大神の元眷族、再び迷宮へと潜る


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作:袖釣り
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プロローグ


ここは人気の無い森、そんな森の中にはある一件の小屋に見える家が建っている。

 

その家には一人の老人が住んでいる、そこへ一人の男が訪ねて来る。

 

その男の風貌は蒼黒の髪に金色の眼を持つ精悍な顔立ちをしていた。

 

家の扉を躊躇い無く開けて男は口を開いた。

 

「邪魔するぞ」

 

「邪魔をするなら帰れ」

 

「帰るかよ、俺はアンタに用があって此処まで来たんだ。クソジジイ(ゼウス)

 

男が口にした老人の名はゼウス、かつて世界に知らぬ者はいない最強とまで言われた【ゼウス・ファミリア】主神である。

 

「で、今更儂に何の用じゃ。お前達眷族(かぞく)を死なせてしまった挙句オラリオから追放された主神(おや)に・・・」

 

「ザルドとヘラ(ババア)んとこのアルフィアが逝った」

 

「!!」

 

ゼウスの言葉を無視して男はザルドとアルフィアという二人が死んだ事を告げる。

 

「もう七年も経ってるけどな・・・。ザルドに関してはアンタの方が知ってると思うが、あいつらはオラリオで"絶対悪"として、"敵"として死んだ。勇者や猪のクソガキ共に道を示すかのようにな」

 

「・・・」

 

男の言葉を静かに聞き入るゼウス。

 

「俺もオラリオに向かう」

 

「!!」

 

男の言葉にゼウスは目を見開きながら男の方を見る。

 

「俺は俺のやり方でクソガキ共に道を示してやろうと思っている」

 

「そうか」

 

男の言葉にゼウスはたった一言そう言った。

 

「だから、アンタに最後の【ステイタス】更新をしてもらうために来た」

 

「分かった」

 

男は上半身を曝け出す、そこには無数の傷に右上半身は火傷に覆われていて、左上半身は引き裂かれたような大きすぎる傷がある。

 

そこへ、ゼウスが神血(イコル)を一滴落とすと男の【ステイタス】が浮かび上がる。

 

 

レイ・ティフォン

 

Lv.8

 

力SSS2220→2280 耐久SSS2050→2058 器用SSS2150→2208 敏捷SSS2200→2258 魔力SSS2001→2100

 

幸運B 狩人A 拳打A 破砕A 耐異常C 魔導C 精癒D 魔防D 

 

憧憬並走(ヒーロー・ヒーメロス)

・早熟する

憧憬(あこがれ)を追う程に効果持続

憧憬(あこがれ)が続く限り効果強化

憧憬(あこがれ)の丈により効果向上

 

怪物王(テュポーン)

・全アビリティの超高補正

・全アビリティの超高向上

 

赫怒招乱(バーサーク)

損傷(ダメージ)を負う度攻撃力超上昇

赫怒(いかり)の丈により力のアビリティ超高補正

赫怒(いかり)の丈により効果超上昇

 

破壊巨獣(ビースト・カタストロフィ・ディザスター)

・力のアビリティ超高補正

・力のアビリティ超高向上

 

 

血魔狂戦士(ベルセルク)

・血を浴びれば浴びる程全アビリティの超高補正

・血を流せば流す程力のアビリティの超向上

・耐久のアビリティ、理性の低下

 

【タイフーン・ヘーシオドス】

・風属性・炎属性

・超広域殲滅魔法、付与魔法

・詠唱式:【我は父神(ちち)を戒める狂暴なる風 巨人の火炎(ほのお)は大地を焦土と化す 暴虐の限りを尽くせ】(超広域魔法)、(狂暴なる風と火炎(ほのお)を纏いて敵を屠れ)(付与魔法)

 

 

更新された【ステイタス】が書き写された羊皮紙を見てレイという男はこう言った。

 

「溜めこんでいたとは言っても上がっていない・・・いや、ダンジョンに潜らずにここまで上げられただけマシか・・・。」

 

レイがそう言っていると、ゼウスがこう言って来る。

 

「レイ、お前昇華(ランクアップ)出来るぞ」

 

「!? 本当か、ジジイ!!」

 

「あぁ、嘘ではない」

 

ゼウスの言葉にレイは笑みを浮かべる。

 

「じゃあ、サクッとやってくれ」

 

「分かっておるわ」

 

レイの言葉にゼウスは昔の事を思い出していた。

 

【ステイタス】更新の際に一喜一憂するかつての眷族(こども)達の事を・・・。

 

そして、英雄に憧れている孫の様に育てたの()()()の事を・・・。

 

「よし、出来たぞ」

 

「早く見せろ、ジジイ」

 

そう言ってゼウスから羊皮紙を受け取り、レイは昇華(ランクアップ)された【ステイタス】を見やる。

 

レイ・ティフォン

 

Lv.9

 

力I0 耐久I0 器用I0 敏捷I0 魔力I0

 

幸運B 狩人A 拳打A 破砕A 耐異常C 魔導C 精癒D 魔防D 

 

憧憬並走(ヒーロー・ヒーメロス)

・早熟する

憧憬(あこがれ)を追う程に効果持続

憧憬(あこがれ)が続く限り効果強化

憧憬(あこがれ)の丈により効果向上

 

怪物王(テュポーン)

・全アビリティの超高補正

・全アビリティの超高向上

 

赫怒招乱(バーサーク)

損傷(ダメージ)を負う度攻撃力超上昇

赫怒(いかり)の丈により力のアビリティ超高補正

赫怒(いかり)の丈により効果超上昇

 

破壊巨獣(ビースト・カタストロフィ・ディザスター)

・力のアビリティ超高補正

・力のアビリティ超高向上

 

 

血魔狂王(ベルセルク)

・血を浴びれば浴びる程全アビリティの超高補正

・血を流せば流す程力のアビリティの超向上

・耐久と器用のアビリティ、理性の低下

 

【タイフーン・ヘーシオドス】

・風属性・炎属性

・超広域殲滅魔法、付与魔法

・詠唱式:【我は父神(ちち)を戒める狂暴なる風 巨人の火炎(ほのお)は大地を焦土と化す 暴虐の限りを尽くせ】(超広域魔法)、(狂暴なる風と火炎(ほのお)を纏いて敵を屠れ)(付与魔法)

 

「まさか、昇華(ランクアップ)出来るとは思ってなかったな」

 

「オラリオから出てから何をしていたのかは聞かん。だが、最後に主神(おや)だった儂の言葉を聞いていけ」

 

「なんだよ、改まって気持ちわりぃな」

 

「真面目に聞かんか!全く、お前達はいつもいつも・・・」

 

レイの言葉にゼウスは不貞腐れてしまう。

 

「{やべぇ、この大神(ジジイ)こうなるとメンドクセーんだよな・・・}」

 

内心そう思いながらもレイはゼウスに話をさせる為にこう言った。

 

「それで話ってのはなんだよ」

 

「何が何でも生きろ」

 

「!!」

 

そう言って来るゼウスの目はかつて最強派閥と呼ばれていた時に見せていた覇気のある眼だった。

 

「ハッ!!何を言うかと思えば、そんな事かよ!!」

 

「そんな事とは何じゃ、そんな事とは!!」

 

「んな分かり切った事言われなくても分かってるツーの!!」

 

レイはそう言って上着を着ると、扉から出て行きながらこう言って来る。

 

「行って来るぜ、()()()

 

その言葉にゼウスは再び目を見開いた、何故ならレイのしたこの呼び方は入団直後反抗期になるまでのゼウスの呼び方だったからだ。

 

「行ってこい、馬鹿息子」

 

「応」

 

それが大神ゼウスとその元眷属である【怪物巨人(テュポーン)】レイ・ティフォンの最後の会話だった。

 

「あっ、すまん!改宗(コンバージョン)出来るようにするの忘れとった!!」

 

「おいいいい、大事な事忘れてんじゃねぇクソジジイイイイイイイイイイイッ!!」

 

だった・・・・。

オリキャラとかクロスオーバーとか必要ですか?

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