成功者の誰もが使う"魔法"の法則!? |"Fake it till you make it"はなぜあなたを成功に導くのか?
「周りには実力ある人ばかり。私なんてまだまだ…」
そんなふうに感じて、つい物怖じしてしまう。ネットを眺めていると、自分よりも遥かに能力の高い人が大勢いることにため息が出る。
「勉強すればするほど、勉強が足りないと感じる。」
「叩かれるのが怖いから、謙虚でいよう。」
そのように考えている人はとても多いと思う。
しかし、誰もが認める成功者ですら、最初は同じ悩みを抱えていたと言われている。
では何が成功者とその他大勢を分けるのか。その秘密が「Fake it till you make it」という言葉に凝縮されている。
一歩先を行く自分をイメージし、まるで既にそれを手にしているかのように振る舞うことで、本当にその姿に近づいていく
――まさに“魔法”のような法則だ。
多少の背伸びが大きなチャンスと実力を生み出す理由はいったい何なのか?
今回は、この“Fake it till you make it”がどうやってあなたを成功へ導くのか、その仕組みと実践法をひも解いていく。
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1. Fake it till you make itとは何か?
「Fake it till you make it」を直訳すると「できるようになるまで、できるフリをする」。
見すると“ハッタリをかます”ようにも聞こえるけれど、その本質は「行動を変え、意識を高めることで、理想に近づいていく」ことにある。
たとえば、まだ荷が重い難しい仕事でも、「私ならきっとできる」と少し強気に受け止めると、不思議と必要な準備や勉強を自発的に進めるようになる。
実際、人は“先に行動を起こす”ことで、徐々にその状況に馴染んでいく。
心理学では、行動が感情や思考を後追いで変えることを“認知的一貫性”や“認知的不協和”と関連づけて説明することがある。自己啓発本では「コンフォートゾーンから出る」と表現することが多いだろう。
演技でもいいから「できる自分」を先に体現してしまう。するとその演技を成立させるために自然と努力が生まれ、それに合わせて人間関係が構築される。やがて「できる自分」が当たり前となり、本当の実力へと繋がっていく、というわけだ。
2. 挑戦の機会を得るために
「誰でもできること」だけをこなしていても、どうしても大勢の中に埋もれてしまいがちだ。
実際それは当たり前だ。世の中の人はあなたのことを考えて機会をくれるわけではない。自分から求めないと、何も起こらない。
あえて背伸びをして「これ、やらせてください!」と強気に主張してこそ、周りは「じゃあやってみる?」と新しいチャンスを与えてくれる。
これは起業家の世界でよく言われることかもしれないけれど、会社員のキャリアでも同じことが言える。実際、謙虚な人よりも“やや自信過剰”な人が昇進しやすい、という研究データもあるほどだ。「悪いヤツほど出世する」という有名な本があるので、気になった方は読んでみると面白いと思う。
ただし「Fake it till you make it」は、“これをやれば絶対成功する”という魔法ではない。
むしろ、「これをしないとスタートラインにさえ立てない」という捉え方のほうが正しいかもしれない。
せっかく自分が挑戦できる場があっても、最初の一言や自信のある態度がなければ、誰もチャンスをくれないのだ。
3. 広告宣伝の手法としては当たり前
やっぱり成功者だけしかやらないのか?と思うかもしれないけれど、これは業界によっては、当たり前に使われている。
例えば、マーケティングや広告宣伝の世界では、「Fake it till you make it」に通じる考え方がごく普通に行われている。
まだ製品が未完成でも、理想のイメージを先に打ち出すことで、顧客の興味や期待を引きつける。
たとえば、起業家が「このサービスで世界が変わる」と情熱的に語るのも、“すでにその未来を手にしている自分”を演じているからこそだ。
最初は資金も足りず、実績もゼロだったとしても、「絶対に実現する」と力強く言い切ることで、投資家やユーザーを巻き込みながら本当に形にしていく。
実際には小さな機会を掴んで少しずつ実績を得ながら大きな機会を得るなど、一発でできるほど甘い世界ではない。
しかし、績がなくても臆せずアピールすることで、逆に実績を生むきっかけをつかむことができるようになる。
実際に私もこれは経験がある。詳しくは拙書にて詳細に書いた。
4. 求められる姿を演じる
多くの場面で、人は“その場に求められる姿”でいることを期待される。
たとえばプレゼン。学部生だから、新入社員だから、初めてだから、といって遠慮がちに話すより、自信を持って堂々と発表する方が、聞き手に安心感を与えられる。
もちろん、最初は「こんな大勢の前で堂々となんて無理」と思うかもしれない。ただ、やってみると意外と慣れるものだ。
私自身、30代〜50代の方が中心の講演会で登壇する機会がある。もう10回以上やっているので臆することなく堂々とやっているけれど、はじめは不安で仕方なかった。
けれど、3回もやれば慣れてくるし、続けるほどに「どう伝えれば興味を持ってもらえるか」が分かってくる。
堂々とした態度や自信がある話し方は、自然と話の内容にも説得力を与える。
話し方一つ変えるだけで、新しい講演依頼や、さらなる挑戦へとつながっていくと考えると、やる価値はあるのではないか?
5. それでも不安が残るあなたへ
「強気な発言をするのはいいけれど、本当にできるのか不安…」
こういう心配をする人は多いと思う。
ただ、こればっかりは、「言うからには、やるしかない」という気持ちで臨むしかない。
ここまで"Fake it till you make it" が大切だと言いながら、何か特別な方法はないのかと思うかもしれないけれど、本当にこれについてだけは頑張るしかない。強いて言うのであれば、事前にできる可能性を十分に検証したり、最低限の準備をしておくことだ。
実際に私は、これをする前は、困りそうな部分についてはあらかじめリストアップして対策を考えておく。これはこれで結構大変だけど、それをする価値はあるし、このやり方は人を心を惹きつける、夢のある方法だ。
"Fake it till you make it"は“根拠のない嘘”をつくことではない。あくまで“少し先の理想の自分”を演じ、その理想を追いかけながら実力を磨いていくプロセスだ。
努力をせずに上手くいく方法ではなく、努力の方向が正しいかどうかを検証するプロセスである。その努力を怠ると、魔法が解けてしまい、信頼も失ってしまう。
それでも、その過程で本当に目標を達成できれば、“演技”はいつしか現実の姿に近づいているはずだ。
おわりに
"Fake it till you make it"は、背伸びをして挑戦することで得られる実践的なノウハウやチャンスが多いところに大きな価値がある。
自分を実際よりも少し大きく見せることで、周囲から「おもしろそうだ」と興味を持ってもらい、さらにその期待に応えようとする行動が伴えば、結果的に本物の力が身につく。
何も言わずにチャンスを待つだけでは、いつまでも自分の可能性を試せない。最初は不安でも、あえて強気に「できる!」と宣言してみる。その宣言を実現するために必死で努力する。そうして得られた経験やスキルこそが、あなたを次のステージへ押し上げる原動力になるだろう。
もしあなたも「やってみたいけど自信がない……」と足踏みしているなら、ぜひ一度「Fake it till you make it」の考え方を試してみて欲しい。
最初はぎこちないかもしれませんが、やがてその背伸びした自分が“本当の姿”に変わっていくかもしれない。
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