Dataloaderでスムーズにデータをメンテナンスするには

Dataloaderでスムーズにデータをメンテナンスするには

一気に全部Insert出来ると嬉しいですが、私の中でハードルは高いです…
Dataloaderでスムーズにデータをメンテナンスするには
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Dataloaderでスムーズにデータをメンテナンスするには
つけ麺は中太麺派
2022/10/05 09:01:15
Dataloaderは、ものすごく便利なツールですが、スムーズに使うにはコツがいるツールでもあります。

いきなりInsertをするのは難しい部分のも多々あるので、私が主に実施している方法をご紹介いたします。参考になれば幸いです。

※あくまで個人のやり方です※

大まかな流れとしては、以下です。

1.テストデータを手入力
2.Export
3.2.に合わせてデータ作成
4.Insert、Update、Upsert
5.確認&後処理


それぞれ、細かく見ていきましょう。

1.テストデータを手入力

 必須項目と必要なデータを手入力で登録します。

・外部のシステムのデータを取り込む際も、サンプルデータをコピペで実際のレコードに入れて登録してみます。

2.Export

  入力したデータをExport

 その際に必要な出力項目のみを絞る場合も、全項目出す場合もあります。
 必須項目はオブジェクトや設定によって違う場合もありますので、それもあわせて1.の入力する
 際に確認します。 

3.2.に合わせてデータ作成

 Exportしたヘッダーやデータに合わせて、データ作成をします。

・場合によっては「項目名(通称:API参照名) と「項目の表示ラベル(通称:項目名)」がわかるような対比表を作成、使用する場合もあります。

・取引先IDやユーザID等が必要な場合は、必要な情報がわかるような「レポート」を作成して、 
 Export、もしくは、DataloaderでExportし、Excel(データを持ってくるようなvlookupや重複チェックのcountifなどの数式)やAccessを駆使してデータ作成と検証列を作成し、準備します。

4.Insert、Update、Upsert

①作成したデータを数行取り込んでみる

※Dataloaderは、エラー行のデータのみが弾かれデータが作成・更新されません。
 そのため「error」があった場合は、「error」ファイルを確認し「error」ファイルに修正を加えてトライ&エラーを実施していきます。

②取り込んだものが大丈夫そうであれば、作成したデータ全量を実施

 ①のエラーの原因が他にもないか確認しつつ、あれば修正を実施します。
 ①の場合は大丈夫でも、全量投入した場合にエラーが発生することもあります。
 その際も、根気よく「error」ファイルを確認し「error」ファイルに修正を加えて、トライ&エラーを実施していきます。

5.確認&後処理

①処理件数を確認します。

②4.①で実施したデータがInsertだった場合は、重複で登録した内容をsuccessファイルを使ってDeleteします。

③レポートやDataloaderを使用してExportし、取り込んだファイルの内容と合致しているかを確認します。

④Salesforce内でグローバル検索をしてみて、ランダムチェックします。


大まかな流れは以上です。

「所有者」や「レコードタイプ」など他にも気にしなければならないところは多々ありますが、今回は割愛いたします💦


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