チャット終了後にチャット履歴のメールを送る

チャット終了後にチャット履歴のメールを送る

フローとServiceCloudのEinsteinボットの設定でメール送信する自動化プロセスを設定してみました。
チャット終了後にチャット履歴のメールを送る
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チャット終了後にチャット履歴のメールを送る
chirosuke
2022/04/15 17:51:14
「チャット履歴(チャットログ)を希望されたお客様へメールで通知したい」というご相談を受けましたので、今回はエージェントが対応しない、ボットだけで完結する場合もメールが送信されるようにボットのダイアログフローを使用した設定で紹介したいと思います。
※「すでにEinstein ボットの設定が完了しており、顧客の種類が取引先責任者」の前提でのご紹介になります。




ボットの設定(修正)

1.[設定] から、[クイック検索] で「Einstein ボット」を検索し、[Einstein ボット]をクリックし下部にある[私のボット]から修正するボットの名前をクリックするか、右端にある🔽から「編集」をクリックします。


2.Einstein ボットビルダーが開きますので、有効化中の場合は画面右上から「無効化」にして編集可能にします。

3.「チャットを終了する」ダイアログのメッセージの下の⊕をクリックし、「質問」を追加します。

4.ステップのプロパティの「質問」を以下のように設定します。
質問する:チャットの履歴のメール送信を希望しますか?(履歴メールの送信希望を問う内容であれば自由に入力してください)
選択種別:静的: 選択肢は同じままです
・選択肢の表示方法:「ボタン」と「メニュー」はどちらでもお好きな方で。[選択肢の追加]ボタンをクリックし、Yes/Noの2種類の選択肢を追加します。

5.ステップのプロパティの「応答ストレージ」を以下のように設定します。
・エンティティ名:[System] テキスト (テキスト)
・変数に回答を保存:「+新規テキスト変数」をクリックし種別でカスタムを選択して作成します。

変数にすでに値が含まれている場合: 質問して値を上書きする


6.「質問」の下の⊕をクリックし、「ルール」を追加します。
7.ステップのプロパティの[条件を追加]ボタンをクリックし以下のように設定します。
・変数名:5.で作成した変数を選択
・演算子:次の文字列と一致する
・値:4.で設定した「Yes」の文言
・ルールアクション:メッセージを送信
・メッセージ:チャットの履歴を送信する内容であれば自由に入力してください。 サンプルでは、メッセージを「チャット履歴のメールを送信いたします。」としています。この文言をフローで使用しますので、メモ帳などに保存しておきます。


8.最後に右上の[保存]をクリックします。
ボットの修正は以上です。




メールテンプレートの作成

フローで「メールアラート要素」ではなく、「メールの送信要素」を使用する場合はこちらのメールテンプレートの作成と次のメールアラートの作成の手順は不要です。
また、サンプルでは「Classic メールテンプレート」で作成いたしますが、「Lightningメールテンプレート」で作成いただいても問題ありません。
ヘルプ:フローからメールを送信するオプション


1.[設定] から、[クイック検索] で「メールテンプレート」を検索し、[Classic メールテンプレート]をクリックし[新規テンプレート]ボタンをクリックします。


2.「テンプレートの種別」を選択します。サンプルでは「テキスト」で作成します。


3.メールテンプレートの必須項目を入力し、「有効」にチェックを入れて[保存]をクリックします。
「メール内容」に差し込むチャットの内容は「[チャットのトランスクリプト]項目」の「内容」項目を使用します。
サンプルでは「件名」にチャットの終了時刻の差し込み項目も追加しています。
終了時刻は日付/時間項目ですが、「+0」を追加しないと日付しか表示されませんので、「+0」を追加しています。(この対処法については過去の記事で紹介されています)




メールアラートの作成

1.[設定] から、[クイック検索] で「メールアラート」を検索し、[メールアラート]をクリックし[新規メールアラート]ボタンをクリックします。


2.メールアラートの必須項目を以下のように入力し[保存]をクリックします。
・説明:メールアラートの説明
・一意の名前:英数字のみ
・オブジェクト:チャットのトランスクリプト
・メールテンプレート:上記手順で作成したメールテンプレートを選択
・受信者種別:関連する取引先責任者
・メール受信者:関連する取引先責任者:取引先責任者名
・差出人メールアドレス:「組織のアドレス」がおすすめです。「現在のユーザのメールアドレス」にすると「Process Automated」でメールが送信されます。




フローの作成

1.[設定] から、[クイック検索] で「フロー」を検索し、[フロー]をクリックし[新規フロー]ボタンをクリックします。

2.「レコードトリガフロー」を選択し、以下のように開始を設定します。
オブジェクト:チャットのトランスクリプト
フローをトリガする条件:レコードが更新された
エントリ条件を設定
[条件の要件] すべての条件に一致(AND)

項目

演算子

Status(状況)

次の文字列と一致する

Completed(完了)

更新されたレコードでフローを実行するタイミング:条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ
フローを最適化:アクションと関連レコード


3.左側のマネージャの[新規リソース]をクリックし、以下のように設定します。
・リソース種別:数式
・データ型:Boolean
・数式:CONTAINS({!$Record.Body}, "チャット履歴のメールを送信いたします。")
※下線の箇所はボットの設定の7で設定した、メール送信を希望された方だけに表示されるメッセージを入力してください。


4.開始の下の⊕から[決定]要素を追加し、以下のように設定します。
・表示ラベル:メールが送信されるような内容がわかる内容で自由に入力してください
・結果を実行する条件の要件:すべての条件に一致(AND)

リソース

演算子

formula_WordCheck

(3.で作成した数式を選択)

次の文字列と一致する

True

・結果を実行するタイミング:条件の要件を満たす場合


5.「メール送信希望」(4.で入力した表示ラベル)の下の⊕から[メールアラートを送信]を追加し、以下のように設定します。
・アクション:上記で作成したメールアラート
・カスタムオブジェクト ID:{!$Record.Id}


6.最後にフローを[保存]し[有効化]にします。



【結果確認】

ボットを有効化してプレビューで検証してみます。
チャットを開始します。

いきなりですが、チャットを終了してみます。

「希望する」を選択します。


メールが送信されました。届いたメールはこんな感じです。




次はエージェントと会話した場合です。
エージェントの場合もメールが送信される文言の「チャット履歴のメールを送信いたします。」を入力します。


メールが送信されました。届いたメールはこんな感じです。



次はメール送信を希望されない場合です。今回は検証のために、メール送信を希望されない場合はフラグにチェックが入るようフローにレコード更新要素を追加していますので、そちらで確認したいと思います。


こちらはチャットのトランスクリプトレコードで確認してみます。
「メール送信希望しない」項目にチェックが入ってました。


おわり

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