/ 2

児童に好評「チーム担任制」 関わり多様、教員も負担減

詳しくはこちら

2学年4クラスを4人の教員で受け持つ「チーム担任制」が、導入している京都市立岩倉北小で児童や保護者に好評だ。複数の教員が児童に接し、多様な関わりを生むのが狙い。三浦清孝校長は「固定担任制では閉鎖的になりがちな児童と教員の関係も、今は開放的。学校が過ごしやすい場所と思う子どもも増えた」と話す。

2023年9月、京都市左京区にある同小の体育館での運動会練習。1、2年生約110人が安村萌絵教諭の動きに合わせて踊っていた。

全体を見渡すのは1、2年教員チーム最年長の細井裕介教諭。カーテンに隠れ練習の輪に入らない児童もいるが、教員らは無理強いせず声をかけるタイミングを見計らっていた。児童それぞれの特性を把握し、対応の仕方を共有しているという。

チーム担任制を始めたのは22年4月。ベテラン教員が異動して20〜30代ばかりとなったことを機に、三浦校長が2学年4人でチームをつくることを決めた。

メリットは、固定担任制では一方向だった教員と児童、保護者との関係に幅が出て、児童にとっては理解者が増えることだ。教員も互いを補い合うことができ、懸案も1人で抱え込まずに済む。

教科担当は状況に合わせてチームで決める。例えば1年生の場合、2学期は安村教諭が国語を、細井教諭が算数を、図工と音楽は別の2人の教諭が受け持った。体育や学級活動などはチーム合同で行うことも多く、朝と帰りの会は学期ごとに担当を入れ替えた。通知表の評価もチームで会議を開いて判断している。

今年1月実施のアンケートでは、児童の85%以上がこの制度を肯定的に捉えていた。4年生の女子児童は取材に「自分のことを知ってくれる先生が増えて学校が楽しい」と笑顔で答えた。5年生の息子がいる保護者は「話をできる先生がたくさんいるのはありがたい」と話す。

細井教諭は、いまだに自分のクラスという概念を払拭しきれないとしつつも「教員同士で話す機会も増え、足並みがそろっている。どの子どもたちにも声をかけやすくなった」と前向きに受け止めている。安村教諭は「若手からすると、チーム制は相談しやすく学びも多い」と話した。

文部科学省によると、同様の取り組みは各地でも広がりつつある。三浦校長は「支え合うことで教員の心理的負担が軽減される。時短勤務の教員も力を発揮できるようになった。休暇も取得しやすくなった」と説明し、24年度以降も継続すると語った。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
エラー
操作を実行できませんでした。時間を空けて再度お試しください。

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_