読んで理解できたところ、確認できたところまでをまとめてみました。「皆目見当がつかない」という方もいらっしゃるかと思います。すみません、先に謝っておきます。開発担当の方が近くにいらっしゃる場合は協力して対応できると思いますが、身近に頼れる相手がいないときは、早めにSalesforceのサポートへ問い合わせをしましょう。きっと優しく応えてくれるはず!

ちなみに、こちらのページを参考にまとめました。
◇SALESFORCE >ヘルプ >Salesforce Platform API バージョン 21.0 ~ 30.0 の廃止


廃止対象のAPIバージョン

今回は、SOAP, REST, Bulkの外部からデータを取り入れるAPIが対象です。身近なところですと、データローダも該当します(※デフォルトでは、データローダではレコード処理に SOAP ベースの API が使用され、レコードの挿入、更新、更新/挿入、削除、物理削除に Bulk API を使用するようデ設定することもできます)。


Summer’22(2022年6月頃)のリリースで廃止となるAPI

SOAP: 21.0、22.0、23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0、29.0、30.0
REST: v21.0、v22.0、v23.0、v24.0、v25.0、v26.0、v27.0、v28.0、v29.0、v30.0
Bulk: 21.0、22.0、23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0、29.0、30.0

Summer’22で廃止とアナウンスされていますが、実際に使用できなくなるのは Summer’23(2023年 6月頃)です。しかしながら、Summer’22以降は前述のバージョンについてサポートの提供がなくなり、不具合が起こっても自力で頑張らなくてはならなくなりますので、できるだけ Summer’22までに対応しましょう。


廃止対象のAPIバージョンが見つかったら

ナレッジページには「利用可能な最新の API バージョンで機能するようにアプリケーションを修正またはアップグレードする必要があります」と書かれているのですが、肝心の方法について日本語で詳しく書かれているところがありません。AppExchangeなどについては、開発元に委ねられるところもありますが、具体的な対処となると開発の操作となるようなので、標準機能で日々頑張っていらっしゃるアドミの皆さんは、開発担当の方に聞くか、Salesforceさんへ協力をお願いしましょう。




データローダはインストールしなおす

データローダはバージョンアップが頻繁に行われているのですが(メジャーリリースと同じタイミングでバージョンが上がるそうです)、新しいバージョンで不具合が生じることもあり、インストールし直さないまま使用されている方も多いと思いますので、これを機会にバージョンアップしておきましょう。ちなみに最新バージョンは 54.0になっています。


データローダの削除(アンインストール)方法

日本語での手順の紹介もありましたが、実際の画面と異なっていたので、英語での案内を載せておきます。
◇ SALESFORCE >Developers >Data Loader Guide >Uninstall Data Loader

Uninstall Data Loader from Windows
1. Locate and delete the Data Loader installation folder. The default installation folder is \Users\<username>\dataloader\<version>.
2. Delete the Data Loader desktop icon link.
3. Delete the Data Loader link from the Windows Start menu.

Uninstall Data Loader from macOS
1. Locate and delete the Data Loader installation folder. The default installation folder is //Users/<username>/dataloader/<version>.
2. /Delete the Data Loader link from the Desktop folder.
3. Delete the Data Loader link from the Applications folder.
↓日本語訳です。

Windowsからデータローダをアンインストールする
1.データローダのインストールフォルダを探し、削除します。デフォルトのインストールフォルダーは、 \Users<username><dataloader><version> です。
2.データローダのデスクトップアイコンリンクを削除します。
3.Windowsのスタートメニューからデータローダのリンクを削除します。

macOSからデータローダをアンインストールする
1.データローダ のインストールフォルダを探し、削除します。デフォルトのインストールフォルダーは、/Users/<username>/dataloader/<version>です。
2.Desktopフォルダーからデータローダのリンクを削除します。
3.アプリケーションフォルダからデータローダのリンクを削除します。

データローダのインストール手順

こちらのヘルプページをご参照ください。gilde techにも記事はあるのですが、なにせ古い情報になってきていますので......。現在新しいものへ記事をアップデート中です。

◇ SALESFORCE >ヘルプ >データローダのインストール手順



廃止対象となるAPIバージョン使用有無の確認

Salesforce Event Log File Browserで確認

Salesforce Event Log File Browser のサイトへアクセスしてログインし、「Event Type」を「ApiTotalUsage」にしてイベントログファイルをダウンロードすると、「API Version」列でAPIのバージョンが確認できます。


イベントモニタリングで確認

Salesforce Shield をご契約されている方、Event Monitoring のライセンスをご契約されている方は、イベントモニタリングでも確認できるようです。


Salesforce Event Log File Browserイベントモニタリングの両方とも、詳細な手順は Trailhead が詳しいようでした。

◇ SALESFORCE >Trailhead >イベントモニタリング >イベントログファイルのダウンロードと視覚化



その他の主な確認手段

一括データ読み込みジョブでBulk APIのバージョンを確認

[設定 >ホーム>環境>ジョブ>一括データ読み込みジョブ]にて、「ジョブID」をクリックするとAPIのバージョンを確認できます。


ログイン履歴でSOAP loginの確認

[設定>ホーム >ID>ログイン履歴]にて、「種別」が「SOAP Partner」の「APIバージョン」を確認します。



AppExchangeについて

[設定 >ホーム >アプリケーション>パッケージ>インストール済みパッケージ]よりインストール済みパッケージとその公開者を確認できます。
イベントログなどを見ても、APIのバージョンがわからなかった場合、開発元(公開者)に確認を依頼しましょう。



ひとこと

開発の知識が薄いとできることが少ないのかな、とも感じてしまうのですが、これを機会に勉強したって構わないわけでして(期限はあるけれど)。標準の設定でも面白いことができるのが Salesforceの長所ですが、やっぱり開発者の皆さんがよしなに Salesforceを作り上げてくださっていることに助けられているのだと、こういう機会があるたびに思い出します。Salesforceの恩恵を最大限受けるために、都度、きちんと現状を確認して、対応していきたいですね。
そして、Salesforceのサポート担当の皆さまも、次から次へと「要対応」の変更があり、大変お忙しいことかと存じます。いつも本当にありがとうございます。できるだけ問い合わせのターンが少なくなるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。


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コメント
2022-03-24 Thursday
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いつも有益な情報をありがとうございます!
サポートにも確認したのですが、やはり自力で調べるしか方法がなさそうなので、
確実な担当AEさんに聞いてみよかなぁと思ってます。
開発者ではないとちょっと難しそうですね。。。
2022-03-25 Friday
1
遠藤ひ さん
コメントありがとうございます!
そうですね、最後の頼みの綱、AEさんに聞いてみてもいいですね。
アドミンでも調べれば対処できないことはなさそうなのですが、
不慣れな場合はやはり怖い部分もあります。
私はこうういうとき、できるだけ関係者を巻き込みます😅