2022年度に東大阪市内の小学校に通う当時6年生の児童がいじめを受けて不登校になった問題で、児童側が5日、当時の校長ら教員計3人の処分を求める嘆願書を市に提出した。古川聖登教育長は「しっかりと読んで、今後の対応を検討します」と述べた。
被害児童は、加害した子たちや関わった先生は普通に生活しているのに、自分には普通の生活が戻ってくることはないと思うとし、責任を取ってほしいなどとする心情をつづった。中学校には前向きに登校しているが、支援学級で過ごしており、からかわれた不安感から、気持ちを許した以外の人には声が出ない状態が続いているという。
保護者は報道陣に対し「いじめは終わっておらず、まだまだ続いている状態。市として起きた問題に向き合ってほしい」と話した。
被害児童は滑舌を他の児童にからかわれるなどで不登校になった。市の第三者委員会は今年1月、いじめ4件を認定する調査報告書を市に提出した。【新宮達】
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