初代統合作戦司令官に南雲憲一郎氏 陸海空の自衛隊を一元指揮

今月新たに発足する陸海空の各自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」の初代司令官に、南雲憲一郎 統合幕僚副長が起用されることになりました。

防衛省は、安全保障環境が厳しさを増す中、組織力の強化を図ろうと、今月下旬に、陸海空の各自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」を240人規模で東京 市ヶ谷に設置します。

これを前に政府は、11日の閣議で、司令部のトップである「統合作戦司令官」に南雲憲一郎 統合幕僚副長を起用することを決めました。

南雲氏は59歳。

1989年に航空自衛隊に入隊し、航空幕僚監部の防衛部長や、西部航空方面隊司令官を経て、おととし3月から統合幕僚副長を務めています。

この人事は今月24日付けで発令されます。

自衛隊の作戦指揮は、これまで制服組トップの統合幕僚長が務めてきましたが、防衛大臣の補佐として省内調整なども担い、負担が重すぎるとの指摘もありました。

今後は、自衛隊の指揮に当たる「統合作戦司令官」と大臣の補佐役である統合幕僚長とで役割を分担することで、指揮・統制のさらなる向上につなげていきたい考えです。

中谷防衛大臣“統合運用の実効性向上期待”

中谷防衛大臣は、閣議のあと記者団に対し「統合作戦司令部の新設により、状況に応じた防衛態勢を迅速に構築できるようになるとともに、同盟国・同志国の司令部との情報共有や、運用面での協力も一元化できる。初代司令官として、統合運用の実効性の向上や、日米間の連携の促進に、リーダーシップを発揮されることを期待している」と述べました。

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