【3月9日 AFP】暴風雨に見舞われたオーストラリア東海岸で、国防軍の車両2台が任務中に事故を起こし、兵士13人が負傷した。当局が9日に発表した。

事故は洪水の多いニューサウスウェールズ州のリズモア近郊で8日に発生した。

同州警察は事故調査を開始した後の声明で、「1台が車線を外れて数回転して牧草地に転がり、2台目は1台目を避けようとして横転した」とし、車両同士の衝突はなかったとした。

警察と緊急サービス、軍が、2台に乗っていた32人全員を救出した。

州警察と連邦政府によると、全員が医療診断を受けた。うち13人は治療中。警察は、「命に別状はないようだ」と述べた。

アンソニー・アルバニージー首相は記者会見で、6人の兵士が重傷を負ったとし、「彼らは困っている人を助けるために向かっていた英雄だ」と語った。

豪雨と強風を伴い東海岸一帯を襲った元サイクロン「アルフレッド」の影響に対処するため、国防軍の隊員が派遣されている。(c)AFP