三重県からお越しいただいた

こちらのGXPA16 GRヤリス。

前々から4000rpmまではブーストが0.6Kしか掛からず
4000rpmを超えるとなんとか1.2ｋぐらいまで上がる・・・
と言う症状をお聞きしていまして

まあ、間違いなく病んでるな

っと言う感じで車両を診させて頂きました。

トヨタ純正診断機を繋げてエラーコードを診ますが
大体どんな病み車も、ここでは「なし」って出るんですよ。
ここが厄介な所です。

頭の悪いディーラーですと、この画面を見せてきて
「問題ありませんからっ」
って真顔で言って来ます。

そう言うディーラーには、もう行かない様にしましょう。
その先のお付き合いを続ける理由が有りません。

GRヤリスに於いて好調か不調かを診るうえでまず診て頂きたいのは

ノック補正学習値です。
何度も何度も言ってますが
この学習値は4000rpmを境に2つ記憶されています。

4000rpm未満を世の中では表のノック補正学習値なんて呼んでいます。
今回の車両は13.2で、歴代ワーストクラスの低い数字です。

CAN信号が暴走しない限り

GRヤリスに於いての最低ノック補正学習値は10.7です。
最低と言うかスタート地点が10.7なんです。
学習は10.7からスタートして徐々に上がって行きます。

CAN信号が暴走すると、この数字はマイナス1000近くとかになります。
この辺りの内容は

こちらの記事をお読みください。

っで10.7から始まった学習値が

16000㎞以上走っても13.2までしか上がらないって事は非常事態です。

条件が揃えば10.7から始まるノック補正学習は500mも走れば

ガッてあがって16ぐらいにはなります。
それが16000㎞走って13.2って、なにが起こってる？

回転を4000rpm以上にして診ると

これまた15.2となかなかな数字を記録しています。

一体、何を施すとこう言う悲惨な状況になるのか・・・？

今回は3つの要素が呪縛となっていると予想しました。

1つ目、それは最近大流行りの流行病

↑ コレです。

LINEやメールからの問い合わせも多く
その際もこの記事のURLをお知らせするのですが、それに対し
「なんでもかんでもお金を取るんですね？」
って言われる事があります。

逆にお聞きしますが
我々ビークルフィールドが膨大な時間を掛けて知り得た
ディーラーでさえ知らない情報を
なぜ見ず知らずのあなたに無料で開示する必要があるのでしょうか？
なんでもかんでもただで手に入ると思わないでください。

っで、この流行病を治しても、まだ駄目なんです。

そう、トヨタのディーラーで新車を買った際
多くの人がオプションで選んでしまうアノ部品が原因で
ノック補正学習値が下がる事も多々あります。

実際にその部品を交換したら

10.7から始めたノック補正学習があっと言う間に上昇し

表のノック補正学習値は21.0へ

裏のノック補正学習値も20.4まで

上昇しました。

はい、残念ながら皆さんがお付けになっている、そのオプションパーツ
愛車のノック補正学習値を下げてしまっています。

それは何かと言いますと・・・