【10時間×100日は無理?】”長時間労働”よりも大切な、目標を叶えるための考え方
「毎日10時間の作業を100日間続ければ、それは成果が出て当然だ!」
「そもそもそんな長時間の"努力"ができないから困っているんだ!」
私の著書、「#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった」を読んだ方からは、こういった声がよく聞こえてきました。
確かにその通りです。1日9〜10時間を連続で確保するのは容易ではありません。何か他のことを優先しなければならない場合もあるでしょうし、そもそも長時間の作業に耐えられない人もいるでしょう。私も長時間の試験勉強はできないので、大学では何回も単位を落としました。
「#100日チャレンジ」で本を出すような人がそんなことがあるはずがない、と思うかもしれませんが、本当です。この100日チャレンジで上手くいかなければおそらくニートになっていたでしょう。なにせ、4年生の12月にすら就職活動をしていなかったのだから。
そんな私が、なぜ100日チャレンジを行い、それが上手く行ったのか。今日は、100日チャレンジに踏み切った背景や、実際のルーティーンなどを通して得た、"目標を叶えるために最も重要なこと"についてお伝えしたいと思います。
1. 「100日チャレンジ」の概要と背景
私が「100日チャレンジ」を決意した大きな理由は、1月に控えていた学会でプログラミングの成果を発表する機会が突然舞い込んだからです。もともとは授業中にこっそりとChatGPTを使ってオセロゲームを作ったことがきっかけで、思いもよらず学会発表へと話が進みました。
しかし、学会で発表するのであれば、ある程度の完成度と技術を身につけなければなりません。ちょっとしたコードの断片で「こんなふうに動きました〜」では説得力に欠けるし、自分自身も恥をかくことになる。
さらに私は「飽きっぽい」という自覚がありました。好奇心が強い分、興味を持った最初のうちは一気に手を動かすのですが、すぐに飽きてしまう。これまで何度も途中で投げ出しては、自分を責める経験をしてきたのです。
そこで「絶対に飽きてもやりきる仕組み」を作るために選んだのが、「毎日アプリを1つ作る。それを100日続ける」というチャレンジでした。1日あたり9〜10時間ほど作業し、必ずSNSに投稿するというルールを課す。
こうすることで、公言してしまった手前、そう簡単には逃げ出せません。いわば「宣言」という名の“自分への縛り”と「毎日投稿」という“外部からの視線”によって、自分に強制力を働かせようと考えたわけです。
具体的なルール
毎日コーディングする習慣を作る
→ とにかく毎日プログラミングに触れることで、プログラミングが“当たり前の日常”になるように。何があっても100日間はやり抜く
→ 100日くらいでいいんじゃない?って適当に決めたところ、辞められなくなった。投稿の場を設けて自分を追い込む
→ 毎日夜6時までにその日の成果を動画でSNSにアップする。フォロワーの反応も楽しみつつ、やめにくい状況を作る。
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2. 毎日のルーティーン
チャレンジ中の1日は、朝9時に起きることからスタートします。最初にやるのは「今日作るもののアイデア出しと設計」。といっても、難しい設計書をしっかり書くわけではなく、たとえば「今日はミニゲームを作るなら、どんな操作性にしよう?」「GUIを付けるなら、どんなライブラリを使おう?」といったレベルのざっくりしたプランニングです。
ここをしっかり考えておかないと、途中で壁にぶつかったときに設計を大幅にやり直すハメになり、投稿時間がずれ込んでしまいます。
お昼を食べたら一気にプログラミングに集中します。エディタを開き、ひたすらコードを書いて動作確認。バグが出れば修正し、デバッグに時間を取られることもしばしば。夜6時の投稿時間が迫ってくると焦りが最高潮に達し、ギリギリまで粘ることも多々ありました。酷いと10時近くなっていたりします。
夜6時にSNSへ成果物の動画を投稿したら、とりあえずその日は一段落。ただ、それですぐ自由になるわけでもなく、投稿後は「その日の振り返り」や「翌日のアイデア出し」、「ソフトウェア工学の勉強」など、次に向けた仕込みをしていました。
11時くらいまでやったら、後はお酒を飲みながらオンラインゲームやったりして2時くらいまで遊んでいました。
3. 時間よりも大切なもの
「時間」は些細な問題に過ぎない
「1日10時間も作業していたら、そりゃあ100日後には上達するでしょ!」「時間を取れない人にとっては再現性がない」という声を受けて、私が感じたのは「時間よりも大切な要素を見落としていないだろうか?」ということです。
もちろん、毎日9〜10時間を作業に注ぎ込めることは大学生にしかできない大きな強みです。毎日膨大な自由時間を自分のために使えるこの期間は、有用に使えば膨大な成果を生み出したり、自分の才能を見つけたりすることができます。人生で最も有意義な時間と言ってもいいでしょう。
しかし、それだけでは目標を達成できない人もたくさんいます。なぜなら、いくら時間をかけても、その間ずっと“ただ手を動かしているだけ”になってしまえば効果は薄いからです。
「考える価値」に気づいていない人が多い
何より重要なのは「頭を使い続けること」。日常のあらゆる場面で「これを作るにはどういう仕組みが必要だろう?」「こういうエラーが出たとき、何が原因なんだろう?」と考える時間を積み重ねる。
今日は何を作ろうか、どんな技術を試してみようか。さっきのプログラムはどうして動かなかったのか。あの設計は昨日と比べてどう駄目なんだろう?
多くの人は、まとまった“作業時間”こそ価値があるものだと捉えがちです。
しかし、実は「頭の中で考えを巡らせる時間」にこそ価値がある。
何気ない会話やスマホをいじっている時間、移動時間などを「考える時間」に変えられると、大げさでなく人生が変わると思っています。
なぜなら、いつでもどこでも思いついたアイデアや疑問点をメモしておけば、それを用いて新しい発想や解決策につながるからです。
4. 流れ星に願いを3回唱えると叶う
「流れ星が流れるあいだに3回願い事を言えたら叶う」という言い伝えがありますよね。もちろん、実際にそんな超スピードで願い事を3回言い切るのは難しいものです。私は、この言い伝えを「本当にそれを望んでいれば、短時間でもちゃんと意識できる」という象徴的な話だと捉えています。
私が「100日チャレンジ」を成功させられたのは突き詰めれば「それだけ強く願っていたから」なのだと思います。
学会で発表し、成果を残したい。そのためにはプログラミングを上達させたい。でも飽き性の私は、一度飽きたら絶対に続かない……。こうした焦りや不安、そしてモチベーションが混ざり合って、毎日9〜10時間という極端な方法でも「やろう」と思えたのでしょう。
この本を出版にたどり着かせた理由も同じだと思っています。私は8ヶ月間、朝から晩まで悩み続けました。本を面白くてためになる、私と同じ体験を読者が疑似体験できるようにするためにはどうしたらいいか、と。
詳しくはこちら↓
朝から晩まで、思いついたことをメモに綴り、気になったことはネットや本を調べる。設計技術も、ストーリーのプロットも、トライ・アンド・エラーを繰り返す、同じ方法で身につけました。
願い事を何度も何度も頭の中で繰り返すうちに、人は自然と行動を起こすようになります。それが1日10時間の作業に向かうにせよ、わずかなスキマ時間を活用するにせよ、本質的には「強く思い続ける」ことに結果が左右されるのではないでしょうか。
おわりに
「100日チャレンジ」を終えた私が得た最大の学びは、「目標を常に考え、思い続けることの大切さ」です。
長い時間をかけられる人も、少しのスキマ時間しか作れない人も、本質的には同じ土俵で“考える力”を磨ける。それが非常に面白いところだと思います。実際に、私は学会での発表を成功させ、賞をいただくことができましたし、SNSを通じて多くの人から応援やアイデアをいただきました。メディアに取材していただく機会まで転がり込んだのは、間違いなく「やり続ける姿勢」が周囲を巻き込み、評価に繋がった結果です。
もしあなたが「飽き性だから続かない」とか「毎日多くの時間を割けないから無理だ」と思っているのだとしたら、ぜひ「考え続ける」という視点を取り入れてみてください。流れ星に願いを3回唱えられるくらい強く望んでいれば、行動はきっと変わってくるはずです。
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