静岡市立清水病院 所得税過少納付で追徴
静岡市立清水病院は、去年までの5年間にわたって職員の所得税を本来よりも少なく納付していたなどと税務署に指摘され、あわせて2400万円余りを追加で納付すると発表しました。
源泉徴収についての担当職員の理解不足などが原因だとしています。
これは静岡市立清水病院が、去年7月、2019年10月からの過去5年分について静岡税務署の税務調査を受けて明らかになりました。
病院によりますと、転職などしてきた職員が前の職場の源泉徴収票を提出していないと年末調整できないにも関わらず提出しないまま行うなど、のべ91人の職員について所得税の過少納付などを指摘されたということです。
延滞税などを含め、追加の納付額は、2436万円余りで、このうち本来、支払うべきだった2176万円余りについては対象の職員から今後、徴収するということです。
病院では、源泉徴収についての担当職員の理解不足や事務処理体制が不十分だったことが原因だとしていて、今後、税務調査で指摘された内容をマニュアルに記載するなどして再発防止を図るとしています。