２月２４日、さいたま市岩槻区で起きたひったくり事件に関わったとして県警は１０日、１６歳の少年を逮捕しました。

　逮捕されたのは、住居不定無職の１６歳の少年です。

　少年は、２月２４日、男２人でバイクに乗り、さいたま市岩槻区の路上で、追い抜きざまに４０代女性が乗っていた自転車の前カゴから食料品が入った紙袋をひったくった疑いが持たれています。

　警察は、付近の防犯カメラなどから少年を特定し、１０日、窃盗の疑いで逮捕しました。

　警察は、少年の認否について明らかにしていません。

　また、警察によりますと、共犯と思われる男を別の事件で逮捕していて、捜査を続けているということです。

　２月２４日から２６日にかけてバイクによるひったくり事件は、越谷市や久喜市などでも起きていて、警察では、少年らが関与しているとみて、調べを進めています。

　将棋の「王将戦」七番勝負の第５局は、９日までの２日間、深谷市の旧渋沢邸「中の家」で行われ、藤井聡太王将が挑戦者の永瀬拓矢九段に勝ってタイトルを防衛し４連覇を果たしました。

　藤井王将は１０日、深谷市役所で会見に臨み「永瀬九段と二日制で対局するのは初めてで、開幕前から楽しみにしていたが中盤戦・終盤戦で難しい局面が多かったので、充実感もあり勉強になったシリーズだった」と話しました。

　藤井王将は通算タイトルの獲得数を２８期に伸ばし、谷川浩司１７世名人を抜いて単独５位となりました。

　また、対局が行われた深谷について「地元の方に準備や歓迎をしていただいて、気持ちよく対局に臨むことができた。食事もねぎや、あまりんとおいしいものも多かったと感じている」と話しました。

　１０日未明、越生町のコンビニエンスストアで、男がおののような物で男性店員を脅し現金およそ１１万円を奪って逃走しました。

　１０日午前３時５０分ごろ、越生町如意の「ローソン越生如意店」で、男がおののような物を持ちながら２３歳の男性店員に「金を出せよ」などと脅し、レジの近くにある金庫から現金およそ１１万円を奪って逃走したということです。

　当時、店に客はおらず、男性店員にけがはありませんでした。

　警察によりますと、逃げた男は２０代くらい、身長は１７０センチくらいで、黒のジャンパーと長ズボン、それに黒の半キャップのヘルメットなどを身につけていたということです。

　警察は強盗事件として、防犯カメラを調べるなどし逃げた男の行方を捜査しています。

　春日部市を通る倉松川など５つの中小河川の洪水を、江戸川に排水する世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」では、国内だけでなく海外からの旅行客も訪れる観光スポットとしても人気があります。

　国土交通省関東地方整備局は「首都圏外郭放水路」を観光資源として活用し、年間１０万人の来場者を目指す８つのプランを発表しました。

　首都圏外郭放水路は、春日部市にある倉松川などの水を地下に取り込む「立坑」や地下で水を送り込む「トンネル」、トンネルから流れてきた水の勢いを弱め、スムーズに江戸川に排水する「調圧水槽」などで構成されています。

　その様子が、パルテノン神殿を思い起こさせることから「防災地下神殿」ともいわれ、国内外から人気を集める観光スポットにもなっています。

　国土交通省関東地方整備局は、首都圏外郭放水路を防災意識を高めるための観光資源として活用したいと、新たな８つのプランに取り組みます。

　第３立坑が初めて見学できる「アドベンチャー体験コース」が加わるほか、ゲームを通して子どもたちに楽しく防災を学んでもらおうと、「マインクラフト」で首都圏外郭放水路を再現した教材をウェブで公開します。

　国土交通省関東地方整備局は、防災に対する理解を深める場所だけでなく観光スポットとしての魅力も広めることで、年間１０万人の来場者を目指すとしています。

　ことし５月、６６年ぶりに埼玉県で開かれる「全国植樹祭」を応援するための私募債を発行した武蔵コーポレーションに、埼玉りそな銀行から記念品が贈られました。

　埼玉りそな銀行は「全国植樹祭」の応援事業として、企業が資金調達のために発行する「私募債」の発行手数料の一部を活用して、植樹祭の来場者に配る苗木５００本を県に寄贈する取り組みを去年６月から始めています。

　１０日の贈呈式では、埼玉りそな銀行の福岡聡社長から武蔵コーポレーションの大谷義武社長に、特典となる記念品のツームストーンが手渡されました。

　大谷社長は「地元を大事にすることや森林を守っていく理念に強くひかれた。これからも地元企業として地域に貢献していきたい」と述べました。