陥没 道路復旧40億円 補正予算案 委員会で可決

 八潮市の道路陥没事故で破損した下水道管の復旧費用など、40億円を盛り込んだ今年度の2月補正予算案が県土都市整備委員会で審議され、原案通り可決されました。

 委員会では、委員から事故の影響で営業ができなくなっている周辺の事業者に対する損害賠償が、40億円に含まれているかどうかについて質問がありました。

 県の担当者は「損失の全容が確定していないので、まずは工事費として計上し、損失の補填は全容が明らかとなり次第、速やかに別途予算を含め適切に対応したい」と答えました。

 その後、採決が行われ、今年度の2月補正予算案は原案通り可決されました。

 補正予算案は、2月28日の県議会・一般質問初日に採決が行われます。

県公立高校入試試験始まる

 26日から県公立高校の入学試験が一斉にはじまり、およそ4万人が学力検査に臨みました。

 さいたま市浦和区の県立浦和第一女子高校では、午前8時前から試験会場に向かう受験生の姿が見られました。

 県教育局によりますと、県内の公立高校の入試は全日制と定時制、あわせて136校で行われました。

 このうち、全日制は募集人員3万5001人に対し、受験者数は、3万8379人で、平均倍率は、前の年を0.01ポイント下回り1.10倍となっています。

 26日の入試では、県立川越南高校で、国語の学力検査で試験の検査開始5分前の予鈴を開始の合図と誤り、5分早く開始するなど、あわせて5件のトラブルがありました。

 一部の学校では27日、面接や実技試験が行われ、3月6日に合格者が発表されます。

2月定例県議会代表質問 県庁舎の再整備巡り質疑

 2月定例県議会は、26日から代表質問が始まり、老朽化が進む県庁舎の再整備などについて質疑が交わされました。

 新たな県庁舎の建設地をめぐっては、大野知事が2月12日の記者会見で現在地と、順天堂大学が新病院の開設を断念したさいたま市浦和美園地区の2か所に候補地を絞ったことを明らかにしています。

 26日から始まった2月定例県議会の代表質問で自民党県議団の田村琢実団長は、県が定めた本庁舎の目標使用年数80年まであと6年となったとして、今後の整備の方向性を質しました。

 これに対して大野知事は、2026年度までに県庁舎に導入する機能など、基本構想と計画を策定する中で、「完成までの具体的なスケジュールも検討して示したい」と答えました。

 また、県庁舎は2020年度の劣化調査で80年を超えてもただちに使えなくなることはないとしたうえで、目標使用年数を超えて利用する場合には、「コンクリートのひび割れ補修など、適切な対策を講じていく」と述べました。

越谷市や草加市など ひったくり事件 5件相次ぐ

 25日夜、越谷市や草加市などでひったくり事件が5件相次ぎました。

 いずれも黒いバイクに乗った2人組による犯行で警察は関連も含めて調べています。

 25日午後6時半ごろ越谷市の路上で自転車で帰宅途中の40歳の女性が、黒いバイクに乗った2人組に追い抜きざまに自転車の前かごから財布などが入ったリュックサックを奪われました。

 その後、およそ30分間で男女2人が越谷市内の路上で黒いバイクに乗った2人組に同様の手口によって自転車の前かごに入ったバッグが奪われるひったくり事件が2件相次ぎました。

 被害にあった3人にけがはありませんでした。

 また、25日午後8時から9時半にかけて三郷市と草加市でもバイクに乗った2人組によるひったくり事件が2件ありました。

 いずれの事件も黒いバイクに乗った2人組による犯行で、自転車の前かごに入ったバッグなどを追い抜きざまにひったくる手口です。

 さらに、24日夜も、さいたま市岩槻区と見沼区で同様の手口のひったくり事件が未遂も含めて3件相次いでいます。

 警察は関連も含めて調べています。

川越市立博物館 むかしの勉強 むかしの遊び

 再現した台所や駄菓子屋、生活道具などを通して、むかしの暮らしや遊びを振り返る企画展が、川越市立博物館で、開かれています。

 会場には、明治から昭和にかけて、学校での勉強や遊び、暮らしの様子が分かる展示品およそ190点を見ることができます。

 およそ30年前まで川越駅近くで営業していた駄菓子屋から閉店の際に寄贈された商品ケースやおもちゃなどが当時の値段表示のまま展示されています。

 また、昭和時代の居間や台所を再現したスペースや60年ほど前に実際に市内の小学校で使われていた机やイス、黒板なども並んでいます。

 このほか、暮らしを便利にしたテレビや洗濯機などの生活道具やおもちゃ・ゲームなどから時代とともに変化する人々の生活様式や遊びを知ることが出来ます。

 「むかしの勉強むかしの遊び展」は、3月2日まで川越市立博物館で開かれています。

さいたま市 大宮第二公園 梅林の梅 見ごろ

 4月上旬並みの陽気となった26日、さいたま市の大宮第二公園では満開となった梅の花を見ようと多くの人でにぎわいました。

 ここ数日で多くの梅の花が見頃を迎え、辺り一面梅の甘い香りが漂っています。

 さいたま市大宮区にある大宮第二公園の梅林には、40品種、およそ450本の梅の木が植えられていて、多くの梅が見ごろを迎えています。

 梅林で最も多く植えられている「白加賀」は白い大きな花びらが特徴です。

 枝いっぱいに薄いピンク色の花を咲かせ、大きく枝が垂れる姿が印象的な「曙枝垂れ」も現在満開を迎えています。

 訪れた人は青空のもと、梅の花を撮影するなどして一足早い春の訪れを感じていました。

 大宮第二公園の梅の花は、3月末ごろまで楽しめそうだということです。