東北道下り線で事故 バイクに乗っていた女性が死亡

 24日午後、東北自動車道下り線の岩槻インターチェンジ付近で乗用車1台とワゴン車1台、それにバイク2台が絡む事故があり、バイクの後部座席に乗っていた50代の女性が死亡しました。

 警察などによりますと24日午後4時半ごろ、東北自動車道下り線岩槻インターチェンジ付近で「車が2台、バイクが2台の関係する交通事故」と運転手から119番通報がありました。

 この事故で、バイクの後部座席に乗っていた50代の女性が心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、およそ2時間半後に搬送先の病院で死亡が確認されました。

 また、このバイクを運転していた56歳の男性と別のバイクを運転していた26歳の女性、ワゴン車を運転していた53歳の女性がけがをして病院に搬送されましたが、いずれも軽傷の模様です。

 警察は、乗用車を運転していた28歳の女性を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しましたが、容疑を過失運転致死に切り替え、事故の原因を調べています。

 日本道路交通情報センターによりますとこの影響で、東北自動車道下り線は岩槻インターチェンジと久喜白岡ジャンクション間、およそ14キロメートルで現在も通行止めとなっています。

所沢市水道管破損事故 修繕作業で20世帯が断水

 24日午後、所沢市で、老朽化した水道管が破損し、一時、歩道から大量の水が噴き上がりました。

 消防によりますと、けが人はいないということです。

 24日午後1時40分ごろ、所沢市松が丘の歩道で男性から「道路が冠水している」と119番通報がありました。

 消防が駆けつけると歩道から大量の水が噴き出ていて、一時は、高さ10メートルまで達し、車道も含めて冠水したということです。

 消防などによりますと水道管内の水圧を徐々に弱めた結果、噴き出ていた水はおよそ2時間後に止まりました。

 市によりますと、歩道の下に埋められた直径30センチの上水道管が老朽化により破損したのが原因で、現在、破損箇所の水の流れを止めるために、「仕切り弁」を閉めて修繕作業をしています。

 この影響で、周辺の20世帯が断水していて、市は、断水が発生している地区で、給水車による給水作業をしています。

 修繕作業は、25日朝には完了する見通しということです。

 市によりますとこの上水道管は完成から40年以上が経っていて来年度、補修工事の予定があったということです。

所沢市でイベント ウクライナ侵攻から3年

 ロシアのウクライナ侵攻から24日で3年です。

 ウクライナから日本に避難した人を支援しようと、所沢市でチャリティーイベントが開れました。

 所沢駅西口前で行われたチャリティーイベント。

 企画したのは、およそ20年前に来日し、現在は市内で夫と娘の3人で暮らすウクライナ出身のクリスティーナさんです。

 会場には、避難者のウクライナの人たちが制作したビーズのお守りやネックレス、動物の刺しゅうが入ったバッグなど、祖国の雑貨が販売されました。

 クリスティーナさんは、去年の夏に家族や友人らに会うため、ウクライナに帰国しました。その際に感じたのが現地の環境がさらに悪化していることです。

 出入国在留管理庁によりますと、ことし1月末時点の速報値で、県内に避難しているウクライナ人は74人です。

 イベントの売上金は、避難者の生活資金などに充てられるということです。

1月の景気動向 2か月ぶりに悪化

 1月の県内の景気動向指数は前の月を1.6ポイント下回り2か月ぶりに悪化したことが、帝国データバンク大宮支店の調査で分かりました。

 調査は、1月20日から31日にかけて県内企業1003社を対象にインターネットで行われ、回答率は、42.4パーセントでした。

 1月の県内の景気動向指数は、42.5で、前の月を1.6ポイント下回り2か月ぶりに悪化しました。

 規模別では、「大企業」が0.4ポイント増の47.2で2か月連続の改善に対し、「中小企業」は1.8ポイント減の41.9、「小規模企業」は1.5ポイント減の41.5といずれも悪化しています。

 先行きの見通しについては、3か月後が44.6、6か月後が45.5それに1年後が47.5と先に行くほど上昇しています。

 帝国データバンク大宮支店は、「企業からの声で目立ったのは『買い控え』。物価高が続く中、消費者の生活防衛意識が強まっている」と指摘します。

 その上で「アメリカの情勢不安や金利の先高観などもあり、法人でも萎縮気味となっている。力強さを感じたのは、インバウンドくらい」としています。

狭山茶レシピコンテスト 入賞作品 期間限定販売

 県が主催した狭山茶の「和紅茶」を使ったレシピのコンテストで、一般の部で入賞した作品が24日から県内の飲食店で期間限定で販売されています。

 このうち所沢市観光情報・物産館「YOTーTOKO」のカフェコーナーでは、「狭山和紅茶アソート」が販売されています。

 「滑らか和紅茶プリン」、「アップルティーフレンチトースト」、「いちご和紅茶のマフィン」の3作品をワンプレートで楽しめる商品です。

 「滑らか和紅茶プリン」は、一般の部で最優秀賞に輝いた作品で、和紅茶のコクと甘み、クリーミーな食感が特徴で、狭山茶の新たな魅力を引き出します。

 「狭山和紅茶アソート」は、3月2日まで販売される予定です。

鴻巣びっくりひな祭り

 3月3日の「桃の節句」を前に、人形づくりが盛んな鴻巣市で、毎年恒例の「鴻巣びっくりひな祭り」が開かれています。

 JR鴻巣駅前にある商業施設「elumiこうのす」では、高さおよそ7メートル、31段のピラミッド型のひな壇に1605体のひな人形が飾られています。

 鴻巣市はおよそ400年の人形製作の歴史を誇ります。

 この催しはひな人形のふるさと「鴻巣」を多くの人に知ってもらおうと企画されことしで21回目です。

 ひな人形は、全国各地の232組から贈られ、地元の中学生や人形を提供した人などボランティアを中心としたおよそ60人が、10時間かけて飾りつけました。

 会場には、人形を眺めたり写真を撮ったりして楽しむ人のほか、提供したひな人形が飾られている様子を見に来た人もいました。

 「鴻巣びっくりひな祭り」は「elumiこうのす」のほか、市内5か所のサテライト会場などで3月8日まで開かれています。

狭山市 テンジクネズミのひな壇

 狭山市の智光山公園こども動物園では、テンジクネズミがひな壇に並び、来園者を楽しませています。

 テンジクネズミは高低差のある場所での移動を好まず、仲間同士で寄り添う習性があります。

 狭山市の智光山公園こども動物園では、この習性を利用してテンジクネズミをひな人形に見立てて展示するイベントを毎年、3月3日の桃の節句に合わせて企画しています。

 「ひな人形」は古くは厄除けで人の身代わりとして使われていました。

 一方、テンジクネズミも新しい薬の開発などで研究用として人に貢献することも多く、テンジクネズミへの感謝の気持ちを持ってほしいという飼育スタッフの願いも込められているということです。

 テンジクネズミは内裏びなや三人官女、五人囃子に見立てて、展示されています。

 訪れた人たちはひな人形に扮したテンジクネズミの愛らしい姿を、写真に収めるなどして楽しんでいました。

 テンジクネズミのひな壇は智光山公園こども動物園のふれあい広場で1日2回、3月2日まで行われています。