日本保守党「草創の地」江東区で結党の決意、衆院東京15区補選 「選挙ありき」ではなく「理念の共有ありき」貫く覚悟
ベストセラー作家の百田尚樹氏と筆者らが立ち上げた政治団体「日本保守党(以下、保守党)」が6日、東京都江東区に事務所を開設した。江東区の中心といって差し支えない、富岡八幡宮に程近い、永代通り沿いの「一等地」。地元の方々からは「事務所の立地だけならダントツだね」などと冷やかされている。
とはいっても、「うなぎの寝床」状の狭小スケルトンタイプの物件。設立から半年、金のない政治団体にはお似合いの〝城〟だ。
先月、候補者擁立を表明した衆院東京15区補選(16日告示、28日投開票)の準備をここで進めているのだが、6日に催した「事務所開き」の後、思わぬ反響があって驚いている。
自民党議員などの事務所開きは、一種の「パーティー」だと聞くが、簡素で小さな弊事務所でそんな盛大なまねができるわけはない。百田代表、河村たかし共同代表(名古屋市長)をはじめとする関係者のほかには、ごく親しい支援者さんのみに参列いただいた。
設えこそ簡素だが、富岡八幡宮の神職さんによって執り行われた事務所開きの儀は、非常に厳かなものだったと自負する。事務所探しにもそれなりに苦労した筆者としては、闘いの陣立ての土台が何とか整ったと胸をなで下ろしもした。
儀式の後、皆で記念撮影をし、その写真をネット上のX(旧ツイッター)に投稿したことで「反響」が生じた。前述のとおり、写真には関係者のほか、私たちにとって非常に大切な支援者さん、お二人が写っていた。