NHK連続テレビ小説「おむすび」の第109回が6日、放送され、この日、劇中から“退場”した高橋要蔵(内場勝則)と仲間たちのやりとりに多くの視聴者が爆笑。吉本新喜劇で長く座長を務めた内場らしいボケ&ズッコケ展開で、朝からSNSが大盛り上がりになった。
平成元年生まれのヒロイン米田結(橋本環奈)が栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー「おむすび」。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。
ドラマは現在、第22週「理想と現実って何なん?」(第106~110回)が放送されており、この日、神戸・さくら通り商店街で長くテーラーを営んできた要蔵が、たまり場となっている結の実家「ヘアサロンヨネダ」を訪問。妻の介護のため神戸から離れた老人ホームに引っ越すことにしたと明かし、集まっていた仲間たちに別れのあいさつをした。要蔵は、これまでの温かい近所づきあいについて、結の両親や、パン屋の佐久間美佐江(キムラ緑子)らに感謝。ほっこりした空気のなか、整体院の院長、福田康彦(岡嶋秀昭)にも声をかけるや「あんた、特にないわ」とボケをかまし、居合わせた全員がズッコケた。すぐさま「うそ、うそ! さくら通りのお笑いトリオ、楽しかった」とフォローしつつ、結たちには「これからは、キミたちの時代や。あと頼んだで」とエール。最後に結の夫、翔也(佐野勇斗)に「あんたにはずっと言わなあかんと思てたんや」と真剣な面持ちで語り始めると「いつまで、栃木弁使とんねん」とまさかのツッコミを繰り出し、再び全員が盛大にズッコケた。しかし、故郷を忘れないことは大事だとその姿勢をほめ、明るく「バイバイ!」と手を振って去っていった。
冴えわたるボケと、商店街メンバーが見せた渾身のズッコケに視聴者は爆笑。SNSが朝から「新喜劇ばりのズッコケ芸」「『コケ方』がめっちゃ関西」「オチまでついとるw」「要蔵さんの『バイバーイ』は、美佐江さんの反応を見るかぎりアドリブっぽいな。さすが新喜劇元座長」「内場さんの真骨頂やった」「いいはなむけ」「声出して笑ったわw」などと盛り上がった。