長崎大学 女性教員の割合 全国46の国立の総合大学で1位

女性教員の支援事業を行う長崎大学が6日、報告会を開き、取り組みの結果、共学の国立の総合大学で女性教員の割合が最も高くなったことなどを紹介しました。

長崎大学では、キャンパス内に教職員が利用できる保育園を設けたり、女性教員の海外派遣をサポートしたりして女性の教員を支援する事業を行っています。

長崎大学は6日、支援事業の報告会を開き、取り組みの結果、女性の教員の割合が25.7%と女子大学を除く全国46の国立の総合大学の中で最も高くなったことなどを紹介しました。

そして、永安武学長が「われわれの取り組みを数値に反映できたことを大変誇りに思っている。これからも女性が男性と同等に活躍できる環境を作っていかないといけないと考えている」と述べました。

そのうえで、報告会では今後、大学の運営に関わる役職に女性を登用する機会を増やすなどして支援を拡充することを確認しました。

長崎大学ダイバーシティ推進センターの門脇知子センター長は「この事業を始めてからいろんな苦難があったが、教職員の皆さんの意識改革のおかげで、活躍する女性を育てることができた。学生たちには、この大学で多様な人が活躍しているということを体感して、将来の活躍に発展させてほしい」と話していました。

長崎のニュース