「前残業」も 看護師ら78人の残業代未払いで奈良の病院に是正勧告

有料記事

阪田隼人 仙道洸
[PR]

 看護師らに時間外勤務手当(残業代)を適正に支給していなかったとして、奈良県南部の中核病院である南奈良総合医療センター(奈良県大淀町)が大淀労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが、朝日新聞の取材で分かった。半年間で未払いは78人分、総額468万円。一部の職場で、始業時間前に出勤する「前残業」があったという。

 病院によると、労基署から立ち入り調査や是正勧告を受けたのは昨年7月末。職員のタイムカードの打刻時間と残業申請・命令にズレがあるとして、正確な残業時間を半年間(昨年1~6月)さかのぼって調査するよう求められたという。

 調査の結果、78人分の残業代未払いが判明。昨年10月下旬までに不足分を支給し、今年1月までの間、労基署に改善策や経過の報告をしてきた。

 未払いが生じた理由について…

この記事は有料記事です。残り606文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません