ノーベル平和賞受賞 日本被団協・田中さん講演

 ノーベル平和賞を受賞した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員で、新座市在住の田中煕巳さんが23日、鶴ヶ島市内で講演し、核廃絶への思いを訴えました。

 講演会には、市民などおよそ240人が参加。

 講師を務めた田中さんは、70年近くにわたって核兵器の廃絶を訴え続けている日本被団協のこれまでの活動について語りました。

 ノーベル賞の受賞について、田中さんは全く心の準備ができていなかったと話したうえで、日本被団協の受賞は、「各県の被爆者の団体に与えられたもの」と述べました。

 また、今後は核兵器の廃絶に向けて、若い世代に引き継いでいくことが大事だと訴えました。

県スポーツ協会創立100周年記念式典

 埼玉県スポーツ協会の創立100周年を祝う記念式典が23日、埼玉会館で開かれました。

 式典では、はじめに会長の大野知事が、「人口減少、超高齢社会の到来など変化が激しい時代の中で、スポーツが様々な社会的な課題を解決し多くの人たちの人生を一層豊かにする大きな役割を担えるよう引き続き尽力していく」とあいさつしました。

 続いて協会の振興事業や、県スポーツ界に顕著な功労があった個人と企業・団体、合わせて2417人が表彰されました。

 最後に受章者を代表して東京オリンピック柔道女子で金メダルを獲得した新井千鶴さんが、「これまでの100年を引き継ぎ、これからの100年に向けた一歩を歩み出すことを誓います」とお礼の言葉を述べました。

川口市立グリーンセンター ボタニカルマルシェ

 食べたり遊んだりしながら植物の魅力に触れる川口市のイベント、「グリーンセンターボタニカルマルシェ」が開かれ、多くの親子連れなどでにぎわいました。

 このイベントは、川口市が今回初めて開催し、植物について、「まなぶ・あそぶ・ふれる・つくる・たべる」をテーマにさまざまな催しが企画されました。

 このうち、フードエリアでは、千葉県佐倉市の農園で無農薬で化学肥料を使わずに生産されたサツマイモ、「紅はるか」を使ったスイーツなどが販売されました。

 また、ゲームエリアでは、クレーンを使ってにんじんやタマネギなどのつかみ取りを行うブースも設けられ、子どもたちが楽しそうに挑戦していました。

 訪れた親子連れなどは、食べたり遊んだりしながら、植物の魅力に触れていました。

 「グリーンセンターボタニカルマルシェ」は、24日も開催されています。