米国の支援停止「状況は深刻」 ポーランド首相、ウクライナ隣接

 【ベルリン共同】ウクライナに隣接するポーランドのトゥスク首相は4日、ウクライナに送る軍需物資が集まるポーランドの拠点や国境からの報告が「軍事支援を停止したという米国の発表を裏付けている」とし、「状況は深刻だ」と述べた。地元メディアが報じた。

 ウクライナ国境に近い南東部ジェシュフの空港が北大西洋条約機構(NATO)の武器や資材の輸送拠点となっている。米国や欧州が送る武器のほとんどがこの空港を経由する。

 トゥスク氏は、報告の詳細は明らかにしなかった。ポーランド外務省は、米国の支援停止の決定はNATO同盟国に「何の通知も協議もなく行われた」としている。

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