Winter’23 データローダの新しいインストール場所を確認してみた

Winter’23 データローダの新しいインストール場所を確認してみた

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Winter’23 データローダの新しいインストール場所を確認してみた
Admin
2023/08/15 17:02:25
データローダ、実は頻繁に新しいバージョンがリリースされているのですが、皆さんは都度新しいバージョンに更新(インストールし直し)していますか?
私は、画期的な新機能が追加されない限り、問題なく使えているバージョンをずっと使い続けるタイプです。

Winter’23のリリースノートで、「新しい場所からのデータローダ v56 インストーラファイルのダウンロード」が紹介されていましたので、Windows版で確認してみました。


◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE リリースノート >Salesforce Winter’23 リリースノート >カスタマイズ >データローダ > 新しい場所からのデータローダ v56 インストーラファイルのダウンロード


新しいページはこちらです。

https://developer.salesforce.com/ja/tools/data-loader
OSのアイコンをクリックすると、直近の2バージョンが表示されるようです。

※プレリリース組織の「設定>インテグレーション>データローダ」のページのリンクからは直でこのページに行くことはできなかったのですが、そのうち修正されると思います。


こちらのページの文章について、今のところ日本語に切り替えられなかったので、DeepLさんの力を借りつつ日本語に訳してみました。

↓日本語訳です。

どんなものですか?
データローダは、データの一括インポートまたはエクスポートを行うためのクライアントアプリケーションです。Salesforce のレコードを挿入、更新、削除、またはエクスポートするために使用します。

データのインポートでは、カンマ区切り値(CSV)ファイルやデータベース接続からデータを読み込み、抽出し、ロードします。データをエクスポートする場合は、CSVファイルを出力します。


データローダは2種類の方法で使用することができます。
・ユーザインタフェース ー インポートおよびエクスポートに使用する設定パラメータと CSV ファイルを指定し、インポートファイルの項目名と Salesforce の項目名を対応付ける項目のマッピングを定義します。
・コマンドライン (Windows のみ) ー 構成、データソース、マッピング、およびアクションをファイルに指定します。コマンドラインでは、自動処理のために データローダを設定することができます。

データローダ には、次のような主な特長があります。
・インタラクティブに使用できる使いやすいウィザードインターフェイス
・自動バッチ処理用の代替コマンドラインインターフェイス(Windowsのみ)
・最大500万レコードの大容量ファイルのサポート
・ドラッグアンドドロップによるフィールドマッピング
・カスタムオブジェクトを含むすべてのオブジェクトをサポート
・SalesforceとDatabase.comの両方のデータ処理に使用可能
・CSV形式の詳細な成功・エラーログファイル
・内蔵のCSVファイルビューア
・WindowsとMacに対応
データローダ v56.0.0の時点で、データローダの最新バージョンがあなたの組織の現在のAPIバージョンと互換性がない場合、データローダのインストール済みバージョンが自動的に以前のAPIバージョンを使用して、あなたの組織との互換性を解決しようとします。たとえば、あなたの組織がAPI v56.0をサポートしていない場合、データローダ v56.0.0は、API v55.0でリクエストを作成しようとします。

サポートされているWindowsのバージョン
Windows 10
Windows 11

サポートされているMacOSのバージョン
MacOS 10.15 (Catalina) - Catalinaのサポートは、新しいMacOSがリリースされる2022年11月に終了します。
MacOS 11.x (Big Sur)
MacOS 12.x (Monterey)
Data Loaderの詳細については、Data Loader Developer Guide および ヘルプガイド を参照してください。


基本的な手順は変わらないけれどいつだって用心して!

場所は変わりましたが、手順としては今までと変わりません。Javaの Open JDK(バージョン11~17推奨です)をインストール後、データローダをインストールします。
ただし、データローダのバージョンと Open JDKのバージョンの相性があるようなので、前もって情報を確認し、余裕があればインストール完了時にテストをしておくといいかもしれません。

◇ SALESFORCE ヘルプ >Zulu 18 以降をインストールすると、Windows 版のデータローダで文字化けが発生


過去に詳細なインストール手順をこちらの記事でご紹介しておりますので、はじめてインストールされる方、インストールし直すけど不安と言う方はご参照いただければと思います。

データの一括更新 ④データローダをインストールする (Windows編)
データローダのインストール方法が変わったよ!Mac編
※いずれも会員限定記事となっていますが、会員登録は無料です!


インストールの考慮事項

インストールがうまくいかないときは、こちらの考慮事項を再度確認してください。

◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE 組織の設定および管理 >データローダのインストールに関する考慮事項


ひとこと

私、データローダの最新バージョンをインストールしようとしたら途中でコマンドラインの画面が消えてしまって「どうして~~?」と困ったのですが、すでにインストールが完了していたみたいで、よく見ると「Did not overwrite currently installed data loader v56.0.3. You can re-run installation using another directory.(現在インストールされているデータローダーv56.0.3は上書きされませんでした。別のディレクトリを使用してインストールを再実行することができます)」と表示されていました。ダウンロードファイルの同じバージョンのデータローダは2回インストールできないのですが、いつのまにかインストールしていたみたいです。記憶が曖昧です。いけませんね。
データローダはそのバージョンごとに癖のようなものがあり、それを理解しつつ使いこなすため、しょっちゅう最新バージョンに更新しなくてもいいのでは……と個人的に思いますが、2年に1回位は便利なアップデートがあるので、そのようなタイミングで時間に余裕のあるときにバージョンを更新されるのがよろしいかと思います。


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※バージョンによって仕様が異なることをご留意ください。
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データの一括更新 ③ データローダとは
データの一括更新 ④ データローダをインストールする (Windows編)
データの一括更新 ⑤ データローダをインストールする (Mac編)
データの一括更新 ⑥ データローダを使用してデータを一括登録する
データの一括更新 ⑦ 最新のデータローダに更新する
データの一括更新 ⑧ データローダをアンインストールする (Windows編)
データの一括更新 ⑨ データローダをアンインストールする (Mac編)




公開:2022年9月20日
更新①:2023年8月15日
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