開始の合図を聞いて先に動いたのはフィンだった
フィンは自身の得物である槍を使い高速で振るったがゼファーはそれを難なくかわす
フィンは少し驚いたが攻撃の手を緩めずさらに鋭く槍を振るう
しかし槍がゼファーに当たることはない。
ゼファーはフィンの攻撃を見聞色の覇気で何処に攻撃してくるかを読み取り回避しているのだ
しばらく攻防が続いたがフィンが距離をとる
「驚いたよまさかまったく攻撃が当たらないなんてね!」
「小手調べは終わりか?なら次はこっちからいくぜ!<
ゼファーの姿が消えたと思ったら一瞬にしてフィンの前に現れ拳を振るった
フィンはなんとか反応して拳を槍で防ぐ
”ガキィン”
槍で拳を防いだはずなのに鉄同士がぶつかったような音が中庭に響く
「ほぅ、今のを防ぐか流石だな!」
「まったく君には驚かされてばかりだよ」
(なんだあの高速移動と拳の力は!なんとか防ぐ事ができたけど腕が痺れてる)
ゼファーがおこなったのは前の世界で身に着けた体術名を六式と言う
その中にある高速移動術<
「ほら、まだまだ行くぞ!<
ゼファーはまた高速移動を使いフィンに殴り掛かる
(くそ!!このまま受け続けたら腕が壊れる!なんとかして反撃をしないと)
フィンは今までの戦闘経験で培った技術と勘、親指の疼きを駆使してなんとか攻撃を捌いているが腕が何時まで耐えられるかわからないのだ
しばらく捌いているとゼファーに隙ができたフィンはそれを逃さず攻撃に打って出た
「そこだあぁ!!」
フィンが放つ鋭い突き、フィンを含め見ていた誰もがはいったと思った
しかしそれは叶わなかった
”ギイィィン”
槍が突いたのは黒く染まったゼファーの左腕だった
そこでフィンは気づいたわざと作った隙に誘い込まれたのだと
「今の突きはいい突きだったがまだまだだ!フン!!」
黒く染まった右腕から放たれたボディーブローを受けフィンは吹っ飛び壁に激突し壁は崩れフィンは埋まった
「やべっ!!やりすぎた!おい、大丈夫か?」
ゼファーは瓦礫の中からフィンを助け出す
リヴェリアは助け出されたフィンに駆け寄りエリクサーをぶっかける
「おいフィン無事か!?」
「ああ、リヴェリア無事だよエリクサーのおかげかな?」
フィンの無事を確認してホットするリヴェリア
「すまねぇなぁフィン最後の一撃があまりにもよかったんでついおもいきりやっちまた!!」
「気にしないでいいよゼファー僕も最後の一撃は君じゃなかったら死んでいたかもしれない力ではなったからね」
フィンはそう言いふらつきながら立ち上がる
「合格だゼファー今日から君はロキファミリアの仲間だ!!」
~アイズ~
私は今ジャガ丸くんを買ってくれたゼファーさんとフィンの模擬戦を見てる
フィンはダンジョンに行く時のフルソービでやるらしい
ゼファーさんは何も付けず武器もいらないといった
周りの人は無謀だとか勝負を捨てたなんて言っていたけど私はそうは思わない
だって今のゼファーさんからは強い人の気配を感じるからもしかしたらフィンより強いかもしれない!
模擬戦が始まった最初に動いたのはフィンだった
フィンは
ゼファーさんはそれを軽々避けているまるで次に何処へ攻撃がくるのがわかっているかのように
リヴェリアがロキに彼は
ゼファーさんは
「小手調べは終わりか?なら次はこっちからいくぜ!<
そう言うとゼファーさんがいきなり消えたと思ったらフィンの目の前に現れてフィンを殴った
フィンはなんとか防いだがそこからはゼファーさんが攻め始めた
すごい!あのフィンがLV6のフィンが一方的に攻められてる!!
知りたい!どうしてそんなに強いのかを
知りたい!!あの速く動く技を
知りたい!!!腕が黒くなる理由を
知りたい!!!!どうやったらそこまで強くなれるのかを
私は模擬戦が終わったゼファーさんにかけよった
「私に戦い方を教えてください!!」
~ゼファー~
俺は入団試験に合格した
いや~最後のはやばかったなぁ!危うくフィンを殺しちまうとこだったわ!!
エリクサーなんつうすげぇ薬があってたすかったよホントに!!
そんなすげぇ薬があんなら鍛えるのも厳しくていいよな?
俺がそんなことを考えていると嬢ちゃんが駆け寄ってきた
何だ?フィンにあんなことしたから文句でも言いにきたのか?
「私に戦い方を教えてください!!」
そう言って嬢ちゃんが頭を下げてきた
「おいアイズ!いきなりそんなことを言ってゼファーを困らせるな!!」
「まあまあ、話ぐれぇ聞いてやれよ」
「誰がママだ!!」
「言ってねぇよそんなこと!!!!」
とりあえず何か怒ってるリヴェリアは放置だ!!
「嬢ちゃん何で俺に教えを乞う?」
「私は強くなりたい!強くならなくちゃいけない!!」
「そんなに小せぇうちから根詰めるとかえってダメだぞ?」
「それでも私は早く強くなりたい!!」
「何で嬢ちゃんが早く強くなりたいかは聞かねぇ。なりたい理由はひとそれぞれだかんな!でも一つのことに捕らわれすぎで周りが見えなくなると大事なもんを失くすぞ!!」
「大事なものなんてもうない」
「本当にそうか?」
「なにをいって「ここにいる奴らは大事なもんじゃねぇのか!!!!!」ッ!?」
「あいつらをみつ見ろ!!あいつらの顔見て同じことが言えるか?」
嬢ちゃんはフィンたちを見る
フィンたちは悲しそうな顔で嬢ちゃんを見つめていた
「アイズ」
リヴェリアが嬢ちゃんに近づき抱きしめる
「アイズ、そんな悲しいことを言わないでくれ!私たちではお前の、アイズの家族になれないのか?」
「そんな、こと、ない!リヴェリアのこと、お母さんみたいって、おもってる、よ」
「私もアイズのことを娘のように大切に思っている」
その言葉を聞いた瞬間嬢ちゃんの瞳から大粒の涙があふれだした
先ほど自分の言った言葉を思い出したのだろう
「ぐすっごめん、な、さい、うあぁぁぁぁぁぁぁぁん」
俺は嬢ちゃんをリヴェリアに任せてフィンたちのもとへ行く
いくら子供でも女の泣き顔は見るもんじゃねぇ
「おおきにな、アイズたんのこと」
「まったく、今日会ったばかりの俺じゃなくて保護者のお前らで何とかしろってんだ!」
「ははは、そうなんだけどね」
「ウチらが言うてもあたりまえのことすぎて気づかんのや!こういう事は第三者に言われて初めて気づくもんや!!」
ロキたちと話しているとリヴェリアが嬢ちゃんを抱きかかえてこちらにきた嬢ちゃんは泣き疲れて寝ちまったようだ
「礼を言うゼファー、アイズは少し危なっかしかったからな」
「母親も大変だな!」
「誰が母親だ!!」
「でけぇ声だすと嬢ちゃんが起きちまうぞ?」
「くっ!後で覚えておけ!」
リヴェリアは睨みながらそう言うと嬢ちゃんを寝かすために部屋に戻っていった
「ほな、ウチらも