女優の橋本環奈が主人公の米田結役を演じるNHK連続テレビ小説「おむすび」(総合など)第22週「理想と現実って何なん?」(第106~110回)の第110回が7日、放送される。上司からまたもダメ出しを食らった佐久間菜摘(田畑志真)が、幼なじみの結から教わった「フレイル」という言葉を使って説明を始め…。
平成元年生まれのヒロインが栄養士として人の心と未来を結んでいく青春グラフィティー。どんなときも自分らしさを大切にする「ギャル魂」を抱き、激動の平成と令和をパワフルに突き進む姿を描く。主題歌「イルミネーション」をB’z、語りをリリー・フランキーが担当する。
「おむすび」第22週「理想と現実って何なん?」振り返り(ネタバレ)
令和元(2019)年10月、結は病院で管理栄養士として栄養指導する仕事柄、患者から「怖い」「厳しい」などと言われたり、退院した患者が再び入院してくることがたびたびあり、理想と現実の差に悩んでいた。そんななか、コンビニチェーン「フォーチュンストア」で働く菜摘が高齢者向けの弁当を企画。意見を求められた結は、健康な高齢者向けなら、カロリーは控え目にしないほうがいいとアドバイスした。加齢によって心身が衰えた「フレイル」の状態が進むと要介護状態になることがあり、低栄養がその原因の一つになっていると教えた。
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連続テレビ小説第111作。福岡・神戸・大阪を舞台に、「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」平成ギャル、米田結(よねだ・ゆい)が栄養士となり、現代人が抱える問題を「食の知識とコミュ力」で解決しながら、縁・人・時代をむすんでいく青春物語。
- 【放送】総合:月~金曜(土曜は総集編)午前8時~8時15分(再放送)午後0時45分~1時、BS/BSプレミアム4K:月~金曜午前7時30分~7時45分(再放送)BS:土曜午前8時15分~9時30分/BSプレミアム4K:午前10時15分~11時30分
- 【作(脚本)】根本ノンジ
- 【音楽】堤博明
- 【主題歌】B'z「イルミネーション」
- 【語り】リリー・フランキー
- 【土曜版ナレーション】高瀬耕造アナウンサー
結の意見を取り入れた菜摘の企画が認められ、菜摘の上司である豊岡修治(隈本晃俊)から依頼を受け、結は菜摘と高齢者向け弁当を共同開発することになった。結と菜摘は協力して栄養、味、見た目で合格点の試作品を作り上げるが、手間がかかりすぎると指摘され、開発は中止となった。
一方、家庭では、娘の花(宮崎莉里沙)が女子サッカーで10歳以下の大阪代表に選ばれ、五輪代表になると大張り切り。夫の翔也(佐野勇斗)が熱心に日々の練習に付き添った。そんな花がある日、意気消沈しているところを目撃する結。花は、練習試合でシュートミスして負けたことが悔しいと述べた。結はそれなら次に頑張ればいいと慰めたが、花は翔也に喜んでもらいたいのだと反発。その晩、帰宅した翔也は厳しくやりすぎたと反省し、結と子育ての難しさを痛感した。
結の姉、歩(仲里依紗)はギャル仲間らと新ブランド「KING OF GAL」の準備を進め、近々催される「西日本ファッションコレクション」に出品して認知度アップを図ろうとしたが、イベントに出るのにはブランドのネームバリューが足りなかった。そこで歩は、自身が立ち上げたギャルサークル「博多ギャル連合」(ハギャレン)のOGで、ギャル雑誌の編集をしている柚木理沙(田村芽実)を大阪へ呼び、自社の商品を雑誌に掲載してもらいたいと頭を下げた。理沙に続き、真島瑠梨(みりちゃむ)らほかのハギャレンOGも来阪。結を囲んで久しぶりに近況報告し合った。子育てでも仕事でも理想と現実のギャップに悩んでいた結だったが、仲間の言葉に励まされ、前を向くことができた。
ある日、神戸・さくら通り商店街で長くテーラーを営んできた高橋要蔵(内場勝則)が、たまり場となっている結の実家「ヘアサロンヨネダ」へやって来た。要蔵は、妻の介護のため神戸から離れた老人ホームに引っ越すことにしたという。勧めたのは菜摘の母、美佐江(キムラ緑子)。要蔵は集まっていた仲間たちにあいさつし、介護以上に食事に苦労していることを打ち明けた。自分がつくっても妻は食べてくれず、コンビニやスーパーの弁当では年寄りの口に合わないという。要蔵は、ここにいたころを懐かしみ、聖人と愛子に感謝。阪神大震災のころを振り返り、美佐江らにも頭を下げた。翔也には、いつまで栃木弁なのだとツッコみつつ、故郷を忘れないことは大事だとし、明るく「バイバイ!」と手を振って去っていった。
その話から高齢者の食事に配慮が必要だと感じた結は、高齢者向けの弁当開発にもう一度挑戦するべきだと思い直し、菜摘も再びやる気に。通常業務の合間をぬって試作を続けた。菜摘も高齢者を対象に市場調査。企画書を作り直した。また病院で試食会も行い、上司や同僚たちの意見も取り入れて改良を重ねた。
歩は新作展示会の準備中。雑誌掲載の確約はまだとれていないが、とにかく今はできることをしようと仲間に言い聞かせた。