防災無線で避難呼びかけ 9000人救った町職員不明
行方捜す妻「父さんらしい」
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東日本大震災で高さ十数メートルの津波に襲われた宮城県南三陸町で、最後まで住民に避難を呼びかけ続けた男性がいる。巨大な波が近づく中、町役場の放送室に1人とどまり、防災無線を通じて約1万7千人の町民に避難を促した。同町では約9千人が避難できたが、男性の行方は今も分かっていない。男性の妻は最愛の人の手掛かりを求めて、避難所などを捜し歩いている。
「6メートル強の津波が予想されます。早く逃げてください」...